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記録ID: 3315475
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ハイキング
中国山地西部

金郷渓 - 秘境の名瀑&プチ下ノ廊下

2021年06月30日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:29
距離
9.4km
登り
1,142m
下り
1,128m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:29
休憩
0:00
合計
5:29
距離 9.4km 登り 1,142m 下り 1,138m
9:44
329
スタート地点
15:13
ゴール地点
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2021年06月の天気図
アクセス 国道9号を『長門峡梨組合前』で県道311号に左折し、生雲中地区へ。
生雲中地区で県道から更に左折し、1kmほど進むと右へ登るコンクリート舗装の林道が現れます。
なお、ここまで『金郷渓』の文字、案内看板はありません。
その林道を1kmほど登れば、林道の広場。
林道は砂利で枝の張り出しもあるので、走行する距離は短いとはいえ、キズを心配される方は車で入らない方が良いかも。
コース状況/
危険箇所等
基本、整備途上段階のルートと考えたほうが良いです。
狭く(細く)谷側に向かって斜面になっている山道、不安定な浮石のある激下り、崩壊の進みつつあるコンクリート歩道etc
すぐに助けが来れるような場所でもないので、初心者だけでここを目指すことは止めておいた方が良いでしょう。

整備に携わった方のブログでは、「おまけに道は未だ悪く、迷いそうな所も多い。今の段階でそこに行ける人はかなり山歩きになれた人に限られると思う。中級者の上の方に相当すると思う。」と書かれていました。
『北浦自然観察会・金郷渓』で検索を掛けると該当記事が出てくると思います。
その他周辺情報 入浴施設として、一番近いのは『萩阿武川温泉 ふれあい会館』かなと思いますが、向かう道が細く曲がりくねっているため約30分掛かります。
津和野方面に向かって『道の駅 願成就温泉』に向かっても約30分。
であれば、同じ時間走って『宮野温泉 山口ふれあい館』か、もう少し走って『湯田温泉』というのが正解?
林道奥に駐車、目的地へは正面の林道を進む(車は来た方向へ向きを変えて駐車している)
林道奥に駐車、目的地へは正面の林道を進む(車は来た方向へ向きを変えて駐車している)
最初はこんな林道を2km弱歩く
最初はこんな林道を2km弱歩く
林道終点、右方に細く山道が続く
林道終点、右方に細く山道が続く
道は谷側に向かい斜めってる
道は谷側に向かい斜めってる
案内板を見落とさないように
案内板を見落とさないように
ホント助かります
1
ホント助かります
ここは要注意ポイント
ここは要注意ポイント
右下へ降りて行く感じ
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右下へ降りて行く感じ
気を付けよう
名勝境界、裏には内務省の文字
1
名勝境界、裏には内務省の文字
激下り、ということは帰りは...(汗
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激下り、ということは帰りは...(汗
中尾彬「志乃がネジネジしろってうるさいんだよ」
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中尾彬「志乃がネジネジしろってうるさいんだよ」
苔パラダイス
少しだけ展望
眼下に金郷渓が見えた
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眼下に金郷渓が見えた
ここからもまだ激下り
1
ここからもまだ激下り
足元に注意しつつ
足元に注意しつつ
やっと着いた
おおお〜!!!
これは凄い
確かに名瀑だ
ココから似たような写真が続きます
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ココから似たような写真が続きます
ちょっと真名井の滝っぽく
3
ちょっと真名井の滝っぽく
滝の上流
上は一枚岩で滑滝のよう
1
上は一枚岩で滑滝のよう
滝の上部から下流側を
滝の上部から下流側を
いつまでも見ていたいけど
1
いつまでも見ていたいけど
「わーい」
寂しくセルフタイマーw
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「わーい」
寂しくセルフタイマーw
『江毛九郎堰』へ
行ってみますか
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『江毛九郎堰』へ
行ってみますか
うぉぉ!高まるぅぅぅ!!
1
うぉぉ!高まるぅぅぅ!!
まるで『王の小道』やー!
2
まるで『王の小道』やー!
ここはマジ注意!
ここはマジ注意!
逆側から来る時は注意書きがないので、より注意
逆側から来る時は注意書きがないので、より注意
手掘りのトンネルだ!
2
手掘りのトンネルだ!
まるで『下ノ廊下』やー
(行ったことないけどw
4
まるで『下ノ廊下』やー
(行ったことないけどw
寂地峡の遊歩道も昔はこんな感じの作りだったんだよなぁ
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寂地峡の遊歩道も昔はこんな感じの作りだったんだよなぁ
笹が増えたと感じたら堰が近い
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笹が増えたと感じたら堰が近い
対岸と『江毛九郎堰』が見えた
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対岸と『江毛九郎堰』が見えた
河原に降りて下流側
(阿武川ダム湖)
河原に降りて下流側
(阿武川ダム湖)
上流側を向いて
戻ります
やっぱり高まるぅぅ!!
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戻ります
やっぱり高まるぅぅ!!
ワクワクが止まらない!
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ワクワクが止まらない!
素敵が押し寄せてくる!
2
素敵が押し寄せてくる!
冒険の世界か?
河原に巨石があったので登ってみよう
河原に巨石があったので登ってみよう
対岸の断崖絶壁
美しい淵
阿武火山群の噴火の際に出来たのかな?不思議な見た目だ
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阿武火山群の噴火の際に出来たのかな?不思議な見た目だ
ここね、ここで崩落注意
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ここね、ここで崩落注意
登って振り返って1枚、この岩です
登って振り返って1枚、この岩です
ねじ曲がった鉄製の手摺とか、もう浪漫以外に何もない!
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ねじ曲がった鉄製の手摺とか、もう浪漫以外に何もない!
堰はともかく、この道は堪りませんでした!
1
堰はともかく、この道は堪りませんでした!
カワトンボ
戻りました、さぁて、こっからが大変です...
2
戻りました、さぁて、こっからが大変です...
30分の激登り(個人差あり
2
30分の激登り(個人差あり
苔こけ〜
かなりの疲労を感じてます
1
かなりの疲労を感じてます
直径の大きなフレンチクルーラー
2
直径の大きなフレンチクルーラー
林道終点に戻りましたが、あと2km弱は正直ツラい
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林道終点に戻りましたが、あと2km弱は正直ツラい
ヘロヘロで到着、でも良かった!
3
ヘロヘロで到着、でも良かった!

感想

たしか数か月前だったと思う...地元TV局の番組で紹介されていた『金郷渓』と『猿渓瀑布』。
行ってみたいと思いながらも、秘境と聞いて「簡単に足を踏み入れてよい場所じゃなさそうだ」と思ってた。

でも、何人かのヤマッパーさんの記録を見て、行けそうだと判断。
往路は案内板の設置もあって、比較的楽に迷うこともなく歩けた。(...が、復路は激登りが待ってます。)
この道を開拓(発掘整備?)してくれた方々と、活動記録を参考にさせて頂いたヤマッパーさんに感謝します。

で、『猿渓瀑布』は確かに県内屈指の名瀑だと思った。
日本的な滝というと縦に長いものを思い浮かべるが、ここは幅があり、幾筋もの流れがあって美しい。
幅があるといっても、ナイアガラの滝のような豪快さだけの滝でもない。

『江毛九郎堰』へ向かう道は、まるで黒部の水平歩道、『下ノ廊下』を思わせるような雰囲気だ。
あるいは、朽ちた鉄の手摺りやコンクリートを見れば、スペインの『El Caminito del Rey(王の小道)』も頭をよぎる。
とまぁ、この『金郷渓』は色々な所を思い起こさせてくれる。
手掘りのトンネルは『寂地峡』、谷へと降りる急な下りは大崩山の『坊主尾根』を『下小積谷』へ降りる辺り。

堰自体は対岸にあり、特にこれと言って風情のある場所でもないが、手掘りのトンネルを2つ超える辺りまでは、
趣深い小道が続いており、人によっては堪らない場所だろうと思う。

ただし、ここは初級者のみでの行動は控えた方が良いと思われます。
それほどの秘境であり、何かアクシデントがあった場合に対応が取り難いエリアということです。
また、何度でも足を止めて見入ってしまうので時間が足らない。

唯一、残念なのは増水時に上流から流れ着いたのであろう漂着ゴミの多さだった。

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コメント

Hansさん、行かれたんですね‼️
私もその番組を見て心揺さぶられました❤️
整備されずにいるのは勿体無いと思いましたが、それはそれでいいのかもしれませんねぇ☺️

写真からも滝の素晴らしいさ伝わりました‼️
素敵なレコをありがとうございました❣️
2021/7/8 13:00
tomukoさん こんばんは
そうなんですよ、あの番組を見て「行ってみたいけど...」と思ってたんです。
で、行っちゃいました。
整備して誰もがあの滝を見れるのはイイことなのですが、それによって失われるものもあるかと思うと、今のままで良いのかなーと思ったり。
そもそも、あの滝の存在を知らなかった自分がTVを見て行った時点で、ダメだったのかなぁとか。
複雑な心境です。

けれど、素晴らしい滝だったことだけは間違いないと思います。
こちらこそありがとうございました。
2021/7/9 21:48
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