三床山 〜雨ハイキングにピッタリ〜 [福井県 鯖江市]


- GPS
- 02:56
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 501m
- 下り
- 510m
コースタイム
天候 | 雨のち曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特にないが、牧山への登りでオオスズメバチ女王に行く手を阻まれた。 あまり歩かれない牧山の登山道は秋口とかは要注意だ。 |
写真
感想
そろそろ富山の山にも登りたいと思い、宇奈月で前泊して朝を迎えると本降りの雨だ。
雨雲レーダーを見る限り、能登半島から放たれた矢が富山湾を越えてこの地に刺さってる感じなので登山を諦めてトンボ帰りになる。
一体何しに黒部まで行ったんだという気持ちで戻っているときに『そうだ、帰りしなに里山でも良いから登れば良い』と閃いたのだ。
幸いにも石川県、福井県とも未踏の里山は幾らでもあるので選びたい放題。
初めは吉野ヶ岳をチョイスしたが、そこでも雨脚が強まったので三床山に決定した。
鯖江市街地から県道104号線を走らすと左手に駐車スペースがあり、三床山登山者用との事で嬉しい限りのおもてなしだ。
ここなら周遊が出来ると思い辺りを見渡すと、左手に階段があり、小さい看板に『牧山』と書いてあったので迷わず取り付いた。
害獣柵を通り抜け、少し歩くとオオスズメバチの女王がたむろしており行く手を阻まれた。
大丈夫なのは分かっているのだが、その大きい図体は本能的に近づく事を躊躇わせる。
網と虫かごがあれば捕まえて食べたいところだが、そんな装備がない状態では危険でしかないのでスキをついてやり過ごして登りに入る。
少し登ったら傾斜は落ち着き平坦路を少し歩いたら、竹林に入り牧山の直下の急坂だ。
滑りやすく登りにくいが尾根に登りきって直ぐに牧山山頂となるが、あまりにも地味だ。
鬱蒼とした植林に囲まれた山頂は落ち着くはずが無いので直ぐに三床山への縦走路に行く。
縦走路に勾配と言うものは無く、気持ち良過ぎる一直線だが最後の方はもう少しで藪漕ぎする勢いで両側に草が生い茂って石生谷峠に下り立つ。
この峠は明らかに古道だと言うことが分かる。
その石生谷峠から三床山の登山道に入ると、なんと素晴らしく整備された広いストレート路。
そして勾配も無いのでどんな人でも歩けるし、いつの間にか止んでしまったが、雨降りでも普通に歩ける登山道だ。
堀切、千畳敷と越えたあたりでようやく勾配が付くようになり、久々の登りだ。
大した登りではなく呆気なく山頂に着いた。
あまり期待していなかった展望だが、雨上がりで両白山地こそ見えないが、越前平野とその周辺の山々を広々と見渡すことの出来る素晴らしい空間だ。
晴れていれば間違いなく白山も見えるだろう。
形はどうあれ山に登って景色を見れただけでも今日の条件としては良かったと言えよう。
大休止を終えて反対の和田方面に下るものだが、これもまた歩きやすい道で急坂もなく緩やかに下りきって民家の裏に出て、後は和田の集落を散歩しながら車に戻った。
もう黒部に行った事はすっかり忘れていたくらい満足したこのハイキング。
ヤマレコでの投稿も参考になるものは少なかったから牧山をどう登るか考えていたけど、上手いこと周遊出来て良かった。
地元の人が多く登るだろうし、丹生山地は高い山こそ無いけど気軽に登れる山が多くて羨ましく感じるものだ。
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