夏の尾瀬・至仏山 蛇紋岩に会いに♪(鳩待峠〜山の鼻〜至仏山〜小至仏山〜鳩待峠)
- GPS
- 06:26
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 849m
- 下り
- 830m
コースタイム
天候 | くもり、ガスガス。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
池袋23:00発-鳩待峠5:30着 鳩待峠14:10発-池袋19:00着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
前日の雨で、よく滑るときいていた蛇紋岩は本当によくすべりました。 |
写真
感想
いつかは行ってみたかったシリーズ!今回は尾瀬。
最近どんどん行きたいところが叶えられていきます♪
尾瀬といえば水芭蕉ですが、岩フェチとしては蛇紋岩と会うことが、今回の楽しみでした。
夜行バスに揺られてついた早朝の尾瀬・鳩待峠。
8月の朝とは思えないくらいのひんやりとした空気で、すっきり目が覚めました。
軽く朝食をとり、ネルシャツとウインドブレーカーを着込んで出発。
まずは山の鼻を目指します。
ゆるいくだりを、階段と木道が交互に尾瀬のなかへと誘ってくれます。
6月には可愛らしかったと思われる水芭蕉もすっかりすくすくと成長して大きな葉を茂らせ、収穫期の野沢菜のようになっていました。
可憐な姿の面影はなく、ワイルドなたくましい姿になっていて、それはそれで面白かったです。
山の鼻で身支度を整えて、いざ!至仏山へ!
登山口までの間の木道だけでも、これぞ尾瀬!っていう雰囲気満載でとても気持ちよかった。
遠くに見えるはずの燧ケ岳も雲の中。また今度、会おうね。
登山口からの階段の登りは、沢登りなの!?って思うくらい水が流れていてびっくり。前日の雨のせいなのでしょうか。じゃぶじゃぶと階段を登りました。
少し登って振り返ると、徐々に尾瀬の一帯が見渡せるようになってきます。
キツイ登りだけど、登っては振り返り、緑の絨毯を敷いた宝石箱のような尾瀬を見渡すと、ほっとして、また登るパワーをもらえました。
トレーニングと称してちょっと重たいザックにしてきたら、登りの途中ですでにへとへとに。体力のなさを痛感しました。
こんなんじゃテント背負って登れないぞ。むむ。今回の反省点です。
息を切らせながらも、途中途中で大きな蛇紋岩に寄りかかって頬をくっつけてみると、ひんやりと冷たく、心地良かったです。
登りが少し緩やかになってくると、山頂はもう少しでした。
ガスガスで全然見えなかったので、突然山頂に着いたような感じがしました。
蛇紋岩の山頂はあまり広くないので、多くの登山者で賑わってました。
早速、蛇紋岩様の上に寝そべって、抱きしめてみる。
模様も美しいけど、手触りがまたいいね。
地元白馬でも見られる蛇紋岩だけど、尾瀬の蛇紋岩様に触れられてしあわせ。
山頂でしばらく休憩してから下山します。
小至仏山までの間は、きつい登りくだりはないのですが、やっぱり水たまりや、ぬかるんだ道が多く、濡れた靴のまま蛇紋岩に乗ると確実に滑りました。
自分も滑ったし、周りのひとたちもかなり滑っていたので、慎重に歩くことに神経を使って疲れました。
小至仏山山頂は思っていた以上にせまく、通過するだけに。
ここでもガスガスだったのですが、時折サーっとガスが移動していき、稜線が見えると、夏の濃緑の尾瀬が遠くまで見渡せて、コバイケイソウの群生も幻想的にほの白く浮かんでみえました。
先輩が行きたかった笠ヶ岳への分岐を経て、鳩待峠へと下ります。
今回の至仏山が素晴らしかったので、私もいつか笠ヶ岳も行ってみたいです。
鳩待峠へのくだりでは、アヤメ平方面のなだらかな稜線を眺めながら、ゆっくり歩きます。
晴れてくると、尾瀬の水面が空を映して紺青色に輝いているのが見えました。
美しい景色に包まれて、贅沢な時間を過ごせていることをありがたく感じました。
鳩待峠に着く頃には、声を出せないくらいバテバテで、せっかくのお昼もろくに食べられず、先輩には申し訳なかったです。
同行者の私が体調崩して、楽しさも半減させてしまったと思います。
今回の最大の反省点。
それでも、先輩から今回は頑張ったねって言ってもらえたことが、どれくらい嬉しかったことか。毎度のことながら感謝しきれません。
多くのひとが尾瀬を訪れるのがよくわかる、素晴らしい景色の連続で、
季節を変えて、ルートを変えて、尾瀬の色んな表情を見てみたくなりました。
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