探検だよサークルウォーク⑦. 羽州街道 女鹿沢→鶴ヶ坂（やぶの峠越えあり）

2021年08月28日(土) [日帰り]

• GPS: 05:38
• 距離: 15.1km
• 登り: 199m
• 下り: 189m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:44
• 休憩: 0:00
• 合計: 5:44

距離 15.1km 登り 213m 下り 214m

9:06 スタート地点
14:49 ゴール地点

天候

曇り後晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

コース状況／危険箇所等

羽州街道は旧国道7号と重なっている。浪岡本町では一部　異なっている。大釈迦峠越えの羽州街道の前半2/3は現在でも、無理すると車もなんとか。荒れてきている。今回の最終区の間1000mが強烈なやぶ道である。案内やマーカーは全くない。大釈迦峠の羽州街道はウォークの道としておもしろい。が、やぶ道に手を加ないと無理。

写真

10/15 14:01

跨線橋からかつての踏切を確認。右はやぶ。左に車道。2020.10撮影

10/15 14:15

奥羽本線を横断する踏み跡がある。前回、やぶ側から線路越えをして手前の女鹿沢地区に来た。2020.10撮影

10/15 14:15

線路越えの羽州街道です。今回スタート地点です。2020.10撮影

8/29 23:42

羽州街道は赤太線。直進してしまった。青森県歴史の道調査報告書より。

8/28 9:33

旧国道7号線、浪岡駅通り通過。羽州街道は正面奥から出て左折して青森方面に向かう。浪岡七曲と言われように、七曲をして、杉沢方面に向かう。

8/28 9:33

そのまま、青森方面に直進。

8/28 9:34

弘南バス・青森市民バスのバス停です。青森方面に直進。

8/28 9:35

羽州街道は青森側への次の十字路を右折します。みちのく銀行近く。

8/28 9:37

歴史を感じる「 長谷川商店」を右に見て進む。

10/15 14:49

枡形の交差点を左折する。2020.10撮影

10/15 14:49

直進すると浪岡→本郷→六郷→黒石の山手線である。2020.10撮影

10/15 14:50

浪岡中央児童館に立ち寄ります。2020.10撮影

10/15 14:50

ここは何んの跡地かな。立派な門もある。立ち寄りの目的は奥の石碑です。2020.10撮影

10/15 14:54

二体の石碑。2020.10撮影

8/28 9:40

明治天皇行在所聖跡の石碑です。浪岡中央児童館の奥の方にある。建立日は昭和8年。

8/28 10:14

白山神社。かなり奥の方が本殿です。右道路を進むと旧杉沢小学校跡地。現在は公園と保育園です。

8/28 10:16

杉沢小学校の跡地。正門がそのまま現存しています。公園と保育園が見えます。

8/28 10:17

「 杉沢小学校之跡」記念碑。裏面が校歌です。昭和56年の日付。

8/28 10:31

羽州街道は旧7号線に右側から合流です。

8/28 10:33

高屋敷バス停です。弘南バス・青森市民バス・コミュニティバスの３ラインです。

8/28 10:42

神明宮前を通過。

8/28 10:48

旧大杉中学校跡地の大杉公園に立ち寄りました。

8/28 10:48

公民館と広い公園。

8/28 10:53

街道の東側（右側）に溜池があります。遠くに八甲田が確認できます。

8/28 10:53

少しアップで。北八甲田と南八甲田の横並びです。

8/28 11:13

大釈迦郵便局前を右折します。

8/28 11:15

間もなく、民家の庭先に記念碑がありました。

8/28 11:16

明治天皇御駐輦之近の石碑。裏面には、明治14年9月9日御巡行　昭和５年9月9日 御当主名も

8/28 11:16

こちらに「 明治天皇大釈迦御小休所」の石碑もある。昭和９年文部文部大臣指定の刻字も。

8/28 11:27

旧国道7号と国道101号の丁字路。柳久保神社です。柳久保とはここの地名。

8/28 11:27

水準点もあります。羽州街道沿いには水準点が点在しています。

8/28 11:28

参道が山側に続く柳久保神社です。

8/28 11:30

六体の地蔵尊です。かつてはここにお寺がありますが、今は御堂のみです。

8/28 11:30

六体のお地蔵さんが、道路の交通安全を祈願してくれているのかぁ。

8/28 11:39

左は自然ふれあいセンター。右、Y字方向が「 大釈迦峠越えの羽州街道」への分岐点です。

8/28 11:56

少し進むと砂防公園と駐車場があります。

8/28 11:57

東屋もある。東家越しの駐車場。ここに車をデポした。天気が回復したので、問題の「 やぶ漕ぎ羽州街道大釈迦峠越え」に挑戦です。

8/28 13:23

旧国道7号→孫内の車道に出ました。ここまでもかなり距離がある。所要時間80分

8/28 13:23

車道を、左折してまもなく、右折します。ここで遅い昼食です。　

8/28 13:24

ここから山越えしてピストンで戻るか？。最大のやぶ漕ぎをして、鶴ヶ坂から路線バスで戻るか？　路線バス利用を選択する。

10/14 14:27

やっとソフトバンクアンテナを左折する。

8/28 13:35

ついに問題の地点に到着。ここから鶴ヶ坂バス停近くの保食神社を目指して、やぶ漕ぎの開始です。背丈レベルノ竹やぶの出現。カメラどころではありません。

8/28 13:35

この先が背丈の竹やぶが道を塞ぐ。突っ込みます。結局、今年も道迷い。マーカーを付けておくべきでした。

10/14 14:18

全く街道がわからない。木が生えていない隙間が街道だと思う。信じて進む。三度歩いて二度迷うことに。

10/14 14:18

背丈の竹やぶを進む。歩くのも難儀。先に進めない。ここで、道迷い。2020.10撮影

10/14 14:21

竹やぶを回避して、杉林の中を進む。これが道迷いを誘う。

10/14 14:04

切り通しの斜面が続きます。ピーク（やや平地点）に石碑がある。

10/14 14:10

「 明治天皇御野立所蹟」の石碑。2020.10撮影　今回は道迷いで確認✖️

10/14 14:12

石碑周辺はやや平地だ。明治天皇一行の休憩場所として納得だ。2020.10撮影

10/14 14:11

昭和15年9月9日建立。明治14年の明治天皇行幸の記念碑が、昭和5年〜昭和15年の時期に建立されている。2020.10撮影

10/14 14:11

明治14年9月9日御通輦。2020.10撮影　明治天皇行幸の供奉者360余名と文献に記載されている。

10/14 14:00

振り返って、切り通しの下り斜面です。2020.10撮影

8/28 14:10

道迷い。悪戦苦闘、やっと切り通しの羽州街道に出た。この上部に「 明治天皇御水」の石碑がある。が、下山します。

8/28 14:10

切り通しが羽州街道だということしかわからない。

10/14 13:54

少し上まで刈り払いされています。がその上は刈り払いはありません。2020.10撮影

10/14 14:12

振り返って、この先が街道なのだが、何処なのか？？　2020.10撮影

10/14 13:54

神社周辺は刈り払いされています。車道からのやぶ越え羽州街道に50分も要した。距離は短いのに。迷ったからなぁ。

8/28 14:18

目指した保食神社の案内板。津軽坂の牧（牧場）の解説。200年間、津軽の五牧場のひとつだと。牧場の周りを羽州街道が通っていたということか。

10/14 13:53

津軽坂の牧（牧場）の解説。この保食神社に関わる文献やネット情報があるのに、なぜかしら、大釈迦峠越えの羽州街道の情報が見当たらない。

8/28 14:18

保食神社です。

10/14 13:52

保食神社です。2020.10撮影

10/14 13:53

2020.10撮影

10/14 13:52

2020.10撮影

10/14 13:51

旧国道7号線沿いの神社。赤い本殿が目立つ。道はありません。キョロキョロしながら、線路を超えて、立派な橋もあります。2020.10撮影

10/14 13:51

旧国道7号鶴ヶ坂バス停・奥羽本線（JR鶴ヶ坂より500m大釈迦側）の線路越え地点・神社が見える。2020.10撮影

8/28 14:47

JR鶴ヶ坂からJR大釈迦に戻ります。

8/28 15:15

新しい電車の感じがする。鶴ヶ坂駅利用も始めてのメンバーも。

8/28 15:15

大釈迦駅下車。ミラーを借用しての自撮り遊び。

8/28 15:17

JR大釈迦到着。デポした車に戻る。次回の予告、鶴ヶ坂駅→羽州街道の終点油川です。先が見えてきたぞ。

撮影機器：

iPhone 6 Plus Apple

iPhone 8 Plus Apple

感想

yat55yama

羽州街道 浪岡女鹿沢（奥羽本線越え）→浪岡→大釈迦→大釈迦峠→鶴ヶ坂。
今回は羽州街道の中でも最大級の難所、距離も長い。後半は誰も通ることのないやぶ道の走破が必要です。昨年来三度歩いて二度の道迷いをした。背丈の竹やぶの走破は道を迷う。明治初期、明治天皇行幸のルートでもある。この道を360余名の一行が鶴ヶ坂側から大釈迦側への歴史の道だという。その面影が連想できそうでできない。今回のルート内に、明治天皇行幸の記念碑が三箇所もあることにはびっくりだ。羽州街道の道標でもある。しかも昭和5年〜昭和15年の時期に建立されている。天皇崇拝の気運が漂う時代の到来を示唆する記念碑でもあるのかなあ。年配の方からの話によると、戦後も大釈迦〜鶴ヶ坂の生活道路として使っていたという。
画像は昨年秋の画像をも組み合わせた。このルートが「 探検だよウォーク」として、最もおもしろい。道案内やマーカーは全くありません。「 大釈迦峠えの羽州街道」は羽州街道全域の中でも、文献や市町村史への記載が少なく。忘れられた感がある。残念です。

コメント

i57nori

驚くばかり‼︎ 学術的な頭脳武装に加え、少年の遊び心、探究意欲、ただただお見事です。お疲れ様でした。
道迷いゆえの石碑発見✨嬉しいオマケ付き、努力が成す必然の発見ですね^ ^

yat55yama

i57noriさん
大釈迦峠の古道はそれは強烈なやぶ、去年も今年も迷う。残雪期にマーカー付けを狙ったがチャンスを逸して叶わず。改めて、マーカー付けをして再チャレンジを。ここは、特別な場所だ。

i57nori

羽州街道、矢立峠の幅広になった明治新道やイザベラ・バードさんの本を思い出しました。…あの先、碇ヶ関、黒石を経てこの道に続いているのですね、…探究心、(^^;;やはり恐れ入ります。