磐梯山
- GPS
- 08:12
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 688m
- 下り
- 669m
コースタイム
天候 | 曇りのち時々晴れ。山頂で風あり、時々強し。 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
○八方台〜中ノ湯は道幅が広いが荒れて歩きにくいところあり。 ○中ノ湯〜弘法清水は岩の多い土の道だが、石がゴロゴロしてなくて、比較的歩きやすい。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
ガスコンロ
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感想
2021年06月20日(日)【磐梯山】
日曜日の天気が毎週あまり良くなかったので、2週続けて山へ出かけていませんでした。このままだと6月の山行回数はゼロになりかねず、20日(日)の予報も今一つすっきりしませんでしたが、思い切ってまだ歩いたことのない磐梯山へ出かけることにしました。
東京の国立から300キロはあるので、夜明けとともに歩き始めるとなると、前日に麓まで入っておく必要があり、土曜日に雨の東北道を走って、会津若松のネットカフェに泊まりました。初めてのネットカフェ泊まりでしたが、シャワーもあり、完全個室をチョイスしたので、狭いことを除いて割と快適でした。
当日は1:30に起きました。天気の様子を見ながら、コースや出発時間を決めることにして、曇り空の下、猪苗代を経由して、ぐるっと磐梯山を回って、裏磐梯スキー場登山口に向かいました。
4時過ぎに着きましたが、広い駐車場に車は1台もいませんでした。曇り空の下、長めのコースを歩くのも今一つだし、誰もいないし、なんだか熊も出そうな?雰囲気なので、恐れをなして八方台登山口に転進しました。
5時前に八方台に着いたとき、車は1台しかいませんでしたが、1台また1台と増えていきました。
雨はポツリポツリ程度しか降っていませんでしたが、今から登りはじめても山頂は雲の中なので、みなさん様子見で、すぐに出発する方はいませんでした。
雲の切れ間から青空も見えていたので、上空に青空が広がっていることは間違いありませんでしたが、予報ではお昼頃に晴れ間が出るようでした。さすがに車の中でそんなには待ってはいられないし、みなさんもぼちぼち出発するようなので、私もあとに続いて出発しました。
登山道は青々とした広葉樹の森から始まりました。野鳥のさえずりもたくさん聞こえていました。ガスが漂う広葉樹の森はすぐにブナの多い森に変わりました。事前の勉強不足で磐梯山にこんなに豊かなブナの森が広がっているとは思ってもいませんでした。
軽自動車が通れるほどの幅の広いなだらかな登山道を進んでいくと、硫黄の匂いがしてきて中の湯という開けたところに出ました。
昔は温泉宿があったのでしょう。壊れかけた木造の建物がありました。
再び森の中に入るとすぐに裏磐梯スキー場からのルートと合流しました。ここからやや急坂となり、ガスがだんだん濃くなっていく広葉樹の森を黙々と登りました。2箇所ほど眺めの良さそうなところがありましたが、あいにくのガスと曇り空で眺めはほとんどありませんでした。
ガスが漂う豊かな広葉樹の森はとてもいい雰囲気なのですが、展望もなくやや単調な登りとなりました。
途中、平坦な部分があり、再びゆるやかに登るとお花畑の分岐が現れました。お花畑は下山時に譲って先に進むと、深いガスに包まれた弘法清水に着きました。山小屋が2軒あり、どちらも営業してました。
山小屋でガスが取れるのを待ってから山頂に立つことも考えましたが、2,3時間もとても待ちきれそうにないので、弘法清水の美味しい水で喉を潤してから、山頂に向かいました。
登るに連れて樹木の背が低くなっていき、それに伴って風も出てきました。足下はだんだんと石が多くなり、ゆるやかな登りになると岩と石だらけの誰もいない磐梯山山頂に着きました。
風がとても強くて、少しだけ咲いているお花を撮っていると、指がかじかんでくるほどでした。しばらくすると次々にハイカーが登ってきましたが、少し休んで写真を撮り終えると、すぐに下山していきました。
私もすぐに下山するか、ガスが晴れるのを強風の中で待つか、迷っていたところ、ガスが薄くなった僅かな間に猪苗代湖が姿を現してくれました。廻りのハイカーさん達もみんな歓声をあげていました。
それから少しづつガスの晴れる時間や範囲が広がっていき、猪苗代湖や翁島登山口からの尾根の全ぼうが見えるようになりました。こうなったら昔のように山頂2時間滞在ルールを久々に実践することにして、岡部小屋の脇で風を避けて、お湯を沸かしてカップ麺をいただくことにしました。少し冷えた体にカップ麺が美味しかったです。
しかし、2時間過ぎても南側以外のガスは取れず、猪苗代湖と翁島登山口からの尾根以外は、東側の足下に広がる沼ノ平がガスの薄くなった時にわずかに見えるぐらいでした。それにガスが取れたとしても遠くの山並みは見えそうもないし、北側の裏磐梯はガスが取れてくれば、下山途中からでも見えると判断し、2時間余り滞在した山頂をあとにしました。
弘法清水の手前まで下ってくると、青空が広がり始め、桧原湖やガス越しにうっすらと櫛ヶ峰も見えるようになりました。
弘法清水に着くとさらに青空は広がり、裏磐梯の湖沼群や櫛ヶ峰、その右手奥の安達太良山などの素晴らしい眺めにしばし目を奪われてしまいました。たくさんのハイカーさんもお昼を摂りながら思い思いに休んでいました。
弘法清水でたっぷり展望を楽しんだあと、少しくだってお花畑に寄ってみることにしました。名前の割りにお花は少ししかありませんでしたが、平坦な開けたところで、ここも櫛ヶ峰や裏磐梯の眺めの良いところでした。吾妻連峰はずっと雲がかかっていて最後まで姿を見せてくれませんでした。
分岐に戻るとあとは豊かな広葉樹の森を下るだけでした。朝はガスが漂っていましたが、今は青空の下で表情がまったく違っていました。朝は何も見えなかったところから、磐梯山の山頂を見ることができました。
中の湯まで下ると再び雲が多くなっていましたが、振り返ると磐梯山の山頂方向が見えていました。
八方台登山口まであと少しの間でしたが、素敵なブナの森をじっくり体で感じながらゆっくりと下りました。
おしまい。
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