【骨折後のリハビリ登山】車山・霧ヶ峰散策

2021年07月24日(土) [日帰り]

• GPS: 02:43
• 距離: 8.1km
• 登り: 317m
• 下り: 280m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:14
• 休憩: 0:35
• 合計: 2:49

12:05 沢渡
12:47 12:48 夫婦岩
12:50 12:50 車山乗越
13:02 13:06 車山高原リフト山頂駅
13:10 13:25 霧ヶ峰
13:26 13:27 車山山頂
14:02 14:11 車山肩分岐
14:11 14:11 ころぼっくるひゅって
14:34 14:34 八島ヶ原湿原-車山分岐(第五園地分岐)
14:41 14:46 霧ヶ峰園地
14:56 霧ヶ峰インターチェンジバス停

天候

土砂降り→晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路：10:20茅野駅→(バス)→11:37沢渡バス停　\1,800
復路：16:07強清水バス停→(バス)→上諏訪駅　\960

コース状況／危険箇所等

特に危険箇所はありません。
丘陵のため雷雨時は逃げ場がないので注意。
沢渡から蝶々深山分岐付近までは道が細いので草露で濡れやすいです。朝露や雨後にはレインウエアのパンツを履いていたほうが無難かも。

その他周辺情報

【霧ケ峰キャンプ場】
最寄りは強清水バス停
730円/1〜6人用テント1張
受付17:00まで
100張程張れる広い芝生サイト
近くのホテルで日帰り温泉可

写真

沢渡バス停下車。車山は"車山の肩"から登るのがメジャーですが、コロナ禍のため人が少なそうなこちらから登ることにしました。

因みに今日は霧ケ峰キャンプ場に泊まり、明日はここから美ヶ原まで縦走する予定でした。朝暗いうちに出発するので、その道を下見しておきます。

バス停から道路を渡って登山口へ。登山口に着いた途端に雨がパラパラ…ここでしっかりレインウエアを着込んで出発。

登山口からすこし歩くと素敵なカフェがありました。登山道は写真右手の道を進みます。

しばらくすると車山湿原に出ました。空はどんより、雨はパラパラ、雷が来なければいいな…。

そして行く手に車山山頂が見えてきた。

車山山頂アップ。昔はあんなドームは無かった気がする。

ようやく木道が出てきました。ここまで草が覆いかぶさった細い道で草露で足元が濡れまくり！そしてこの頃からとうとう土砂降りに！

そして蝶々深山方面を見ると急な雨で下山してくる人多数。私も蝶々深山は諦めて車山へ向かいます。

車山乗越付近で木道は終わり。

車山乗越通過。

しばらくすると空が明るくなってきた！しかし雨は相変わらず土砂降り。

いよいよ車山山頂への取り付き。

行く手にはリフトの頂上駅が見えています。

階段状になって歩きやすくなりました。

しかし雨で濡れているので下りは滑りやすいかも。想像だけで骨折した足が痛みを感じます。

リフト乗り場のある車山高原を見下ろす。雨が降る前は観光客が沢山いたと思うのですが、今は雨のため乗っている人は殆どいません。

そしてリフト山頂駅を通過すると…

車山神社が見えてきました。奥には御柱が4本立っています。

車山神社の案内板

そして車山神社の先には展望台。

展望台からの景色。晴れていたら八ヶ岳や蓼科山がよく見えそうです。

車山山頂到着ー！雨のため人もまばらです。

山頂の気象レーダードームは1999年設置だそうです。前回登ったのは1993年頃だったので記憶にないのは当然です。

しばらく山頂を散策して下山。

山を下り始めた途端晴れましたよ。まったく。

登山道はすっかり川のよう。思ったより石がゴロゴロ。また足を踏み外さないように骨折後の足をかばうようにゆっくり下ります。

眼下に車山の肩の駐車場が見えてきました。

この辺りだけニッコウキスゲの群落が残っていました。

車山の肩に下山。

車山の肩にあるころぼっくるひゅって。ここで名物のボルシチを食べるのが目的(ゆるキャン△聖地巡礼)だったけど混雑していたのでやめました。

車山の肩からの車山。ここにはバイオトイレがあります。さて、ここでレインウエアを脱いで身軽になったらキャンプ場へ向かいます。

車山の肩から強清水方面へ進みます。ここから先はほとんど人がいません。と、道もないところにぽつんと小屋？

思わずアップ。山小屋跡かな？ドラマ北の国からの石の家みたい。

最後に車山を振り返って見納め。

ここから先は道が荒れています。早速水たまり。

そして樹林帯へ突入。

ぬかるみ…

そして藪…

ここですれ違ったのは1組だけ。

辺りは静寂…こういうルート好きだわ。

第5園地を通過。

眼下に霧ヶ峰インターチェンジが見えてきた。

ニホンジカ避けの柵を潜ります。

ニホンジカ調査のカメラが付いています。

第4園地通過。

霧ヶ峰インターチェンジと、霧ヶ峰のシンボル"霧鐘塔"の丘が見えます。

このルートは霧ヶ峰自然研究路というのね。

ここで車山〜霧ヶ峰散策は終了。ここから道路を渡れば霧ヶ峰インターチェンジです。

ここで最終バスの確認。茅野駅方面は15:59発。

上諏訪駅方面は16:05発。実はこの時点で明日の美ヶ原縦走の計画は断念。まだ骨折した足は本調子ではないと判断。

このまま日帰りで帰るか、予定通りソロキャンを楽しむか迷いつつ、霧ヶ峰ICで夕食代わりの山菜きのこそばを食す。

結論が出ないまま霧鐘塔経由でキャンプ場まで行ってみることにしました。霧鐘塔への入口付近には標高日本一の乗馬コースがあります。

乗馬コースのお馬さん

丘を登るとリフトがありますがこの時期は動いていません。

10分程で霧鐘塔に到着。その奥に見えるのは…

美ヶ原だよね？あそこまで縦走する予定だったけど遠いな。

最後に霧鐘塔と車山を振り返る。と、ここで家で留守番をしているパートナーから電話があり、急遽日帰りで帰ることにしました。

それから強清水バス亭16:07発のバスに乗って

上諏訪16:53のあずさで帰りました。霧ヶ峰〜美ヶ原の分水嶺トレイルはまた今度。骨折した足が良くなったらまた挑戦します。

感想

ちろる

5月に棒ノ折山で骨折してから約2ヶ月半。日常生活は普通に送れるようになったけど、計画していた百高山の続きはまだ早いと7月4連休の登山は諦めていました。
しかし例年なら梅雨明け前で天気が悪いことが多い海の日連休なのに今年は快晴続き。骨折後だからと諦めていたのに、私が山に行けない時に限って天気が良いってどういうこと？と、急遽プランを作成。
とりあえず初日は足慣らしを兼ねて難易度の低い山…初心に帰って最初に登った百名山である車山に登ることにして、足の調子に問題がないようだったら、以前から気になっていた霧ヶ峰〜美ヶ原の中央分水嶺トレイルに挑戦することにしました。

今回はテント泊といっても軽量ULスタイル。
新しく買ったソロテント"クロスオーバードームf"と、シュラフ代わりの"エスケーププロヴィヴィ"と、化繊インサレーションの"マイクロパフ"といった装備で、20Lザックに3.9kgという荷物。テント泊とは思えない身軽さで家を出発しました。

茅野駅からは白樺湖経由車山高原のバスに乗り、八島湿原手前の沢渡バス停で下車。
人混みを避けて敢えてマイナールートを選んだのですが、予想外にひっそりとした山中で降ろされてすこし心細い。そのうえ今にも雨が降り出しそうな空模様…とりあえず登山口へ向かうとポツポツと降り出す始末。あ〜やっぱり私は雨女なんだなと思いつつ、レインウエアをしっかりと着込んで登山開始。
沢渡登山口から蝶々深山分岐までは小雨の中ほとんど誰にも会わずに静かな湿原歩き。しかし天候は急に悪化して一転土砂降り！蝶々深山まで来ると急な雨のため登山者が列をなして下山してきていた。私も蝶々深山まで足を伸ばす予定を取りやめて急いで車山を目指す。とりあえず雷だけは来ないでくれーと祈りながらの登山だった。そして山頂を去る頃に天候は一気に回復！みるみる広がる青空に「どんだけ雨女なんだよ」とツッコまずにはいられませんでした。
その後は雨でぬかるんだ道で再び足を傷めないように慎重に下山。しかしどれだけ慎重に歩いても不安定な山道では足首への負担が大きく、翌日予定していた美ヶ原まで10時間も歩くのは無理だと判断。結局、車山から霧ヶ峰散策だけの日帰り登山となりました。
UL装備でのテント泊はまた今度の楽しみですが、全く苦にならない重さで快適に登山できたので、今後はソロテント泊でも行動範囲がグッと広がりそうです。

余談ですが、骨折後長いことギプスをしていた影響で、関節が固くなって足首の曲げ伸ばしがまだすこし不自由です。その最大の敵が和式トイレだ！ということを今回の山行で初めて知りました。しゃ…しゃがめない（笑）