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Yamareco

記録ID: 349516
全員に公開
アルパインクライミング
甲信越

八ツ峰 Cフェース〜八ツ峰の頭

2013年09月21日(土) 〜 2013年09月23日(月)
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carimero326 その他1人

コースタイム

一日目 6:30扇沢駅―7:00黒四ダム出発―15:10熊の岩
二日目 6:10Cフェース取り付き―10:30八峰の頭―熊の岩―15:30真砂沢ロッジ
三日目 7;00真砂沢ロッジ出発―12:00黒四ダム
天候 3日間ともいい天気♪
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
扇沢の無料駐車場にPM11:30着。無料駐車場は到着時には1/3くらい停まっていたが、真夜中には満車。扇沢駅より黒四ダムまでトロリーバス。
コース状況/
危険箇所等
登山ポストはトロリーバスの券売所の近くにあり。
ダムから真砂沢ロッジの道は2年前通っているが、その日は長野県の地震により落石で道が塞がれてかなり悪かった。地震直後の出発だったので情報を知らず、泥だらけになりながら池の平まで突破した。同日下ノ廊下で地震による落石で亡くなった人がいた日だ。道はその日ほどでないにしろ、ガレていてそんなに良くはないところがある。地図上のコースタイムはちょっとあてにならないかもしれない。
下山後は、温泉郷の薬師の湯。食事は蓮華大橋のそばのKunis's couuntrykitchinがおすすめ。何食べてもおいしい。
2012年09月21日 13:17撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/21 13:17
クレオパトラニードル♪
2012年09月22日 09:57撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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9/22 9:57
クレオパトラニードル♪
2013年09月21日 16:18撮影 by  NEX-7, SONY
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9/21 16:18
2013年09月21日 20:17撮影 by  NEX-7, SONY
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9/21 20:17

装備

個人装備
ヘッドランプ 予備電池 1/25 000地形図 ガイド地図 コンパス 筆記具 ライター ナイフ 飲料 ティッシュ バンドエイド タオル 携帯電話 計画書 雨具 防寒着 スパッツ 手袋 ストック ビニール袋 替え衣類 シュラフ シュラフカバー ザックカバー 食器 水筒 時計 日焼け止め 非常食 アイゼン ピッケル ハーネス 環付きカラビナ カラビナ テープスリング 確保器(ルベルソ等) ヌンチャク ヘルメット トポ(登攀図)
共同装備
テント テントマット ツェルト(1) ランタン・マントル コンロ(1 ) ガスカートリッジ(1) コンロ台 コッヘル(鍋)(1) ファーストエイドキット カメラ 車(1)

感想

だんなさんと一緒に今年の登山のシメ、八ツ峰。
今年は天気に恵まれ、日本三大岩稜を全部登った。

一日目

熊の岩に着いたのは3人目。テント、ツェルトを張るのが争奪戦と聞いていたので長次郎谷の雪渓を必死に上がる。雪渓の状態は良好。
熊の岩に向かうパーティのほとんどが室堂からのアプローチだろう。扇沢の方が交通費は節約できるが、時間はかかる。
熊の岩はロケーション最高。八ツ峰と剱岳と雪渓が見える。水場はあるにはあるけど、豊富に湧き出ている訳ではないみたいだった。熊の岩の真上の雪渓からたまった水はテントが張れる平らな場所のほぼ中央くらいにあった。
だんなさんは荷物が25キロ。いくら重くても酒はかつぐ。山崎10年のウイスキーで乾杯して就寝。

二日目

朝3:30起床。二人とも朝は弱い。もたもた支度している間に熊の岩から何組かの パーティーがそれぞれ目的の場所へと出発した。Cフェースのとりつきには5:00にはヘッデンの光が。隣のテントのパーティだ。私たちは半分寝ぼけながら6:00過ぎにはとりつきへ。2番目だった。後からこれまたお隣のテントの4人組パーティが上がってきた。

Cフェースは激混み。あとからもどんどん上がってくる。ロープのラインが重なり、そのまた上から重なり、クモの巣のようだ。経験上こんなのは初めてで、びっくりするしかなかった。4番目に上がってきた自称ガイドがどんどん前パーティを抜いていき、コンテ状態の3人を引き連れていた。待っている人がいてもおかまいなしでどんどん進んでいく。ガイドは他のパーティーが作った支点でビレイしてたらしい。そしたら終わるまで待ってるしかないよね。こーゆーのってありなの?
途中、ちょっとそのガイドと話したけど、待ってたら(遅いパーティ)いつまでかかるかわからない。と言っていた。確かにそうだけど、なんだかなあ。

Cフェース取り付きから八ツ峰の頭まで、登ったり降りたりで5回も懸垂下降した。
1回はクライムダウンしたけど、そこも懸垂下降していた人もいた。7峰の途中のコルで古い色あせたザックが数メートル下にあった。遭難者のじゃないかと言ってる人がいた。わからないけど、ずっとそこにあるのは確かなことだ。八ツ峰の頭から北方稜線の間のコルは両側からの落石の巣なので要注意。八ツ峰の頭からの懸垂下降は後続のパーティのロープを借りて二人とも降りる。関西からの自称65歳チーム(一人若い女性も混ざっていた)は、海外の山も登ったことがあるかなりの経験者だった。私たちは50メートル1本しかないので、50メートル2本のパーティのボスに提案されて一緒に降りる事になった。そこはかなりガレていて、池の平方面から上がってくる人も結構いるので、落石に細心の注意が必要だ。そこから長次郎谷右俣に下りる。

ガレ場を下って熊の岩着。ツェルトなどを回収し、雪渓を下る。真砂沢ロッジに着いた。一日目の昼にそこでのテント泊を断られた人を見たが、15:30頃受付をすませて昼寝。内蔵助平にビバーク予定で、暗くならない内に着けばいいなと思っていたのでラッキーだった。

三日目

下山。大町の薬師の湯で汗を流す。

とにかくいままで行ったどこよりも景色もコースも良かった。3日間天気に恵まれたこともあるけど。八ツ峰の稜線上は右にクレオパトラニードル、チンネが見えた。左には長次郎谷の雪渓。

北アルプス、また来年。

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