夕張岳（夕張岳ヒュッテ〜金山）

2021年09月16日(木) 〜 2021年09月17日(金)

• GPS: 18:47
• 距離: 52.9km
• 登り: 2,170m
• 下り: 2,077m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:58
• 休憩: 0:03
• 合計: 7:01

9:12 スタート地点
13:50 13:50 現在のゲート
15:54 15:57 鹿島支線林道終点ゲート
16:13 夕張岳ヒュッテ

2日目

• 山行: 11:11
• 休憩: 0:23
• 合計: 11:34

5:38 夕張岳ヒュッテ
6:40 6:40 二の越
6:49 6:50 分岐点
7:11 7:11 石原平
7:29 7:29 望岳台
7:53 7:54 憩沢
8:07 8:07 男岩
8:19 8:19 ガマ岩
8:30 8:30 1400m湿原の水場
8:34 8:34 お花畑
8:41 8:41 釣鐘岩
8:45 8:45 吹き通し
9:02 9:03 金山分岐
9:16 9:25 夕張岳
9:38 9:40 金山分岐
11:47 11:55 小夕張岳
14:07 14:08 夕張岳金山登山口
17:12 ゴール地点

天候

晴

アクセス

利用交通機関：

バス

りすたまで新夕張駅からバス
金山から汽車

コース状況／危険箇所等

夕張岳金山コースは覚悟を持って望んだほうがいい。

・りすた〜夕張岳ヒュッテ
国道452からシューパロ湖を経由し林道歩き。長い。くまの痕跡も多数。
夕張岳ヒュッテはきれいな小屋だった。
避難小屋的に利用させてもらったが、現在テント含みコロナのため宿泊自粛中と記載があったので、要注意。

・夕張岳ヒュッテ〜夕張岳
よく整備された登山道。稜線に出ると湿地帯で景観が良い。
湿地帯前後の藪からくまの痕跡多数。臭いもした。

・夕張岳〜小夕張岳（金山コース）
金山コースに入った瞬間、踏み跡が極端に薄くなる。
場所によっては獣道の方が濃いくらいなので、ルーファウ+GPSは必携。ピンクテープも一応あるが、辿って歩けるほど数はないので、自力で歩ける準備が必要。

夕張岳をトラバースしているあたりまではそれほどヤブは無いが、低木が多く縦走装備のザックが引っかかりペースが乱れる。

その後、1276mピークあたりまでがとんでもないヤブ。
最初は膝丈程度だが、直に背丈程度、背丈を超えるヤブが現れる。
特に尾根の急斜面の部分、巻くように背丈程度のヤブを歩く部分があるのだが、踏み跡の真上はヤブで歩けず、ヤブの上は踏ん張りが効かず滑り落ち、なんとかヤブを掴みながら歩かなくてはいけないところがあり、かなり辛い。
顔面にはヤブが当たり続けるのだが、滑り落ちるのでなりふり構わず進む必要がある。

1276mピークからは樹林帯になるので、低木はなくなる。ヤブはしばらく続く。

ヤブ全体として、道はヤブに覆われてはいるが比較的踏み跡が残っているため、少し屈めば道はわかる、素直な藪こぎではある。
不明瞭な部分や獣道と区別がつかないところもあるので、定期的な現在地確認は必要だが、比較的相手にしやすいヤブの類と思われる。（きついヤブの中ではきつくない方）

また、ルート上には夕張岳ヒュッテからのコースとは比べ物にならないほどシカ、くま、キツネなどの糞が落ちている。

・小夕張岳〜金山登山口
小夕張岳を超えてから多少マシにはなるが、ヤブは続く。
最後、881mピークを巻いて降りる部分があるのだが、ここが地味に滑りやすくて辛い。
尾根線を歩かせるルートのほうがいいのではないか…と思わせる。
転んだとき何かに触ってしまいめちゃくちゃ手がかぶれて痒くなったので、そういう注意も必要かもしれない。

写真

シューパロ湖。沈んだ橋が見える

奥鹿島分校の碑。この辺にクマいる

夕張岳ヒュッテ。きれい

クマよく出ている

山頂。雲予報でしたが晴れていた

金山コースには大量の落とし物が

やぶです

9/17 10:52

やぶにいざなうみち

小夕張。景色はイマイチ

かなやまぁ！

撮影機器：

iPhone XR 64GB SIMフリー Apple

感想

kentamu

（百名山線つなぎ中）
羊蹄山と大雪山への接続の一部。
石勝線沿いに歩いてもいいのだが、地味に長くて結局一泊かかってしまうのと、どうせなら200名山も登っておくか、という気持ちで今回のコースへ。
結果として今回の北海道山行で最難関だったのではないか、と思えるような山行だった。

・りすた〜夕張岳ヒュッテ
接続のためのオンロード歩き。
シューパロ湖の壮大さを見ながら歩けるコースだが、シューパロ湖を超えてからの林道が意外と長い。
くまの痕跡や臭いもして緊張しながら歩いた。
夕張岳ヒュッテは、小屋が空いてなければテントの想定だったが空いていて、初日は自分以外誰もいなかったが、翌日管理さんにも会えて使わさせてもらうことができた。
きれいな小屋で快適に寝れた。

ところでこの日肩になにかおきてかぶれて3日くらい痛いのだが毛虫か何かなのか…
9/21追記:3日後水ぶくれになり、調べたところやけど虫にやられたよう。そういえば夕張岳ヒュッテで寝ているとき何かが顔を歩いていて、潰したのを朝見たらハサミムシだったのかぁと思っていたらやけど虫だったようだ。ヒリヒリとした痛みが長く続く。痛み以上にやられた跡が日に日にグロテスクになっていく…

・夕張岳ヒュッテ〜金山駅
夕張岳の登りはスイスイだったのだが、下りがかなり辛かった。
金山コースを下りにしておいて正解だったと思う。
もともとメジャーなルートではないことは承知していて、多少覚悟はしていたが、あまりに強烈なヤブで初めて北海道の洗礼を浴びた気分になった。
体力もメンタルも削られるヤブで、これまで本州で幾度となくヤブを漕いでいて良かったと思った。正直過去の経験がなければ相当ペースが落ちてたり、道迷い等があったと思う。

とはいえ無事に下山し金山駅まではのんびり歩き。

これで北海道中盤戦は終了で、残る北海道は日帰りが3つの後半戦。頑張りましょう

コメント

momohiro

同じ様な歩き方をしている者なので、参考にさせて頂きました。
でも、お若い方なんですね。
金山→夕張岳→夕張を歩く前にご年齢を確認すれば良かった（笑）
北海道の歩き方は参考にさせてもらうと思いますので、今後も参考にさせて頂きます。

kentamu

momohiroさん
はじめまして。
なんと！同じような歩き方をしてらっしゃるんですね・・・！
なかなか同志に出会うことはないので、コメント嬉しいです笑
この夕張岳を抜けるコースは、北海道の山行の中でも特に辛かったと記憶しています。
（北海道の赤線つなぎは下道歩きがかなり長いのでそれも大変でしたが・・・笑）

また何かありましたらよろしくお願いします！