山行記録: 苦土川水系 大沢（沢登り講習）

記録ID: 348363

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沢登り

日光・那須・筑波

苦土川水系　大沢（沢登り講習）

2013年09月22日(日) [日帰り]

kamog その他1人

GPS: 08:45
距離: 4.4km
登り: 306m
下り: 305m

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コースタイム

大沢林道ゲート7:15－
7:50最後の堰堤8:55－
9:50大沢F1－10m10:45－
下降－
最後の堰堤で沢登り基本講習
・スリング支点の取り方（ガースヒッチ・ツーバイト・ラウンドターン）
・ダイレクトビレイの方法
　　（オートロックビレイデバイス使用と長所短所、
　　　ムンターヒッチビレイの注意事項と長所、
　　　肩絡みビレイ）
・フリクションノット
　　（クレムハイストノット下巻き・上巻き
　　　バックマンノット
　　　コックヒッチ
　　　マッシャー）
・ラペル一番者の懸垂下降
　　（PAS等セルフビレイランヤード＋オーロックビレイデバイス使用
　　　ムンターヒッチ下降
　　　ワンターン＆ツーターン下降）
・ラペル時の仮固定
　　（ミュールノット）
・プルアップ（登り返し）
　　（オートロックビレイデバイス＋フットバー使用）
15:20終了－
16:00大沢林道ゲート

天候	晴れのち曇り
過去天気図（気象庁）	2013年09月の天気図
アクセス	利用交通機関：自家用車大沢林道ゲート前・深山湖奥から旧三斗小屋跡地へ向かうややダートな林道へ入り　約1.3kmで左に分かれる林道が大沢林道。　100mほどで橋を渡りゲートとなるので、その脇に3台程度駐車可。・トイレは深山ダムすぐ手前に広い駐車場とトイレがある。・コンビニは黒磯板室ICから板室温泉の間にある。アクセスを調べる my出発地登録
コース状況／危険箇所等	■沢登り講習（マウントファーム登山学校）　　http://mt-farm.info/ 　四季を通じて開講しています。　日程、行く先等は希望日を複数書き添えてお問い合わせください。　問い合わせ先　[email protected] ■大沢　遡行グレード：2級上　距離は短く開放的な渓谷だが、隣の井戸沢と比べクライミング要素の　強い滝が連続し、登り応えがある。　F2－15mが一番登攀性が強くⅣ級ほどのクライミング。　後半は笹の中のスラブ岩となり、最後は沢形もなくなって　背丈くらいの笹薮漕ぎとなる。　左俣を行けば五葉の泉よりも西側へ、右俣は五葉の泉辺りに出る。　一般的な下山は大峠から三斗小屋温泉経由で林道を下るが　3時間以上かかるので、スタートを早朝早めにするか　予約が取れれば三斗小屋温泉泊とし翌日下山がよい。　または三斗小屋温泉まで行かず途中の峠沢を下降してもよい。　峠沢は大きな滝もなく平凡だ。 ①大沢林道ゲート脇を越し少しで左に向かう林道が分かれるが　ここは右に行く。　途中林道の分岐が2カ所出てくるが、どちらも左に進む。　特に2つ目（最後）の分岐は右の方が広いが、左の荒れている方に　進むこと。　林道終点は平地になっており「民有保安林」の案内板が立っている。　平地奥に踏み跡があるので笹を軽く払いながら進むと、大沢最後の　堰堤手前で河原に下りられる。　堰堤は右隅を容易に登り、脚立で難なく越せる。 ②堰堤から河原を少し遡ると標高1000mで左から本流に近い水量で　西沢が合わさる。　さらに先へ進むと沢状が2つに分かれている。　これは幅の広いインゼル（中ノ島）で上流で再び合わさる。　しばらくで右岸（左）から湧き水あり。　逆層壁を右岸に見送ると標高1100mで水量比5：1の二俣状。　左の本流には2条10m滝、右の支流も20mほどの滝がある。　今回は受講者さん不調によりここで引き返したが　2条10m滝は右壁をⅢ級程度で登れる。　左の窪が巻きルートだが、落ち口にトラバースするところが　やや嫌らしいので注意。 ③次の5m滝は適当に登れる。　そして核心部の15m滝が行く手を塞ぐ。　以前登ったときは、左ルンゼより取付き、7mほど登ってから　右手岩壁に残置ハーケンあり、そこからやや右上するフェイスに　ハーケンが2つあり利用させてもらい、最後は流芯左を登って　木で後続をビレイした。　ここは最低Ⅳ級はある。 ④5m滝を3つほど越し、沢幅狭くなった連瀑帯となる。　最初の5m滝は右ルンゼから登り落ち口へトラバース。　落ち口へのトラバースの2，3歩が悪い。　3m小滝を越し、ナメを進んで出てくる10m滝は適当に登る。　これを越せば二俣。 ⑤今回は入らなかったが左俣へ入ると　15m滝（流芯左Ⅲ級）、3m、5m、そして10m滝と続く。　10m滝は右から巻ける。　もう一つ滝を越すと正面は沢の終わりになっているが　右側を見ればトイ状スラブ滝が直角に入っている。　この滝は35mほどありⅢ級程度だ。　ルート取りはトイ状から取付き右のカンテに移るところがやや細かい。　ロープを37m出して岩に長めのスリングかけ後続をビレイする。 ⑥その後15m滝(易しい）、2段15m滝（易しい）を越すと　露岩床と笹がミックスしたり、亀甲模様のスラブ岩（Ⅲ級－）を　登って、背丈程度の笹薮を漕ぎながら、最後は少し右斜めに行くよう　詰めると五葉の泉より5分ほど西側で登山道に出る。