早池峰

2005年05月03日(火) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 21.1km
• 登り: 1,412m
• 下り: 1,398m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:25
• 休憩: 1:50
• 合計: 9:15

6:15 岳ゲート駐車場
7:30 7:30 うすゆき山荘
7:45 8:10 河原坊
8:45 8:55 小田越
10:00 10:15 1520m?
11:15 11:45 早池峰山
12:45 12:55 三合目
13:30 13:30 小田越
14:00 14:15 河原坊
15:00 15:05 710m?
15:30 岳ゲート駐車場

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

冬季通行止め期間の為岳の駐車場から歩き。

コース状況／危険箇所等

河原坊からは雪道になったが、その後雪はあったり無かったり。

その他周辺情報

花巻新湯本温泉の「美翠館」

写真

5/3 5:30

5/3 6:05

5/3 6:14

5/3 7:05

5/3 7:29

5/3 7:47

5/3 7:48

5/3 8:57

5/3 9:29

5/3 9:29

5/3 9:42

5/3 9:57

5/3 10:34

5/3 10:34

5/3 10:53

5/3 11:06

5/3 11:16

5/3 11:19

5/3 11:49

5/3 12:04

5/3 12:58

5/3 15:15

5/3 18:07

撮影機器：

CAMEDIA μ-10 DIGITAL オリンパス

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター 毛帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー アイゼン ピッケル 行動食 調理用食材 調味料 飲料 水筒（保温性） 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ カメラ

感想

nabekuni

5月3日　晴れ

　峰南荘0615(50)0705鳴想の滝0710(35)0745河原坊0810(35)0845小田越0855(1:05)1000 1,520m? 1015(1:00)1115早池峰山頂1145(1:00)1245三合目1255(35)1330小田越1330(30)1400河原坊1415(45)1500 710m? 1505(25)1530峰南荘(計7:20)

　峰南荘1605-1705花巻温泉1810-0235君津(走行距離：675km)

　 0400起床、快晴だ。これまでで最も良い天気だが、車の屋根には霜が降りていた。トイレに行くため車を動かし、フロントの夜露をワイパーで拭くと、その瞬間に凍結してしまった。相当に寒いのだ。
　朝食後、峰南荘前の登山者用公衆トイレの横に駐車。
　標高520mのここから1,250mの小田越(おだごえ)まで8.4kmの舗装道路歩きなので、登山靴はザックに背負い、 運動靴でアプローチすることにした。
　峰南荘前にある「登山者名簿」に記入したが、最近の入山者はほとんどいない。昨日の岩手山同様に静かな山が楽しめそうだが、反面トレースが無ければ苦労しそうだ。
　06:15に通行止めのゲートを出発。11/26から5/27まで通行止めだが、その先に雪はまったく見えず、もう開通しても 良いのでは、と思ってしまう。
　車道にしては勾配の急な道で、結構きつい登りだ。ゲートから少し行くと笠詰キャンプ場がある。幕営料は100円ととてもリーズナブルで良さそうなキャンプ場だ。キャンプ場の入口には小さな祠があり、山行の安全を祈願した。
　さらに行くと小さな滝がいくつか出てきた。また、道路には所々雪が現れるようになった。
　道路際にはフキノトウがたくさんあるが、ほとんどは開いており、食用には遅すぎる。
　途中、下りてくる若い女性に出会った。昨夜峰南荘前で会った横浜ナンバーのワゴン車の夫婦の奥さんだった。聞くと 旦那さんだけ河原坊から登り、奥さんは登らずに下で待つことにしたという。
　立派なログハウスのうすゆき山荘を過ぎてしばらくいくと河原坊(かわらのぼう)に着いた。河原坊にはキャンプ場と休憩所があった。小田越には駐車場がないので、マイカーは河原坊に置くように、との看板が出ている。
　河原坊から先の道路は雪に埋まっているので、ここで登山靴に履き替えた。しかし、雪道を少し行くとまた雪のない道になってしまった。
　その後も雪が出たり消えたりを繰り返しながら、08:45岳から2時間30分で小田越(おだごえ/1,917m)に到着した。
　小田越からは樹林帯の登山道だが、完全に雪道になり、トレースはあまりはっきりしない。やはりあまり多くの入山者は入っていないようだ。トレースや標識、リボンを探しながら慎重に登るが、どうもルートを外したようだ。樹林帯を抜けると広い雪原に出て上部の岩稜帯が見えてきた。岩稜帯の中に旗を発見し、夏道に復帰した。
　夏道に出たあとは雪は皆無。高山植物保護のためかロープに挟まれたルートは間違えようが無い。早池峰は蛇紋岩の山とのことだが、 あちこちに緑色の岩が見えている。
　岩稜帯の途中で昨夜の夫婦連れの旦那さんと出会った。
　岩稜帯の上部にこのコースの難所と言われる鎖場がある。鎖場といっても登るのは鉄梯子だ。大きな一枚岩の急斜面に長い鉄梯子が2段に掛かっていて、上段は2本並んで付けられている。難所は別にどうということは無く通過した。しかし多くのハイカーが訪れるハヤチネウスユキソウの季節にはこの梯子は大渋滞になりそうだ。
　鎖場を過ぎると傾斜が緩くなり、雪と木道が出てきて山頂が見えるようになった。しばらく行き、雪の斜面を登り詰めるとそこが早池峰の山頂だった。
　山頂には早池峰神社の奥宮と避難小屋があった。途中強風に悩まされたが、山頂は風が弱かった。
　これで今回5座目、通算71座目の百名山登頂だ。山頂は風が弱くてあたたかく、ビールを飲みながら、のんびりと山頂を満喫した。しばらくすると小田越から年配の夫婦のような2人が上ってきた。天気は相変わらず良いが、岩手山は霞んでいた。
　30分ほど山頂で過ごして11:45に下山開始。木道のところで県のパトロールの人に出会った。
　夏道から雪道に入り、トレースを辿って快調に飛ばした。が、樹林帯の下部に来るとトレースを見失い、目安にしていた薬師岳が少し左に見えるので、ルートを右に外している事に気付いた。登り返してトレースを見つけ、無事車道に出たが、小田越からは 少し南にずれたところに出てしまった。この時期に人気(ひとけ)のない山に入るときは気を付けねば・・・・。GPSナビを持ってくれば良かった。
　河原坊で登山靴を脱いでいると、山頂手前で会ったパトロールの人が河原坊コースを下りてきた。河原坊の休憩所が開いていたので、聞くと今日開けたそうだ。
　帰りがけにうすゆき山荘を覗いてみた。綺麗で快適そうなログハウスだった。次に来る時には泊まってみたい。
　15:30峰南荘着。小田越から休憩込みで2時間だった。結局今日一日山中で出会った人は5人だけだった。コースをやや外してしまったが、 終日快晴で、とても静かな良い山だった。
　高速に乗る前に花巻まで行き、花巻新湯本温泉の「美翠館」へ。綺麗でとても大きな露天風呂が気持ちよかった。
　帰りは事故で1kmくらい渋滞したほかは順調で、東北道、首都高、東関道とも渋滞なく通過。02:35君津の我が家に到着した。
　今回は5日間とも天候に恵まれ、すべて予定通りに登ることができた。弘前さくらまつりや温泉も楽しみ、キャンプも快適でとても良いゴールデンウィーク山行だった。しかし総走行距離1,987kmの運転は疲れた！