北岳
コースタイム
5:25 戸台口発
6:20 北沢峠発
7:10 広河原発
9:00 白根御池→草すべり
12:30 草すべり・右俣合流点
1:30 小太郎尾根分岐点
2:00 北岳肩の小屋
8月11日
4:30 北岳肩の小屋発
5:20 北岳山頂
6:10 北岳肩の小屋
6:30 小太郎尾根分岐→右俣
9:00 大樺沢二俣
10:00 白根御池小屋・大樺沢分岐点
10:30 広河原
天候 | clear |
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過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所 大樺沢 崩落部が若干ルートがわかりにくい 登山ポスト 仙流荘バスターミナル 広河原山荘 など 下山後の娯楽 野呂川で水浴び 仙流荘の温泉 伊那ご当地B級グルメローメンなど |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1
予備電池 1
1/25,000地形図 1
コンパス 1
時計 1
熊よけ 1
筆記具 1
保険証 1
飲料 1
ティッシュ 1
三角巾 1
バンドエイド 1
タオル 1
携帯電話 1
計画書 1
雨具 1
防寒着 1
非常食 1
水筒 1
帽子 1
予備着替え 1
上下ウェア 1
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感想
朝、仙流荘のバス会社のアナウンスで目が覚める。
臨時増発のバスで予定より早く北沢峠へ。
ところで仙流荘で入山届けを書いたが、後に致命的な間違いを犯した事に気付く。
それは後ほど...
バスで隣に座っていた老婆は孫と一緒に仙丈ヶ岳に登ると話していた。
小学校低学年の男の子と、中学年の女の子が二人。そしてその子の親たち。
老婆はとても嬉しそうだった。
北沢峠からのバスも増発しており早めに広河原へ到着できた。
少しだけ待ち時間が合ったので北岳が見れるという高台まで登ったが何も見えなかった。
案内板の嘘つき!
広河原についてから装備を再確認し登山開始。
富士山に登った時の金剛杖の鈴がよく響いた。
吊り橋を渡り広河原山荘の脇を通り樹林帯を登る。
時折谷から心地よい風が吹き上げてくる。が、とにかく暑かった。
30分ごとに休憩をしながら、歩くこと2時間で白根御池小屋に到着。
若いパーティーの写真撮影をしてあげた後、軽く腹ごしらえをした。
カントリーマァム4枚と水
草すべりはまさに薮をかき分けて登るルートだった。
地図には500m直登とあったがこの数字、距離ではなく高さだという当たり前のことに
登り始めてしばらくしてから気がついた。
時既に遅し
苦行の様な登りを耐えに耐えなんとか右俣の合流地点に到着。
もう少し長かったら中途半端な悟りを開いていたかもしれない...
このルート、他の登山者の足取りも重かった様に思った。
右俣との合流点に近づくとハイマツが姿を現し始め、稜線が近いことを知った。
小太郎尾根分岐直下に開けた場所があった。
仙丈、甲斐駒の美しい姿が一望できた。
北岳山頂も凄まじい迫力ですぐ目の前にそびえていた。
ここで少し遅めの昼食をとった。
登山用食料のペペロンチーノをつくる。
(といってもお湯を入れて待つだけ)
この瞬間、この食感!
どうも塩分が足りていなかったようだ。
不足していた物が体中に染み渡っていった気がした。
昼食を食べ終わるころにはスカッと晴れていた空が一転、雲に覆われていった。
小太郎尾根は実に美しい尾根だった。
しかし片道1時間半。
やめた。
肩の小屋までは一部鎖場はあるものの、尾根伝いの緩やかな登りが続く。
小屋へは2時頃到着した。
受付を済ませると登山客が1人担ぎ込まれてきた。
一気にその場が緊張するのがわかった。
その後も熱射病にかかった方が小屋の横を担がれていった。
自分自身も若干熱射病っぽい感じがしていた。
道中の栄養補給方法と装備を再検討する必要がありそうだ。
体調のことを考慮し、持っていったウィスキーを断念した。
小屋の食事はとてもおいしかった。
特に白飯の美味しいこと!
きっとヘリで空輸している間に美味しくなったに違いない。
思わずオカワリ。
2日目はいびきと強風で目を覚ます。
数分後に周囲がごそごそ動き出した。
朝食を済ませ4時半に小屋を出発した。
かなりの強風が麓から吹き上げていた。
視界は良好で、見事に富士山の姿も拝むことができた。
山頂で記念撮影を済ませ、颯爽と下山開始。
30分後には肩の小屋に戻る。
この辺りから膝が笑い始めた。
とはいえ順調に草すべりと右俣の分岐まで到着した。
学生山岳部と思われる一団がものすごい勢いで降りてきた。
勢い余って小太郎尾根の左側の谷に石を蹴落としてしまったらしく、
「ラーク!」と叫んでいた。
安全にゆっくり下山してくださいと、心の中で祈った。
先日の登りのトラウマがあり下りは右俣へルートをとる。
若干緩やかではあったものの、結局藪こぎをすることになる。
この辺りから足の小指とすねに痛みを感じ始めた。
それでも雪渓とバットレスの迫力ある景色を見ることができたので、充足感で一杯だ。
薮から樹林帯へ入っていくとまもなく、水の流れる音が聞こえ始めた。
雪渓から流れる雪解け水や谷から落ちてくる水が集まって小さな沢ができていた。
この周辺の道は沢の中を下る様な道もあり、これが道なのか?と疑う様な箇所がいくらかあった。
樹林帯の奥に吊り橋のような姿が見えてくる頃には沢は川になっていた。
ルートは沢から離れていき、やがて白根御池小屋への分岐点に達する。
後少し、という思いから膝の痛みも小指の痛みも我慢してガンガン下る。
広河原山荘の前のベンチで荷物を降ろし、明日のジョーばりに灰になること30分
少し元気を取り戻したので、野呂川で水浴びをする。
汗を洗い流し、水を確保して早めの昼食をとった。
バスで昨日来た道を広河原から仙流荘まで戻る。
下山届けを出さねばと思いポストの前に戻ってくると、
2枚複写の入山届けのうち1枚を入山時、1枚を下山時に投函しろとのこと。
入山時に2枚同時に出してしまった...
ご苦労様でした。
多分私たち父娘の前・後ろを抜きつ抜かれつしながらほぼ同じように登って行った方でしょうか??
富士山の杖が目立っていたので間違いないかと!!
ほとんど同じコースだった様で!!(下りの出始めがだけがちょっと違いますが)
帰りも同じ時間になり娘と話してました。(あの杖はしまうことが出来ないので岩場などは大変だろうなぁ〜〜と!!)
小屋の白ごはん本当においしかったですね!!夕、朝ともおかわりしてしまいました。
なかなかああ言うおいしい白ごはんには巡り合いません。
また、いつの日にか山で遭遇する日を楽しみにしています。富士山の杖を目印に!!!
では、失礼しました。
そうです。一人金剛杖で登っていた者です!
お嬢さんと二人で登られてた方ですよね?
確かにお互い同じペースでのぼっていたので私も覚えています!
二日とも晴天に恵まれてラッキーでしたね。
麓は暑すぎましたが(笑)
また何処かの山でお会いできるのを楽しみにしています!
思いのほか、金剛杖は他の登山客の方とのコミュニケーションツールとしても威力を発揮してくれましたよ(笑)
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