相模川水系葛野川・深入沢
- GPS
- 03:55
- 距離
- 3.1km
- 登り
- 753m
- 下り
- 60m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
(今回利用した/する予定だったバスの公式時刻表は、HP上で見つかりませんでした。) http://mcken.web.fc2.com/bus/yamanashi/TTyama13.pdf#search='%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E6%80%A5%E5%B1%B1%E6%A2%A8%E3%83%90%E3%82%B9+%E9%9D%9E%E5%85%AC%E5%BC%8F%E6%99%82%E5%88%BB%E8%A1%A8' |
コース状況/ 危険箇所等 |
沢としては豪快さはありませんが、小滝が次々と現れるので、“この山域の沢としては”そこそこの内容であるとは思います。遡行図には「深い釜をもつぬめったナメ滝が多く・・・」と書かれていますが、フリクションは非常によく効き、釜も別に深くないので、簡単に遡行できます。良くも悪くも奥多摩周辺の沢です。ただ、沢の内容に対して、詰めのしんどさが見合っていません(例えば、これが沢の内容が西ゼンレベルだったら全然OKなのですが・・・)。 沢に慣れていない初心者を連れていくと、最後のしんどさだけが印象に残る可能性大なので、考えた方が良いでしょう。 |
写真
感想
本山行の最大の反省点は入渓前にいきなり発生した・・・
朝、中央線猿橋駅で下車。
事前に時刻表で調べたところによると、猿橋駅発の8:32のバスがあるはずだ。
これを逃すと11時台まで無いが。
改札を出るのにやや手間取り8:30になんとか駅前バス停着。
ところが、バス停の時刻表を見ると、なんと目的のバスの発車時間は8:28になっているではないか!
一応待ってみるが、来る気配なしなので、既に行ってしまったのだろう。
後で判明したのだが、実は時刻表を見た際、「猿橋」という停留所と「猿橋駅」という停留所を混同していたことが原因だった。もちろん、この時はそんなことは分からない。
バスが行ってしまったからといって、このまま帰宅するのはあまりに虚しすぎるので、最終手段でタクシーを利用することにする。
複数人で行っているなら良いが、独りでタクシー利用は相当痛い。
本来不要な数千円を失うこととなってしまったorz
とにかく、以後このことは考えないように努める。
沢へは、最初は深入橋の東側かつ上流側の梯子と作業道を伝って降りていく。途中から作業道は無くなり、小さなルンゼ状をさらに下っていくと、難なく沢床に下り立つことが出来た。はるか頭上に深入橋が見える。(どうやって建設したんだろう・・・)
水量はあまり多くなく、気温はちょうど良い。
少し遡行するとすぐに6m滝が姿を現す。これは一見して直登できないので、遡行図どおり右岸から巻く。左岸からも巻けそうだった。遡行図には沢床へ懸垂すると書かれているが、普通にクライムダウン可能。
この滝を過ぎると、次から次へと小滝やナメが出てくるが、顕著なものが少ないのと数がむちゃくちゃ多いので、遡行図との対応がさっぱり分からない(そもそもあんまり見てないけど)。なので、以後あまり細かい記述はしていません。
しばらく小滝を快適に直登しながら進むと、10m滝の手前になにやらうごめくものが・・・。かなり大きな鹿である。水浴びをしに来たのか、はたまた力尽きかけて沢に降りてきたのか定かではないが、あまり元気が良さそうには見えなかった。
とりあえず写真を撮っておくが大人しく、かなり接近しても動じない。
写真撮影をして、
「ヤマレコにアップしておくよ」
と言ったところ、猛然と角を突き刺そうとしてきた(ギリギリかわしたが・・)。
おそらくネット上で顔を公開されるのを嫌がったことによる行動と思われるので、特定の鹿であると同定できないように措置を行ったのちに、上の一覧に掲載させていただいた。
続く10m滝は右側から容易に登る。遡行図に「ホールド・スタンスともに外傾している」と書かれているが、まったくそんな印象は受けなかった。
また次から次へと現れる小滝を超えていく。基本的に直登可能で、たまにシャワークライミングになることがあるくらいだ。
10×12m斜瀑は、この沢にしては存在感があったので、セルフタイマーで写真を撮っておいた。これも問題なく直登可能。
二俣手前の12mであるが、遡行図に直登は難しと書かれているものの、どー見ても容易そうだったので、直登。30秒で登れるんですが…。どうもこの沢については遡行図の書き方が大げさな気がする。12m滝を登り終えたところで写真を撮り忘れたことに気付いたので、登ってきたのと同じルートをクライムダウン。写真をばっちり撮って再び登り返す。
二俣は右俣・左俣ともに滝を懸けて出合う。左俣が直瀑なのに対し、右俣のそれは美しいナメ滝となっている。例によって直登していく。
水流があるうちはひたすらナメと小滝が続くが、標高1020mを境にぱったりと水流が途絶え、ガレガレの斜面を登っていくことになる。上の写真では、木々の緑と青空から爽やかな印象を受けるかもしれないが、実態はかなり脆い急斜で、時折木を頼らないと登るのが難しい箇所もある。
さらに上になると植林・下草・伐採した枯れ木のミックスとなり、結構しんどい。上越の渓谷を遡行して最後に藪漕ぎになる分には「まぁ、ここまで良かったししょうがないか」と思えるが、奥多摩や丹沢で藪漕ぎだと「うーん、、、」と思ってしまう。
なんとか13時前に稜線上の登山道(林道と言った方がいいかもしれない)に飛び出す。松姫峠発のバスが1日1本で13:15発なので、急ぎ足で峠に向かったところ、今度はわりと余裕をもって着くことが出来た。
(これに乗れない場合、鶴峠まで下ることとなる。)
あとは半分余談だが、松姫峠からの富士急山梨バスの運転手さんはフレンドリーな方で、終点の小菅の湯に着くまで、時々自分や他の乗客と雑談していた。小菅の湯に入る場合は割引券を渡している、今日は休日で飛ばす二輪が多く危険だ、今朝みたいにちょっとバスの発車時間に遅れそうな場合は電話してくれたら待つよ、等々。自分はこの後、小菅の湯に入ることにした。
「あの、温泉の割引券もらえますか?」
「はい、どうぞー。今朝のタクシーは痛いプレイだったね。」
「そ、そうですね。」
(痛いプレイって…なにか間違ってる気がするんですが(^_^;))
コメント
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八丈島のキョン(がきデカ)を思い出してしまった
(古くてゴメンネ!)
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