笠ヶ岳(尾瀬・鳩待峠より往復・片藤沼)
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 871m
- 下り
- 853m
コースタイム
- 山行
- 5:06
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 6:27
天候 | 快晴(気温高し) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鳩待峠から至仏山まではよく整備されていますが、オヤマ沢田代分岐から笠ヶ岳までの、特に林の中はぬかるみが多く、倒木も多く、ほとんど整備されていません。林を出たところは、草地の気持ちよい稜線歩きとなります。小笠と笠ヶ岳のトラバース道も同様です。笠ヶ岳への登りは崩落が激しく、将来的には整備が必要になるのではないかと思われました。片藤沼までの道はあまり歩かれた形跡はありませんが、迷うようなところはありませんでした。 |
その他周辺情報 | 梅雨明け最初の週末ということで、観光客が大変多く、ジャンボタクシーだけではさばききれず、小型・中型のバスが運行されていました。駐車場も第一・並木(第二)は満車で、スキー場の駐車場まで利用していました。尾瀬ヶ原も至仏山もとても混雑していたと思われますが、笠ヶ岳ではトータルで15人ほどの人にしか会いませんでした。帰りの温泉や道の駅もどこも混雑していました。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
携帯
時計
タオル
カメラ
|
---|---|
備考 | 大変な暑さが予想されたので、ハーフパンツで登ろうかと思いましたが、日焼けと虫のことを考え、薄手で通気性の良い長ズボンにしました。それで大正解でしたが、日に当たっていた太もものあたりは繊維を通して光が差し込んでいたと見え、軽く日焼けしてました。 |
感想
尾瀬には何度も訪れていますが、笠ヶ岳は未踏だったので、梅雨明けの好天に誘われて出かけてみました。
林の中のルートは聞きしに勝る荒廃ぶり(多数の倒木とぬかるみ)でしたが、林を出ると、心地よい風が吹く気持ちの良い草原歩きでした。
笠ヶ岳に登る前に、片藤沼まで足を伸ばしました。沼の向こうに燧ヶ岳と至仏山、手前に笠ヶ岳を眺めることができ、今まで見たことのない山の姿を見ることができ、大満足でした。
笠ヶ岳への登り口が見付からず焦りましたが、南側にようやく山頂へのルートを見つけたときは、みなかみ方面から登られていた頃のなごりなのだと理解できました。山頂へのルートは、至仏山東側の登山道同様に崩壊が激しく、いずれは整備が必要なのだと思われました。ここの登りが今日の山行では一番ハードでした。
山頂からは360度の素晴らしい眺めを堪能しました。至仏山を裏側から見たのは初めてで、新鮮でした。それ以外にも、平ヶ岳・越後駒ヶ岳・中ノ岳・巻機山・谷川岳・苗場山・草津白根山・四阿山・浅間山・武尊山・赤城山・皇海山・日光白根山・燧ヶ岳・会津駒ヶ岳などの山々が見え、巻機山の向こうには遠く妙高山と火打山も見えました。宿題となっている平ヶ岳を今回も目にしたわけですが、いつか登らなければならないと思いつつ、まだ遠くはるかな山のままです。
大混雑だったと思われる至仏山に比べ、笠ヶ岳ではトータルで15人ほどの人にしか会いませんでした。快晴の空の下、素晴らしい光景を堪能した、静かな山行となりました。
オヤマ沢田代がネットで囲われ、シカの食害に遭わなくなったためか、少し見頃は過ぎていたものの、ワタスゲが一面に咲き乱れ、それは見事な眺めでした。尾瀬の環境保護に関わっている知人によれば、環境省はいずれ尾瀬ヶ原全体をネットで囲う構想を持っているようです。竜宮手前の下ノ大堀沢は水芭蕉の大群落で有名ですが、ここは10年ほど前までニッコウキスゲの群生地としても知られていました。しかし、現在では鹿に食い尽くされて全く見ることができません。他のニッコウキスゲの群生地も、ネットで囲うことでようやく復旧しつつあるそうです。
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