北国・北陸道を歩く（1）

2013年09月18日(水) 〜 2013年09月19日(木)

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• 下り: ---m

コースタイム

1日目　5：42米原駅-7：54長浜港-9：00長浜港発-竹生島-11：23長浜港着-13：31馬渡橋-15：51木之本駅（草野旅館）
2日目　4：26宿-6：37柳ヶ瀬-8：24椿坂峠-9：58栃ノ木峠11：07板取宿-13：10今庄宿-18：02武生駅

天候

両日とも快晴

アクセス

利用交通機関：

バス

米原駅

写真

9/18 5:51

駅前には米原湊跡の案内板

9/18 6:00

中山道との追分

9/18 6:55

かくとだに　えやはいぶきの　さしも草　さしも知らじな　燃ゆる思ひを　藤原実方

9/18 7:30

長浜びわこ大仏
こっちに来いと招いてくれるように思えるが、たくさんの電線が邪魔をしているようだ。

9/18 7:50

長浜港の船着場が見える

9/18 9:04

前夜までの台風18号の影響で、湖面が1メートル近く上昇しています。
もう少し上昇すれば遊覧船は接岸できません。

9/18 9:08

湖面から見る秀吉ゆかりの長浜城

9/18 9:39

竹生島上陸

9/18 9:52

時代を感じる唐門。
豊国廟の極楽門が移築されたとか。

9/18 9:56

舟廊下の天井や連子窓が趣がある

9/18 11:41

虫龍窓と連子格子の安藤家

9/18 13:35

左 竹生島本道
かっては竹生島への舟が往来していた早崎への道。
竹生島の一の鳥居も早崎にあるそうだ。

9/18 15:48

旧本陣である竹内家。
立派な薬の看板が並ぶ。

9/18 15:48

先々代の竹内家当主は、明治三十六年に日本薬剤師第一号の免状を取得したそうです。

9/18 15:54

価値観の違いが大きいので、宿の紹介はあまりしませんが、お勧めです。
木之本駅近くの草野旅館です。

9/18 18:16

夕食はボリュームたっぷり、美味でした。
私は夜明け前から歩くので朝食なしで9000円。
もちろん朝食も付けてもらえます。

9/19 4:35

山内一豊が名馬を購入した馬宿

9/19 6:03

この辺りの民家は梁の両端が壁から飛び出しているのが特徴。

9/19 6:34

明治天皇柳ヶ瀬行在所（鈴木家）
今回の旅は明治天皇、蓮如上人、芭蕉の旧跡が多かった。

9/19 6:47

この写真の撮影意図は？
北陸自動車道に立つ速度制限の標識です。車の進行方向からは見えない筈です。90度回転したのだろうか？
よく見ると反対側の標識もこちらに裏を向けている。何より高速道の速度表示は電光板の筈。
古い標識を使用しないために向きを変えたのか？
不明です。

9/19 9:53

淀川の源がこんなところにありました。

9/19 9:55

県境の栃の木峠で早めの昼食。
と言ってもパン食です。

9/19 11:07

全く解読できない中部北陸自然道の標識

9/19 11:09

板取宿の石畳と民家

9/19 11:11

居住していないようだが、立派に保存されている。

9/19 11:11

同じ石畳の通りに廃屋になった民家。

9/19 11:12

畑で収穫した菜を洗っているオジさん。
やはりここには住んでいなくてバイクで作業をしにきています

9/19 13:00

北陸道（木ノ芽峠越え）と北国街道（栃ノ木峠こえ）の合流点。
これより先は北陸道だと確信していたが、必ずしもそうではないらしい事実に後日、出会う。

9/19 13:00

右 京 敦賀 若狭
左 京 伊勢 江戸
信濃追分の道標を思い起こさせるダイナミックな表現である。どちらも京に向かうのである。

9/19 13:13

豪邸でなくても、卯建を上げた家並みが続く今庄宿

9/19 13:37

湯尾峠に向かう山道に一里塚跡

9/19 13:52

湯尾峠の頂上にある孫嫡子神社

9/19 15:09

芭蕉ゆかりの鶯の関跡。
竹内峠にも鶯の関があった。

9/19 15:19

用水を越えるアプローチ、常夜灯、庭石や鉢が並ぶ前庭、板壁、弁柄塗が美しく調和した民家。

9/19 16:54

初めて目にする真宗三門徒派の寺院。
一向一揆に翻弄された歴史があるようだ。

9/19 16:56

私庵という言葉も始めてである。

9/19 17:27

武生市内では打刃物の老舗が目立つ。

9/19 17:53

越前国府が置かれた武生には総社、国分寺がある。

9/19 17:59

由緒ある武生の名称が消えて、越前市になったのは悲しい。
国の名前を市名にするとは、なんとも味気なく、越前国を冒涜しているように思う。
言ってみれば、名古屋市が周辺を合併して、日本市を名乗る滑稽さのようなものである。

撮影機器：

HIGH SPEED EXILIM EX-ZR400 カシオ

感想

ア?ドッポ

米原から北国街道・北陸道で武生まで歩いた。
途中、長浜港から遊覧船を使って竹生島の西国観音霊場を参拝した。
長浜までは何度か観光で訪れているが木之本宿から武生宿までは街道歩きの醍醐味を堪能できた。
特徴的なのは街道沿いには大きな題目石が多いこと。他所で言えば常夜灯の間隔で存在する。
民家の造りが微妙に違う。最近の民家では雪外対策のサッシ製フード、古い民家では開口部をサッシに改造し、更に古い民家では虫龍窓や連子格子が残り、板取宿では藁葺の古民家があり、今庄や武生では古い商家が古い看板を今でも出しており、時代劇さながらである。
明治天皇、蓮如上人、芭蕉の足跡が多く、戦国武将の歴史も思い起こさせてくれる。
真宗三門徒派などこの地域独特の寺院も目立った。
淀川の源流が栃ノ木峠にあったのも驚きである。