ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 350157
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

【単独欲を満たす】鳳凰三山逆回り

2013年09月27日(金) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
16.5km
登り
2,135m
下り
2,133m

コースタイム

05:50 青木鉱泉駐車場
06:25 中道登山道入り口
09:20 御座石
10:30 薬師岳
11:00 観音岳
11:55 地蔵岳
12:10 オベリスク
12:40 地蔵岳山頂でお昼ごはん
13:00 下山開始
13:30 鳳凰小屋(水汲み、トイレ)
14:00 五色滝
14:30 白糸の滝
15:30 南精進の滝
16:50 青木鉱泉
天候 すごいはれ
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
【往路】首都高〜韮崎IC カーナビに従い20号線を延々進み、荒倉山の方から林道に入り未舗装路に苦戦。
【駐車場】青木鉱泉駐車場、1台750円。
【復路】甘利山方面から下ったら少し距離は長いものの舗装されたいい道、最後少しだけ未舗装。20号の渋滞を進み、甲府昭和IC〜高井戸IC
コース状況/
危険箇所等
晴れていたおかげで視界もよく、至る所にペンキ、リボンを確認できた。
ドンドコ沢に出たところの広い河原歩きで一瞬ルート見失い堰堤に突き当たり。黄色いハシゴ段登り、森に入りルートに戻る。
青木鉱泉手前で工事箇所あり、一度対岸に渡る。

青木鉱泉までは韮崎インターから20号を左折、武田橋を渡り右折して12号沿いの原山神社から入って行くのが正解です。うちのカーナビでは表示されず、かなり遠回りしました。

下山後は武田神社近くの白山温泉、こじんまりとしたいい温泉。大人600円。
ガッツリ晩ごはんを求めて竜王の「食事処ぼんち」へ。噂どうりの大盛りカツカレーでしたが味は...
青木鉱泉に到着。一番上のスペースに駐車。
1
青木鉱泉に到着。一番上のスペースに駐車。
青木鉱泉、いい感じの佇まい。
1
青木鉱泉、いい感じの佇まい。
こちらで駐車料金を払います。
1
こちらで駐車料金を払います。
一旦来た道を戻り、青木橋を渡る。
一旦来た道を戻り、青木橋を渡る。
鳳凰三山モルゲンロート!
鳳凰三山モルゲンロート!
しばし林道を歩くと、右手に廃墟小屋が。
しばし林道を歩くと、右手に廃墟小屋が。
6時間半はウソでしょ。
1
6時間半はウソでしょ。
好きな人にはたまらないであろう、廃墟。
2
好きな人にはたまらないであろう、廃墟。
伐採された林の斜面をズンズンと登る。
伐採された林の斜面をズンズンと登る。
本日初キノコ、フワッフワ。
本日初キノコ、フワッフワ。
動物の頭のような倒木に、苔がいい感じのオブジェ。
動物の頭のような倒木に、苔がいい感じのオブジェ。
笹薮に、秋の差し色。
笹薮に、秋の差し色。
木々の隙間から、本日のラスボスを視認。
3
木々の隙間から、本日のラスボスを視認。
少し登った森の中は、いい感じの苔っぷり。
少し登った森の中は、いい感じの苔っぷり。
ニョキッとキノコがお出迎え。
2
ニョキッとキノコがお出迎え。
木漏れ日の森の元気な苔達。
木漏れ日の森の元気な苔達。
ゴゼンタチバナ5人娘。ムスメ?
1
ゴゼンタチバナ5人娘。ムスメ?
びっしり、いい感じ。
びっしり、いい感じ。
リアルニョロニョロ。
リアルニョロニョロ。
いい感じに色づいた、熟女衆。
1
いい感じに色づいた、熟女衆。
ウロの中に、ツノの生えた苔。
ウロの中に、ツノの生えた苔。
絵に描いたような、見事なフォルム。
絵に描いたような、見事なフォルム。
見上げれば、青空に秋の気配。
見上げれば、青空に秋の気配。
何がどうなって、こんな形に育ってしまったのでしょうか?
何がどうなって、こんな形に育ってしまったのでしょうか?
御座石に到着。ここでやっと登山者とすれ違う。
御座石に到着。ここでやっと登山者とすれ違う。
キミガササエテイルノ?
キミガササエテイルノ?
ここはぼくに任せて、行って!  ...一応、お約束ということで。
5
ここはぼくに任せて、行って!  ...一応、お約束ということで。
自然の光が醸し出す、素晴らしいショット。
1
自然の光が醸し出す、素晴らしいショット。
何だこの晴れっぷり。
何だこの晴れっぷり。
山頂視認。上空にはスパッと割ったような見事な半月。
山頂視認。上空にはスパッと割ったような見事な半月。
振り返ると、世界文化遺産。
4
振り返ると、世界文化遺産。
紅葉と半月。
山頂は本日一番の賑わい。
3
山頂は本日一番の賑わい。
シャッターお願いしたら、北岳マルカブリ。
5
シャッターお願いしたら、北岳マルカブリ。
日本一と日本二を一望!
1
日本一と日本二を一望!
南アルプス市の街を見下ろす。
3
南アルプス市の街を見下ろす。
八ヶ岳、浅間山、奥秩父、果ては槍穂高まで。
八ヶ岳、浅間山、奥秩父、果ては槍穂高まで。
天国のような真っ白な稜線を進みます。
7
天国のような真っ白な稜線を進みます。
本日の最高地点、観音岳。
1
本日の最高地点、観音岳。
地球は丸い、つまりそういうこと。
地球は丸い、つまりそういうこと。
オベリスクの先に広がるパノラマ。
オベリスクの先に広がるパノラマ。
ブレーキランプ5回点滅、シ・モ・バ・シ・ラのサイン。山頂には冬の気配。
3
ブレーキランプ5回点滅、シ・モ・バ・シ・ラのサイン。山頂には冬の気配。
山の中では人間なんてちっぽけなもの。ヤッホー!
3
山の中では人間なんてちっぽけなもの。ヤッホー!
あそこの沢を日帰りで歩いたのも、今となってはいい思い出。
2
あそこの沢を日帰りで歩いたのも、今となってはいい思い出。
どの写真にも、絶妙に月が映り込んで来る。
どの写真にも、絶妙に月が映り込んで来る。
アオトキイロトミドリ。全力の秋晴れ。
アオトキイロトミドリ。全力の秋晴れ。
地上絵のような道標。
地上絵のような道標。
地蔵オンザピーク。
1
地蔵オンザピーク。
さて、ラスボスの登場です。
1
さて、ラスボスの登場です。
あっけなく踏破。甲斐駒!
あっけなく踏破。甲斐駒!
本日歩いた稜線と、霊峰富士。
1
本日歩いた稜線と、霊峰富士。
ぐるりと。
自分撮り試みるも、これが限界。
1
自分撮り試みるも、これが限界。
さて、下りますか。
1
さて、下りますか。
手足使って、慎重に。
1
手足使って、慎重に。
オベリスク、登頂!
1
オベリスク、登頂!
青空の下、お昼ごはん。
1
青空の下、お昼ごはん。
それにしても、不思議な光景。
2
それにしても、不思議な光景。
むむむ、次の登頂者発見。ヤッホー!
1
むむむ、次の登頂者発見。ヤッホー!
さよならオベリスク。
さよならオベリスク。
登りは難儀しそうな砂地を、スイスイと下る。
登りは難儀しそうな砂地を、スイスイと下る。
あっという間に鳳凰小屋。軒先では小屋番さんがギターで「乾杯」を弾き語り練習中でした。
あっという間に鳳凰小屋。軒先では小屋番さんがギターで「乾杯」を弾き語り練習中でした。
南アルプスの天然水、汲み放題。左下の物体は見て見ぬ振り。
2
南アルプスの天然水、汲み放題。左下の物体は見て見ぬ振り。
トイレお借りしました。
1
トイレお借りしました。
小屋から少し下ると、五色滝。
小屋から少し下ると、五色滝。
真下まで下りられます。
真下まで下りられます。
滝の水を汲むの図、撮影失敗。
滝の水を汲むの図、撮影失敗。
勝手ながらパンケーキダケと命名。ふっかふか。
勝手ながらパンケーキダケと命名。ふっかふか。
白糸の滝は、今ひとつピンとこず。
白糸の滝は、今ひとつピンとこず。
小さい沢を何回か渡渉。
小さい沢を何回か渡渉。
鳳凰の滝 ...スルー。
1
鳳凰の滝 ...スルー。
サラシナショウマがチラホラ。
サラシナショウマがチラホラ。
トリカブトももう終盤。
トリカブトももう終盤。
かろうじてリンドウの花も。
かろうじてリンドウの花も。
南精進滝。夏だったら飛び込みたくなっちゃいそう。
2
南精進滝。夏だったら飛び込みたくなっちゃいそう。
ちょっと急なポイントが2カ所ほどありました。
ちょっと急なポイントが2カ所ほどありました。
新しい立派な看板はいいのですが...
新しい立派な看板はいいのですが...
そのすぐ下に古い看板を破棄しっぱなしは、いかがなものかと。
そのすぐ下に古い看板を破棄しっぱなしは、いかがなものかと。
キャラメルコーティングダケと命名。
2
キャラメルコーティングダケと命名。
枯れた沢筋に出ました。
枯れた沢筋に出ました。
立派な堰堤碑。「自然、人、調和・・・SABO」ゲラゲラ。
立派な堰堤碑。「自然、人、調和・・・SABO」ゲラゲラ。
治水工事中につき、対岸へ。
治水工事中につき、対岸へ。
作業中の人発見。ひとりで、しかも手作業で!
作業中の人発見。ひとりで、しかも手作業で!
KY、そう言う解釈もありですか...
1
KY、そう言う解釈もありですか...
青木鉱泉に到着。
青木鉱泉に到着。
夕暮れ空にシルエットの鳳凰。
1
夕暮れ空にシルエットの鳳凰。
麓に下ると、見事な夕焼け富士。
2
麓に下ると、見事な夕焼け富士。
夕映えの八ヶ岳が格好よすぎて、もう。
1
夕映えの八ヶ岳が格好よすぎて、もう。
武田神社近くの白山温泉にて、汗を流す。
武田神社近くの白山温泉にて、汗を流す。
竜王市の腹ぺこが集う店「食事処ぼんち」のチキンカツカレー。肝心の味は... うーむ。
2
竜王市の腹ぺこが集う店「食事処ぼんち」のチキンカツカレー。肝心の味は... うーむ。

感想

「単独欲」というのが、たぶんある。

誰かと登る山は、もちろん楽しい。キツい急登もダラダラと長い下りも、誰かと話しながら進むと、知らぬ間にゴールに着いていたりする。写真も撮ってもらえるし、費用も割り勘だ。

そんなことを差し置いても、たまに無性に独りで山に入りたくなるのは、たぶんこの単独欲のせいだと思う。

---
不意に取れた休日、案の定誰とも予定は合わず、2時半に自宅を出発。満天の星空に浮かぶ見事な半月を眺めながら中央高速を走り、韮崎で下車。カーナビなぞを信じて、ムダに遠回りしつつも青木鉱泉に到着。多くの人が半時計回りに回る周回を、あえて反対周りで中道登山口から入山。

予想どうり誰もいない登山道、単独欲を満たすにはもってこいだ。最近導入した電池式のスピーカーで厳選した山歩き用BGM(基本ボーカルとドラムの入っていないトラック、主に映画のサントラ等々)を流しながら秋晴れの森をゆっくりと進む。

山頂までにすれ違った人は3名、首尾は上々。稜線に乗るとそこはパラダイス、真っ白な山頂登山道から360度パノラマ、主だった山々は全て見渡せ、否応にもテンションアップ。ここからは登山者もたくさん居るかなと思いきや、山頂以外ではほとんど誰とも会わず。やはり反対周り大正解。

三山越えて、本日の目標の一つオベリスクを直登。最後のロープの強度がちょっと不安でしたが、何とか完登。下ってお昼ごはん、誰にも見てもらえなかったけど、確かにあそこに立ったんだと言う満足感をメインディッシュにおにぎりカップラーメン。

鳳凰小屋で給水&トイレ。小屋番の女性が非常に独特なコード進行で長渕剛の「乾杯」を弾き語っていた。もう一人の女性がザックに付けたアルクマ人形に反応してくれて、しばしおしゃべり。

延々と長い下りで再びBGM、賛否あるでしょうけど、クマ鈴よりはいいんじゃないかなあと。五色滝、白糸の滝、南精進滝を経て無事に下山。帰りは甘利山方面に進むと、やはりこちらが正解。そのまま近くの白山温泉に入り、大盛りで有名な竜王市の「食事処ぼんち」でチキンカツカレー、いまいち。甲府昭和から中央道に乗ると、小仏トンネルで事故渋滞との報せ。境川PAにて仮眠して日付代わった頃に再びスタート。

---
ガラガラの中央道、アイスランドのバンドの大好きなアルバムを大きな音で聴きながら何も考えず走る。そうそう、これだこれだ。高井戸に着く頃には、単独欲は存分に満たされている。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1160人

コメント

ゲスト
単独欲のいいトコロは
誰にも気兼ねせずに、自分の好きなルートを歩けるところがいいトコですよね。
2013/9/29 16:59
>tengu-さん
それは単独欲のいいトコロではなく、単独行のいいトコロですね。

誰にも気兼ねしない山行、いいですよねえ。
2013/9/30 13:03
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [日帰り]
薬師岳〜千頭星山〜御所山
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
4/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [日帰り]
鳳凰三山 青木鉱泉日帰り周回
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら