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Yamareco

記録ID: 3292434
全員に公開
ハイキング
磐梯・吾妻・安達太良

磐梯山

2021年06月20日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
08:12
距離
8.6km
登り
688m
下り
669m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:25
休憩
3:38
合計
8:03
6:04
36
6:40
6:46
70
7:56
7:57
12
8:09
8:22
33
8:55
11:21
27
11:48
12:17
7
12:24
12:45
51
13:36
13:38
29
天候 曇りのち時々晴れ。山頂で風あり、時々強し。
過去天気図(気象庁) 2021年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
八方台の第1駐車場を利用。午前5時前に到着で先行車は1台。
コース状況/
危険箇所等
○八方台〜中ノ湯は道幅が広いが荒れて歩きにくいところあり。
○中ノ湯〜弘法清水は岩の多い土の道だが、石がゴロゴロしてなくて、比較的歩きやすい。
ダートをゆっくり走ってくると、裏磐梯スキー場の入り口に着いた。右手に上がる道はロープがかかっている。駐車場へは左に進む。
2021年06月20日 04:23撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/20 4:23
ダートをゆっくり走ってくると、裏磐梯スキー場の入り口に着いた。右手に上がる道はロープがかかっている。駐車場へは左に進む。
4時過ぎに裏磐梯スキー場のとても広い駐車場に着いた。車は1台もいなかった。天候の回復はまだ数時間先だし、人気がなくて熊が出そうな雰囲気?なので、恐れをなして八方台に転進することにした。
2021年06月20日 04:21撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/20 4:21
4時過ぎに裏磐梯スキー場のとても広い駐車場に着いた。車は1台もいなかった。天候の回復はまだ数時間先だし、人気がなくて熊が出そうな雰囲気?なので、恐れをなして八方台に転進することにした。
車は1台1台と増えてきた。しばらく天気の様子を伺っていたが、回復するまで待てそうもないので出発する。
2021年06月20日 06:02撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/20 6:02
車は1台1台と増えてきた。しばらく天気の様子を伺っていたが、回復するまで待てそうもないので出発する。
2021年06月20日 06:02撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/20 6:02
ブナの森を進む。
2021年06月20日 06:11撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
6/20 6:11
ブナの森を進む。
中ノ湯までは軽自動車が通れるほどの道幅がある。
2021年06月20日 06:25撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 6:25
中ノ湯までは軽自動車が通れるほどの道幅がある。
硫黄の臭いがしてくると中ノ湯に着く。
2021年06月20日 06:33撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 6:33
硫黄の臭いがしてくると中ノ湯に着く。
2021年06月20日 06:35撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 6:35
中ノ湯
2021年06月20日 06:37撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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中ノ湯
温泉が湧いてる?
2021年06月20日 06:39撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6
6/20 6:39
温泉が湧いてる?
2021年06月20日 06:43撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2021年06月20日 06:44撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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直ぐに裏磐梯スキー場に下る分岐が現れる。
2021年06月20日 06:46撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/20 6:46
直ぐに裏磐梯スキー場に下る分岐が現れる。
やや急坂の登りになる。
2021年06月20日 06:53撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 6:53
やや急坂の登りになる。
一つ目に展望があるところ。ガスをまとった北側の尾根が見える。
2021年06月20日 07:00撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 7:00
一つ目に展望があるところ。ガスをまとった北側の尾根が見える。
2021年06月20日 07:03撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 7:03
やや急坂が続く。
2021年06月20日 07:09撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 7:09
やや急坂が続く。
2つ目に展望のあるところ。何も見えない。
2021年06月20日 07:15撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 7:15
2つ目に展望のあるところ。何も見えない。
2021年06月20日 07:13撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 7:13
2021年06月20日 07:13撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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ガスが漂う広葉樹の森。
2021年06月20日 07:26撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 7:26
ガスが漂う広葉樹の森。
2021年06月20日 07:47撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 7:47
両側から笹が被っていてズボンが濡れる。
2021年06月20日 07:52撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/20 7:52
両側から笹が被っていてズボンが濡れる。
2021年06月20日 07:56撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2021年06月20日 08:01撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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弘法清水に着いた。ガスはますます深い。
2021年06月20日 08:08撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 8:08
弘法清水に着いた。ガスはますます深い。
営業中の岡部小屋。
2021年06月20日 08:09撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 8:09
営業中の岡部小屋。
弘法清水。美味しかった。
2021年06月20日 08:09撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 8:09
弘法清水。美味しかった。
営業中の弘法清水小屋。
2021年06月20日 08:11撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 8:11
営業中の弘法清水小屋。
磐梯山山頂に向かう。
2021年06月20日 08:21撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/20 8:21
磐梯山山頂に向かう。
北側が崩壊している横を登って行く。
2021年06月20日 08:38撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/20 8:38
北側が崩壊している横を登って行く。
2021年06月20日 08:39撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 8:39
誰もいないガスガスの山頂に着いた。
2021年06月20日 08:56撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 8:56
誰もいないガスガスの山頂に着いた。
山頂にある祠。
2021年06月20日 08:57撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 8:57
山頂にある祠。
2021年06月20日 09:23撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 9:23
2021年06月20日 09:23撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2021年06月20日 09:27撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2021年06月20日 09:29撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 9:29
山頂でしばらく待っていると、時々ガスが取れて猪苗代湖が見えるようになってきた。
2021年06月20日 10:03撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 10:03
山頂でしばらく待っていると、時々ガスが取れて猪苗代湖が見えるようになってきた。
ガスの切れ間から翁島登山口からの尾根も見えるようになった。
2021年06月20日 10:09撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6
6/20 10:09
ガスの切れ間から翁島登山口からの尾根も見えるようになった。
ガスの切れ間から青空も覗くようになってきた。
2021年06月20日 10:17撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 10:17
ガスの切れ間から青空も覗くようになってきた。
岡辺小屋で強風を避けて憩うハイカーの皆さん。
2021年06月20日 10:26撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 10:26
岡辺小屋で強風を避けて憩うハイカーの皆さん。
ソロの男性が連れていた小さくて可愛い犬。
2021年06月20日 10:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 10:55
ソロの男性が連れていた小さくて可愛い犬。
2021年06月20日 11:08撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 11:08
結局、2時間強も山頂にいた。名残惜しいが下山を始める。
2021年06月20日 11:10撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 11:10
結局、2時間強も山頂にいた。名残惜しいが下山を始める。
2021年06月20日 11:14撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 11:14
沼の平?と赤植山(あかはにやま)が見える。
2021年06月20日 11:29撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 11:29
沼の平?と赤植山(あかはにやま)が見える。
北側が崩壊した脇を下る。青空が広がってきた!
2021年06月20日 11:31撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
6/20 11:31
北側が崩壊した脇を下る。青空が広がってきた!
弘法清水の手前から裏磐梯の湖沼群が見えるようになってきた。
2021年06月20日 11:33撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 11:33
弘法清水の手前から裏磐梯の湖沼群が見えるようになってきた。
弘法清水から見た櫛ヶ峰。
2021年06月20日 11:34撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 11:34
弘法清水から見た櫛ヶ峰。
弘法清水まで下りてきた。
2021年06月20日 11:48撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/20 11:48
弘法清水まで下りてきた。
櫛ヶ峰。その右手奥に安達太良山も見える。
2021年06月20日 12:09撮影 by  F-52A, FUJITSU
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6/20 12:09
櫛ヶ峰。その右手奥に安達太良山も見える。
櫛ヶ峰。
2021年06月20日 11:51撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 11:51
櫛ヶ峰。
遠く安達太良山。
2021年06月20日 11:53撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 11:53
遠く安達太良山。
弘法清水をあとにする。
2021年06月20日 12:12撮影 by  F-52A, FUJITSU
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6/20 12:12
弘法清水をあとにする。
お花畑に寄ってみることにした。
2021年06月20日 12:24撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/20 12:24
お花畑に寄ってみることにした。
残念ながら名前ほどお花は咲いていなかった。
2021年06月20日 12:27撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 12:27
残念ながら名前ほどお花は咲いていなかった。
2021年06月20日 12:29撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 12:29
2021年06月20日 12:30撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 12:30
2021年06月20日 12:31撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2021年06月20日 12:31撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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お花畑から櫛ヶ峰。
2021年06月20日 12:33撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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お花畑から櫛ヶ峰。
お花畑から桧原湖と銅沼(手前)。
2021年06月20日 12:40撮影 by  F-52A, FUJITSU
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6/20 12:40
お花畑から桧原湖と銅沼(手前)。
2021年06月20日 13:00撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 13:00
ブナの森を下る。
2021年06月20日 13:05撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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ブナの森を下る。
吾妻連峰は終始、雲がかかったままだった。
2021年06月20日 13:17撮影 by  F-52A, FUJITSU
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吾妻連峰は終始、雲がかかったままだった。
展望があるところから磐梯山の山頂が見える。
2021年06月20日 13:24撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 13:24
展望があるところから磐梯山の山頂が見える。
展望があるところから磐梯山の山頂が見える。
2021年06月20日 13:24撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/20 13:24
展望があるところから磐梯山の山頂が見える。
中ノ湯手前のやや急な坂を下る。
2021年06月20日 13:28撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/20 13:28
中ノ湯手前のやや急な坂を下る。
2021年06月20日 13:32撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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裏磐梯スキー場へ下る分岐。
2021年06月20日 13:36撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/20 13:36
裏磐梯スキー場へ下る分岐。
中ノ湯まで下ってきた。
2021年06月20日 13:40撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/20 13:40
中ノ湯まで下ってきた。
中ノ湯で振り返ると磐梯山の山頂方向が見えた。
2021年06月20日 13:45撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/20 13:45
中ノ湯で振り返ると磐梯山の山頂方向が見えた。
ブナの森を眺めながらゆっくり下る。
2021年06月20日 13:47撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 13:47
ブナの森を眺めながらゆっくり下る。
登りで気がつかなかった祠。
2021年06月20日 14:03撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/20 14:03
登りで気がつかなかった祠。
八方台登山口まで戻ってきた。
2021年06月20日 14:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/20 14:06
八方台登山口まで戻ってきた。
八方台第1駐車場は9割ぐらい埋まっていた。
2021年06月20日 14:07撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/20 14:07
八方台第1駐車場は9割ぐらい埋まっていた。
磐梯山の南麓を通る県道7号線の「磐梯山眺望箇所」から磐梯山を望む。
2021年06月20日 14:59撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4
6/20 14:59
磐梯山の南麓を通る県道7号線の「磐梯山眺望箇所」から磐梯山を望む。
「道の駅 猪苗代」から磐梯山を望む。
2021年06月20日 15:33撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/20 15:33
「道の駅 猪苗代」から磐梯山を望む。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 コンパス ヘッドランプ 予備電池 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ ガスコンロ

感想

2021年06月20日(日)【磐梯山】

日曜日の天気が毎週あまり良くなかったので、2週続けて山へ出かけていませんでした。このままだと6月の山行回数はゼロになりかねず、20日(日)の予報も今一つすっきりしませんでしたが、思い切ってまだ歩いたことのない磐梯山へ出かけることにしました。

東京の国立から300キロはあるので、夜明けとともに歩き始めるとなると、前日に麓まで入っておく必要があり、土曜日に雨の東北道を走って、会津若松のネットカフェに泊まりました。初めてのネットカフェ泊まりでしたが、シャワーもあり、完全個室をチョイスしたので、狭いことを除いて割と快適でした。

当日は1:30に起きました。天気の様子を見ながら、コースや出発時間を決めることにして、曇り空の下、猪苗代を経由して、ぐるっと磐梯山を回って、裏磐梯スキー場登山口に向かいました。

4時過ぎに着きましたが、広い駐車場に車は1台もいませんでした。曇り空の下、長めのコースを歩くのも今一つだし、誰もいないし、なんだか熊も出そうな?雰囲気なので、恐れをなして八方台登山口に転進しました。

5時前に八方台に着いたとき、車は1台しかいませんでしたが、1台また1台と増えていきました。
雨はポツリポツリ程度しか降っていませんでしたが、今から登りはじめても山頂は雲の中なので、みなさん様子見で、すぐに出発する方はいませんでした。

雲の切れ間から青空も見えていたので、上空に青空が広がっていることは間違いありませんでしたが、予報ではお昼頃に晴れ間が出るようでした。さすがに車の中でそんなには待ってはいられないし、みなさんもぼちぼち出発するようなので、私もあとに続いて出発しました。

登山道は青々とした広葉樹の森から始まりました。野鳥のさえずりもたくさん聞こえていました。ガスが漂う広葉樹の森はすぐにブナの多い森に変わりました。事前の勉強不足で磐梯山にこんなに豊かなブナの森が広がっているとは思ってもいませんでした。

軽自動車が通れるほどの幅の広いなだらかな登山道を進んでいくと、硫黄の匂いがしてきて中の湯という開けたところに出ました。
昔は温泉宿があったのでしょう。壊れかけた木造の建物がありました。

再び森の中に入るとすぐに裏磐梯スキー場からのルートと合流しました。ここからやや急坂となり、ガスがだんだん濃くなっていく広葉樹の森を黙々と登りました。2箇所ほど眺めの良さそうなところがありましたが、あいにくのガスと曇り空で眺めはほとんどありませんでした。

ガスが漂う豊かな広葉樹の森はとてもいい雰囲気なのですが、展望もなくやや単調な登りとなりました。
途中、平坦な部分があり、再びゆるやかに登るとお花畑の分岐が現れました。お花畑は下山時に譲って先に進むと、深いガスに包まれた弘法清水に着きました。山小屋が2軒あり、どちらも営業してました。

山小屋でガスが取れるのを待ってから山頂に立つことも考えましたが、2,3時間もとても待ちきれそうにないので、弘法清水の美味しい水で喉を潤してから、山頂に向かいました。

登るに連れて樹木の背が低くなっていき、それに伴って風も出てきました。足下はだんだんと石が多くなり、ゆるやかな登りになると岩と石だらけの誰もいない磐梯山山頂に着きました。

風がとても強くて、少しだけ咲いているお花を撮っていると、指がかじかんでくるほどでした。しばらくすると次々にハイカーが登ってきましたが、少し休んで写真を撮り終えると、すぐに下山していきました。

私もすぐに下山するか、ガスが晴れるのを強風の中で待つか、迷っていたところ、ガスが薄くなった僅かな間に猪苗代湖が姿を現してくれました。廻りのハイカーさん達もみんな歓声をあげていました。

それから少しづつガスの晴れる時間や範囲が広がっていき、猪苗代湖や翁島登山口からの尾根の全ぼうが見えるようになりました。こうなったら昔のように山頂2時間滞在ルールを久々に実践することにして、岡部小屋の脇で風を避けて、お湯を沸かしてカップ麺をいただくことにしました。少し冷えた体にカップ麺が美味しかったです。

しかし、2時間過ぎても南側以外のガスは取れず、猪苗代湖と翁島登山口からの尾根以外は、東側の足下に広がる沼ノ平がガスの薄くなった時にわずかに見えるぐらいでした。それにガスが取れたとしても遠くの山並みは見えそうもないし、北側の裏磐梯はガスが取れてくれば、下山途中からでも見えると判断し、2時間余り滞在した山頂をあとにしました。

弘法清水の手前まで下ってくると、青空が広がり始め、桧原湖やガス越しにうっすらと櫛ヶ峰も見えるようになりました。
弘法清水に着くとさらに青空は広がり、裏磐梯の湖沼群や櫛ヶ峰、その右手奥の安達太良山などの素晴らしい眺めにしばし目を奪われてしまいました。たくさんのハイカーさんもお昼を摂りながら思い思いに休んでいました。

弘法清水でたっぷり展望を楽しんだあと、少しくだってお花畑に寄ってみることにしました。名前の割りにお花は少ししかありませんでしたが、平坦な開けたところで、ここも櫛ヶ峰や裏磐梯の眺めの良いところでした。吾妻連峰はずっと雲がかかっていて最後まで姿を見せてくれませんでした。

分岐に戻るとあとは豊かな広葉樹の森を下るだけでした。朝はガスが漂っていましたが、今は青空の下で表情がまったく違っていました。朝は何も見えなかったところから、磐梯山の山頂を見ることができました。

中の湯まで下ると再び雲が多くなっていましたが、振り返ると磐梯山の山頂方向が見えていました。
八方台登山口まであと少しの間でしたが、素敵なブナの森をじっくり体で感じながらゆっくりと下りました。

おしまい。

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磐梯山 八方台コース
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

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