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Yamareco

記録ID: 32783
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無雪期ピークハント/縦走
丹沢

丹沢大山-大山三峰

2008年12月28日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
15.4km
登り
1,138m
下り
1,325m

コースタイム

蓑毛8:10→ヤビツ峠9:05→10:00大山10:15→唐沢峠分岐11:05→11:55三峰山12:45→14:40煤ヶ谷〜15:10別所の湯
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2008年12月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
ヤビツ峠への道は思ったより傾斜が緩い。大山から唐沢峠へは初め階段の連続。分岐後はテープと方位磁石を頼りに三峰山へかすかな踏み跡をたどる。三峰山名物の鎖と梯子は、下り基調なので逆コースより少々用心が必要。煤ヶ谷のバスは毎時1本なので、時間を見て別所温泉に寄るのも一興。
表参道合流点手前から富士と表尾根
表参道合流点手前から富士と表尾根
残雪少々の大山山頂。建物はトイレ
残雪少々の大山山頂。建物はトイレ
唐沢峠。この指導標の後ろへ向かう
唐沢峠。この指導標の後ろへ向かう
物見峠へと下山路の分岐点で振り返る。「経験者向き」とやや大げさに警告する看板(右)
物見峠へと下山路の分岐点で振り返る。「経験者向き」とやや大げさに警告する看板(右)

感想

 秦野駅前7時50分の蓑毛行きバスに乗ったが、8時18分のヤビツ峠行きに乗ると同じころヤビツ峠に着けるようだ。快晴の冬は富士が良く見える。三峰山一帯はあまり展望は効かず、唯一かなり煤ヶ谷寄りまで歩いた「崩落危険」の看板がある尾根で、西側に丹沢三峰などが望める程度。
 ちょうど1か月前に逆コースも歩いたが(煤ヶ谷8:20→10:35三峰山10:45→12:45大山13:20→(表参道経由)14:15浅間山分岐→14:50蓑毛)、そちらは唐沢峠から大山山頂に至る途中の階段がきつかった。大山からの展望も午後になると視程が落ちるデメリットがある。

【独り言】
 秦野のバス停にはハイカーが数人いたが、蓑毛行きに乗ったのは私を含め2人だけで、他は一般客数人。みな8:18のヤビツ峠行きを待つのだろう。バスの中で身支度し、降りたらすぐ歩き出した。表参道への道を右に分け、見覚えある「蓑庵」とかいう自称・割烹料理店を過ぎて舗装された林道をいくと、さらに奥に軽音楽を響かせる家が1軒。ペットボトルに入れた木酢液をタダで配っていた。脱サラでもした若い人が住んでいるのかもしれない。やがて道が細くなり、堰堤が見えて沢を左に渡ると、やっと登山道らしくなった。もっとも勾配は緩く、やたらと折り返しながらゆるゆると標高を稼いでいく。前にわりあい足の速い定年世代風3人組を見つけ、追い越す。ほどなくヤビツ峠の山荘前に出た。
 50m先のバス停前のトイレへ寄ると、バスが止まっていた。ちょうど皆さん登り始めるころのよう。こちらは1時間ハンデがあるわけだが、構わず親子連れなどを抜いていく。階段もあり勾配も増して少しきつい、が、心地よい。ちらちら振り返ると、やがて待望の富士山が頭を出し始めた。秦野駅進入の車窓で拝んで以来の再会だが、まだ冬枯れの枝が邪魔をして見にくい。ケーブルからの登山道に合流する手前でようやく視界が開け、絶景の富士山と対面できた。少し雲がわいているが、手前に二ノ塔を従え、適度に雪を被った姿が良い。
 月に1、2度丹沢に登るという60歳見当の女性と言葉を交わし、10分で山頂へ。日陰にかすかな残雪はあるが、ひと月前の逆向き縦走時と打って変わってお日様燦燦のポカポカ陽気だった。逆光気味の相模平野が広がる。まだ早いので大豆バー1本でおやつとし、15分休憩で出発した。雷ノ峰尾根への道を分け、長い階段を下りて厚木方面の良く見える平らな尾根を行く。もう誰も歩いていない。徐々に勾配を下げ、最後に急勾配を降りると唐沢峠。1人コッヘルを使っている登山者がいた。
 雑木林の丸いピークに立つ指導標の所で不動尻への道を外れ、怪しげな踏み跡をたどる。テープを頼りに迷いそうな平らな尾根を過ぎると、「前回こんな所あったっけ?」というヤセ尾根が現れたが、30分で三峰側の登山道にたどり着いた。一休みしていると、夫婦と小学校低学年風の女の子、園児風の男の子(は親父の背中)という一家が不動尻へ降りて行った。この向こうは鎖場の急勾配があるというのに、よく越えてきたものだ。
こちらは20分ほどでその難所をクリアし、無事目的の三峰山に着いて昼食とした。食事中、煤ヶ谷方向から男が1人来て握り飯をそそくさ食って無言で立ち去り、続いて夫婦連れが到着。50分ゆっくり休んだ当方が先に失礼した。思ったより大山三峰も歩かれているようだ。
 ここからは下り基調。梯子が多出するが、これは怖い。後ろ向きでソロソロ降りる。小ピークを登り返した後、道がぐいと右に曲がって一気に落ち葉のたまる斜面の踏み跡を下るコースとなった。下に休憩場があるが無視。登り返してヤセ尾根をたどり、左が崩落している箇所で西に丹沢山と丹沢三峰の絶景が広がった。杉の植林帯に入ればほどなく物見峠分岐の休憩所。少し左ひざ外側の筋が痛みだしたので休憩する。
 クマザサを分けながら分岐を煤ヶ谷方向へ向かう。左足を少しかばいつつ、それでも快調に急坂を降りて15時4分のバスには十分間に合う頃合に、登山口の鹿柵に着いた。そのちょっと前、しきりに「おーい」と人を呼ぶ男の声がしたが、何だったのだろうか。ぜんぜん救助要請のような切迫感はなかったのだが。
 14時半、ヒルファイター常備の登山口ポストに到着。別所の湯に向かうことにし、着替えて2.5キロの車道歩きを始めた。今どき珍しい暴走族が行ったり来たりしていてうるさい。風呂は、やたらぬるかった。天気は最後までもって、人に聞くと富士の夕照が素晴らしかったらしい。

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