台風直前の蓼科山歩き & すずらんの湯♨
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- GPS
- 26:18
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 1,207m
- 下り
- 1,431m
コースタイム
9:00 竜源橋
11:10 亀甲池
12:00 双子池ヒュッテ(昼食30分)
13:20 双子山
13:40 大河原峠
15:00 蓼科山荘(宿泊)
歩行時間6.5h
15日(日)
7:10 山小屋発
7:50 蓼科山頂
11:05 すずらん峠、女之神茶屋着
11:20 竜源橋駐車場着
11:45 立寄り湯にて食事(仮眠含む)
スズランの湯(白樺湖畔)
15:00 蓼科発
20:30 帰宅
歩行時間3h
天候 | 14日晴れのち曇り、一時小雨 15日曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
竜源橋に8:30駐車し、1泊2日の起点として行動。他駐車者なし。 行程では危険個所なく、緩やかな登山路中心のハイキングコース。 ただし、蓼科山から女神茶屋までの下りは、急坂でスリップ用心。 全体の工程としては、初心者にもおすすめのコースだと思います。 |
写真
感想
5:00 出発
都内を出たものの、中央高速八王子料金所通過は既に6:00を過ぎ、連休初日の渋滞にはまってしまう。甲府過ぎから八ヶ岳を探すが、あいにくの雲で麓のみが見えるだけ。晴れてほしいのだが、台風18号の影響でどこまで天気が維持できるか、行ってみないとわからない状況。
7:50 中央高速の諏訪南を出て、一路スズラン峠を目指す。
8:40 竜源橋到着
スズラン峠手前の竜源橋に誰も駐車していないので、急遽、女乃神茶屋駐車場から予定を変更して竜源橋に車を置き、起点とした。ここは道路の両サイドに合計10台程度は駐車可能。(結局我々のみが駐車しただけだった)
9:00 竜源橋登山開始
準備体操後、装備確認して山に入った。天気は晴れているが、山を見るとガスっている状況。登り口に向かう途中、突然新潟ナンバーの二人組おばさまハイカーから呼び止められ、蓼科山への登り口の相談をされた。昨日も別の山に登ったらしく行き当たりばったり的な計画の様子。気楽な登山でうらやましいが、一応計画ルートは検討して貰いたいものだ。。女乃神茶屋からの蓼科山ピストンを案内して(日帰りなら)見送る。後にして思うと、蓼科山への登りは結構大変だったかも。。すみません。
10:50 天祥寺原分岐
竜源橋から滝ノ湯川沿いになだらかな登りを歩く。深いシラビソ,カラマツなどが茂る針葉樹林を歩くが、北八ヶ岳特徴である岩苔が神秘的でもあった。天祥寺原分岐は熊笹の生える湿地帯であり、湿原っぽい場所。ここまで登ってきた感じは無く、ほぼ平坦と言ってよい。
11:10 亀甲池
既に湖畔でポツリポツリと昼食休憩している、水深はほとんど1mもないような浅い池だが、水はとても澄んでおり冷たい。おそらく湧いているのではないだろうか。この水が滝ノ湯川に流れ出すのだろう。トンボが多く飛んでおり、やはりこの時期、秋の気配がしていた。
11:50 双子池(雌池)
こちらは亀甲池より大きく深さもありそうで、周りはキャンプ地となっている。「ヤッホー」と叫ぶとしっかりコダマがかえってきた。(叫んだのは私ではない)
12:00 双子池ヒュッテ(昼食)
ヒュッテ下の広場で昼食(おにぎり3個と玉子焼き、羊羹)を取る。10人程度が昼食をとっていた。昼食はこれくらいがちょうどいい。
12:30 出発
雄池を覗いて、トイレですっきり(100円)して、双子山へ出発。幼児を背負子に降りてきたお母さんたちとすれ違う。母は強し!
13:20 双子山
やや登りが続いたと思ったら、急に何もない土が顔を出す草っぱらに出た。すでにガスが入ったり引いたりの天候だが、その間隙から蓼科山、前掛山、北横岳、大岳が見える。晴れていれば最高なのだが。。気を取り直して先を急ぐ。
13:40 大河原峠
大河原ヒュッテのあるこの峠は、比較的大きい駐車場(30台程)があり、ここを起点とする行動もアリである。
14:50 前掛山(赤谷の分岐)
シラビソやカラマツの針葉樹の中の緩やかな上りのあと、森林の中に赤谷の分岐が出てくる。すこし雨が降りはじめるが、足元は歩きやすい(岩、木の根が比較的まばらな登山道)
15:00 蓼科山荘
赤谷の分岐からすこし下り、また軽く登リ始めるころに、今日の宿泊先の蓼科山荘が現れる。ここからの蓼科山は山荘の真後ろにドーンと陣取り、なぜか安心できる。明日の朝、30分かけて頂上を目指す。
蓼科山荘では、18時夕食、21時消灯、6時朝食となる。夕食まで3時間弱、ゆっくりと体を休めつつ、先ずは喉を潤す事にする。そして注文したのは、なんと生ビール!ジョッキで出てくる。これが実にうまい!!3杯も飲むメンバーも。。
食後は、消灯まで持参のバーボンでまったり談笑する。天気に様子を見に外に出てみると、うっすら月明かりと星が見える。明日もこのままの天気でいてくれるといいのだが。。台風の速度と進路が気になる。。
因みに、この山荘では、水の提供は無く、お湯を少々分けてもらえる程度。水は必ず持参したい。トイレはきれいだが、電灯が無いので懐中電灯が必要です。
5:20 起床
天気が気になり、トイレ兼ねて外に出てみると、ガスはあるが雨はまだの様子。
ただ、スマホで天気を調べると、台風が速度と規模を強めてこちらにやってくる気配があり、午前中から雨が強くなる予報に変わっている。予定より少々早めに下山する方が無難と判断。
7:10 蓼科山荘発
6時に朝食を頂き(お味噌汁が自家製で実に美味しいく、ご飯もうまい)コーヒーブレイク後、霧雨となってきたため、雨具を着用し出発する。蓼科山荘は1泊2食付7500円、寝具はお布団で、すでに朝夕はストーブが焚かれてました。お世話になりました。
7:50 蓼科山頂
山荘からすぐに急登となるが、30分程度の登りなので、ゆっくりリズムを維持しながら一気に登る。頂上は、残念ながらガスと時より強い横からの雨が降り、蓼科神社奥宮にお参り後、早々に女之神茶屋目指し下山する。
8:10 蓼科山下山
頂上直下100m位は、東側(蓼科山荘、前掛山側)と西側(白樺湖側)では山の様相が全く違い、東側は木々で覆われていますが、頂上と西側は大きな石のガレ場のみで、登山路は石の上のみを歩く状況。また急な下りとなだらかな場所のセットが合計3回あり、急下はスリップもしやすいので、雨の日は特に注意して下りたい。
11:05 女之神茶屋着
3回目の急な下り坂の後、クマザサの茂るなだらかな下りが約500m程度続くと、急に車の音が聞こえる場所になり、道路が見えてくる。道路に降り立つと、向かいの女の神茶屋の軒に、昨夜山小屋でご一緒した3人のグループの方々が、既にバスを待っているところで、手を振りながら、そのまま竜源橋まで道路沿いに下る。
11:20 竜源橋駐車場着
無事に車にたどり着く。やはり駐車していた車は、我々のみでこの時期にしては珍しいのでは。ただ台風が来ている状況なので、我々の方が無謀だったのかもしれない。
しかしながら、ここまで台風の影響はさほどなく、雨には降られたが、まあ充実した蓼科歩きになったと思う。
11:45 すずらんの湯(白樺湖)
竜源橋から車で早速、すずらんの湯(700円)に移動。午前中なので、利用客も比較的少ない状況で、ゆっくりと温泉に浸かる。やはり、疲れをいやすのは♨が一番である。(たまりません。。)ここで昼食と2時間の仮眠をとり、帰路につく。
今回の蓼科山は、メンバーも漏らしていたが、いろんなシュチエーション(緩やかな登りの中でのクマザサ、きれいな小川、うっそうとした苔岩、静かに澄んだ池、岩と草の草原、マイナスイオン満載の森林、そして急登と岩場、急な下り、それと晴れから曇り霧雨、横殴りの雨)が体験でき、実に飽きない登山となった。
また、自分としては、赤城と男体山で鍛えられた急登への登るリズムを活かすことができ、比較的疲れのない歩き方が(呼吸法も含めて)でき、これからの山歩きが非常に楽しみになる自信がついた歩きとなった。
今回の台風18号は翌日(9月16日)愛知から長野、福島、岩手に抜けながら規模が拡大する965hPa規模の大型台風で京都桂川の氾濫等を代表とする、大きな被害をもたらした台風であった。
この時期は台風が多くなるが、予定を変更する勇気も持って、竜源橋で出会った新潟のおばさまハイカーのように、「自由に予定を変更できる臨機応変?さも必要かも」と、今後の心構えの参考にもなった旅だった。
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