大展望の御嶽山。黒沢口コースは陽が昇るとホントに暑いのなんのって。

2021年08月06日(金) [日帰り]

• GPS: 05:10
• 距離: 10.9km
• 登り: 1,295m
• 下り: 1,278m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:12
• 休憩: 0:58
• 合計: 5:10

距離 10.9km 登り 1,297m 下り 1,293m

5:40 黒沢口六合目・中の湯
5:53 5:56 日野小屋跡
6:07 飯森小屋(八海山支店)
6:15 6:17 黒沢口七合目・行場山荘
6:55 6:59 黒沢口八合目・女人堂
7:40 7:50 石室山荘
7:56 8:00 覚明堂休泊所
8:03 8:04 二ノ池・頂上・黒沢口分岐
8:08 黒沢十字路
8:23 8:28 御嶽頂上避難シェルター
8:31 8:34 御嶽山
8:36 剣ヶ峰山荘
8:44 黒沢十字路
8:51 8:53 二ノ池山荘
9:00 9:01 二ノ池・頂上・黒沢口分岐
9:04 9:05 覚明堂休泊所
9:10 9:12 石室山荘
9:41 9:55 黒沢口八合目・女人堂
10:21 10:22 黒沢口七合目・行場山荘
10:28 飯森小屋(八海山支店)
10:35 10:38 日野小屋跡
10:48 10:50 黒沢口六合目・中の湯
10:50 ゴール地点

天候

文句なしのピーカン晴れ☀☀☀

アクセス

利用交通機関：

自家用車

中の湯駐車場からスタート。数十台は停められます。トイレもあり。
国道19号線から中の湯までの移動が大変。全線舗装されているけど、カーブが多いし、路面が波打ったりしているので、運転が疲れる。恐らく助手席に乗っていても疲れると思う。登る前から体力消耗。

コース状況／危険箇所等

キチンと整備された道です。
中の湯から八合目までは、主に樹林帯の木製階段の多い道。
八合目から先はザレているし、浮石も多くて歩きにくい。疲れが溜まった下りは慎重に。
八合目と九合目の間で、恐らく石室山荘の方々が登山道の補修をされてました。感謝感謝です。

写真

8/6 5:39

中の湯の駐車場からスタート。
早朝は空気がひんやりとしていて清々しい。

8/6 5:49

亜高山帯の森の中の道は、涼しいのなんのって。足取りも軽く歩ける。

8/6 6:06

飯盛小屋。
ひっそりと閉じられてました。
この先10分も歩けば行場山荘があるから使われてないのかな？

8/6 6:14

七合目の行場山荘に到着。
ここで軽めのエネルギーチャージ。
名物は「ちからもち」。お汁粉かな？

8/6 6:54

お次は八合目の女人堂。
ここまで来ると森林限界を抜けて、圧倒的に視界が開けてくる。

8/6 6:55

北側には乗鞍岳や槍穂高、笠ヶ岳が一望。
登りに来て正解だったと思わず納得する瞬間。

8/6 6:55

東側には八ヶ岳や鉢盛山などなど。

8/6 6:56

内部は見てないからわからんけど、見た目キレイな小屋でした。

8/6 6:59

いたるところに御嶽教の石碑や石仏などが点在。
さすがは山岳信仰の山だね。

8/6 7:00

火山性の土質で花々に乏しい道だったけど、女人堂の近くでチシマギキョウが咲いてました。

8/6 7:00

剣ヶ峰が見えてきたような気がするけど、まだもうひと踏ん張りが必要。
八合目から九合目の間が本日一番しんどかったところ。陽射しを遮るところはないし・・・。

8/6 7:20

この黒沢口コースの彩りはオンタデくらい。富士山と同じような雰囲気です。火山だから植生に乏しいことはわかっていたけど、ちょっと寂しい。

8/6 7:30

石室山荘が射程圏内に入ってきた。

8/6 7:45

石室山荘。
剣ヶ峰へ向かうにはどこを通ったらいいかわからず、しばしの間ウロウロ。

8/6 7:46

石室山荘の中を登山道が通ってました。
この時間帯は誰も休憩していませんでしたが、何か他人の家の敷地を通る感じで歩きにくい。

8/6 7:46

御嶽教の神棚？
これなら天候が悪くてもお参りできるな。

8/6 7:48

石室山荘は最高のロケーションだね。

8/6 7:57

覚明堂。

8/6 7:58

覚明堂も絶好のビューポイント。
小屋はありますが、中に入ることはできず。どうやら噴火災害を機に廃業されたようです。

8/6 8:04

剣ヶ峰がようやく手の届くところに。
荒涼・殺伐とした景色が続きます。

8/6 8:10

二ノ池と摩利支天。
噴火災害の影響があったところは茶けた感じなのに対し、サイノ河原など摩利支天周辺は緑色。

8/6 8:22

剣ヶ峰すぐ直下の避難シェルター。
宿泊不可、長時間滞在禁止は防災面から理解できるけど、火気厳禁は何でだろう？
お湯を沸かしてのんびりコーヒーを飲んだり、ラーメン食べたりしないようにっていう意味かな？
山の中では、時々意図がわからない標識を見かけます。

8/6 8:23

御嶽山噴火災害慰霊碑。死者58人と行方不明の方々が5人。
まさか噴火するなんてこれっぽちも思わなかっただろうに。
合掌です。

8/6 8:25

剣ヶ峰周辺は、2年前に比べて、かなり整備・復旧されていましたが、ところどころに噴石・火山灰に埋もれた灯篭がありました。
近くにいた宮司さん？禰宜さん？の話では、元に戻す計画があるとのこと。

8/6 8:26

2年ぶりの剣ヶ峰。
2年前と同様に今日も空模様に恵まれました。

8/6 8:27

一ノ池。
火山灰に埋もれたこともあって、荒涼とした状態。

8/6 8:27

一ノ池と二ノ池。どちらも枯れちゃったね。

8/6 8:32

剣ヶ峰からの中央アルプス。背後には甲斐駒ヶ岳や北岳など南アルプスの山々も一望。

8/6 8:33

富士山も見えた。
おそらく左から甲斐駒ヶ岳、宝剣岳、仙丈ケ岳、三ノ沢岳、富士山そして北岳じゃないかと思う。

8/6 8:34

7年前の噴火口2つ。
左側が多くの方々が亡くなった八丁ダルミと王滝頂上。
依然として剣ヶ峰と王滝頂上の間は通行禁止。歩けるようになるのはいつになるかな。
遠くに恵那山や小秀山といった岐阜県境の山々を一望。

8/6 8:35

一通り景色を堪能したので、噴火口から離れることにします。

8/6 8:51

二ノ池と剣ヶ峰。
かつてはエネラルド色をしていたけど、噴火災害の影響のせいか今じゃ見る影もない。
自然の摂理とはいえ、何か寂しいなぁ。

8/6 8:58

継子岳の向こうには乗鞍岳、槍穂高、黒部五郎岳など北アルプス南部の山々がそろい踏み。
かろうじて三ノ池も見えた。

8/6 8:59

槍穂高をズーム。

8/6 9:19

石仏さんと八ヶ岳などの山々。
既にこの時間帯は陽射しガンガンでクラクラしてくる。

8/6 9:37

女人堂と乗鞍岳。
景色がいいのはありがたいけど、早く樹林帯に逃げ込みたい・・・。

8/6 10:23

帰りに行場山荘を覗いたら、「ちからもち」のサンプルがありました。
きな粉餅もしくはぜんざいのようです。
今日は暑すぎて手が出ません。もう少し涼しくなってからかな。

撮影機器：

NIKON D5600 NIKON CORPORATION

感想

kimiron

先週の白馬岳に続いて、今週もテントを担いで山へ行きたかったけど、日本近海に発生した台風の影響で、どうもこの三連休の空模様はすっきりしない予報。天気がいいのは今日までっぽいので、急遽夏休みの計画を変更して、今日一日休みをもらって山へレッツゴー。
で、選んだ行先は、最も自宅から近い3000メートル峰の御嶽山。天気が良ければ自宅からも拝むことができる濃尾平野で暮らす者にとってなじみ深い山の一つです。
2年前は濁河温泉からだったので、今回は中の湯からの黒沢口コースを選択。これがまた遠かった。自宅からの走行距離はざっと180キロ。これなら平湯温泉まで行って槍穂高に登るか、白川村の平瀬から白山に登った方が近かったんじゃない？
御嶽山は山岳信仰の山で、特に黒沢口コースは随所に御嶽信仰の息遣いを感じられるし、見晴らしは最高ななんだけど、この時期は陽が登ると暑すぎるのが難点。今回は5時半過ぎにスタートしたので、暑すぎるということはなかったけど、下山時は直射日光モロ浴びでしんどかった。下山時にすれ違う人は結構しんどそう。夏場はいかに
八合目から先を涼しい時間帯に歩くかがポイントになりそう。
全体的に眺めはいいけど、花に乏しいし、変化が少ないので登山道としてはあまりおもしろくないかな。