磐梯山［会津富士］：八方台登山口からピストン
eikobo
その他4人 
体力度について
- GPS
- 05:24
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 700m
- 下り
- 683m
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- 山行
- 4:00
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 5:23
八方台登山口：1194m〜磐梯山頂：1816m
標高差：622m／移動距離：3600m／所要時分：138分（休憩含む）
平均勾配：17％／平均傾斜：9.8度
△主要登りデータ（頂上直下）
弘法清水：1630m〜磐梯山頂：1816m
標高差：186m／移動距離：480m／所要時分：29分
平均勾配：39％／平均傾斜：21度
| 天候 | 薄曇り、時々晴れ、一時小雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
コースはメジャーなルートなので、明快。道迷いの不安なし。弘法清水（湧き水を補給できる）から頂上までは、岩がごろごろのかなりの急登。 |
| その他周辺情報 | 押立温泉、国民宿舎さぎの湯（福島県耶麻郡猪苗代町磐根字佐賀地２５５７、TEL：0242-65-2515）。日帰り500円。八方台から車で20分くらいの磐梯山の麓。ふつうの浴場。透明でさらりとした感触の温泉。希望として、脱衣場に扇風機があったらよかったのに。 |
写真
弘法清水からの急登で何人もの下山者とすれ違ったが、中に80歳の健脚の長老に、「あなたは幾つ」と訪ねられ、「72」と返すと、「まだまだ90までは登りましょうね」と元気づけられました。先達、ありがとうございます。
1
これが弘法清水の湧き水。味はわずかに苦みがある、たぶん硬水。火山ならではのミネラル味。とても冷たく、水の補給ができる、とてもありがたい清水です。
弘法清水小屋では、簡単な食事やコーヒーが味わえます。頂上直下で、コーヒーをありがたくいただきました。3種の豆で、苦味をチョイス。ほんとうにすごく苦かったです。
1
お花畑への分岐で、天狗岩を背景に美女軍団。全員が健脚でした。年齢はばらついているのに、みんな私よりずっと早い。すごい山女集団です。美女のため顔出しNG。
1
装備
| 個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
飲料
地図（地形図）
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
タオル
ストック
カメラ
|
|---|
感想
●さすがの百名山、整備された登山道
頂上まで、八方台登山口からは3.6�劼虜巴札魁璽后Ｉ玄韻眛擦眄鞍�されていて道迷いはほぼ考えられない安心して歩ける道でした。調べると、磐梯山への登山口は他に5か所ほどあり、登山口の標高も八方台より数百メートルほど低く、距離もかなり長いので、八方口からは一番簡単な初級レベルでした。それでも私にとっては、とてもきつい登りでした。
一つは温度です。下界は30度超えの熱中症警報が出る日でした。登り口の標高は1200mくらいですが、けっして涼しくはなく蒸し暑く、すぐに暑さで汗が吹き出ました。やっとの思いで弘法清水まで辿りついたときには、私はズボンまで、おしっこをもらしたのと全く同じように濡れ、気持ち悪いのなんのって、壮快とは真反対ないやーな気分でした。
弘法清水では、湧き水があって、飲みほしてしまったポカリのペットボトルに清水をつめて、いよいよ頂上への、きつい急登となりました。
「ここから30分だよ」
近くの地元の方らしきおじさんが励ましてくれましたが、「ムリムリ」と私はよたよた登り始めました。急坂ではありましたが、土と石と杭で整備されていて、慎重に登れば問題ない道。問題は、私の汗と体力。途中で下山者の方が、「この人80歳だよ」とすれ違いざまに紹介してくれました。びっくりしてみると、すっくと背筋が伸びたスマートなお姿。「あなたは幾つ」と聞かれたので、「72」と答えると、「90まで登りましょう」と励ましのエールをいただき、元気をもらいました。
そういえば、1週間くらい前だったか、テレビの徹子の部屋に登場した90歳の筋肉おばあこと、瀧島未香さんのことを思い出しました。筋トレの最高齢インストラクターに仰天したばかりですが、こうして山登りをしている人達には、驚異的な高齢者の方も数多くいらっしゃるのかもしれません。だとすると、まだまだ私は若いので、よたよたしてはいられないと思いました。
しかし、急登になると、よたよた登りはどうしようもありません。体力の限界です。急登というと、白毛門に挑んで途中で引き返した1年前の記憶が蘇ります。あのときも猛暑でした。たしか、この日よりいっそう暑かったと思います。猛暑で超大汗をかき、ずぼんまでびっしょぬれ……というと、今回も同じです。
そして後で調べてわかったことは、登れなかった急登・直登の白毛門ルートの勾配と、弘法清水から磐梯山への急登の勾配は、ほぼ同じでした。ただし磐梯山は、たったの数百メートル。頑張れば登りきれる……頑張って上ると、樹林帯から開けたガレ場になり、頂上が見えました。
すこし残念だったのは、頂上はなんとなく雲につつまれた感じで、眺望がよくなかったことです。それでも、雲の隙間からうっすらと下界が見えたりします。
下界から見ると、会津富士といわれるようにひときわ高く聳える磐梯山です。その山頂に今立っているのだと思えば、格別な達成感があります。後でヤマレコでタイムをみたら、弘法清水から29分で頂上まて登れたので、標準タイムです。よたよたでもっと遅いと思っていたのですが、まあ、よいとしましょう。
●健脚、美女軍団
今回は、4人の美女軍団といっしょでした。この美女軍団は30代（推測）〜70代と幅があり、体格もばらばらでしたが、みなさん、私よりずっと駿足でした。私は登り勾配が強くなると、数分ごとにひと休みしないと、足がぱんぱんになるし、息があがります。が、美女軍団はあまり休息をとりません。60代、70代の方もいらっしゃるのに、私よりずっと速く、汗もそれほどかいていません。しかも、4人のうち2人は、いつも運動している方ではなかったのです。それでも、磐梯山の登山はハイキングではありません。初級コースでも、立派な登山レベルなので、ふだんに体を動かしていない人には、かなり辛い運動になるはずなのですが、いつも激しく運動をしている2人の美女に混じって、同等レベルで登山をした美女2人の運動能力に驚いています。
実は私はふだんほどほどの運動をして、筋トレもし、有酸素運動もして、体を少しは鍛えてはいるのですが、山登りでは、圧倒的に力不足で、よたよた登りになってしまうのです。経験がないといえば、そうかもしれません。私の根本的な体力が、標準よりも弱いのかもしれません。
●大汗びしょぬれ
夏ばかりではなく、冬でも私は登りで大汗をかいて、上半身がびしょぬれにならないことはありませんでした。夏場ともなると、下のズボンまでが汗だくになり、おしっこをおもらししたような状態になったことが数回あります。汗対策として、背負ったリュックが汗で蒸れてしまうため、樹脂の仕切りを使っています。下着には、ミレーのアミアミをつけるのですが、この下着は、汗をどんどん外側に出してしまうので、肌が汗でべったりとはなりませんが、外側のTシャツは汗まみれになります。風が強いとすぐに乾き、涼しく、疲労しませんが、風がなければそとのウェアがびしょぬれになって、今回はそれがズボンにまでぬれ、暑くて疲労を増すだけでなく、気持ちが悪く往生しました。今回は、トレーニング用の短パンで登ったほうがよかったかもしれません。今後の課題です。
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