北海道遠征18日目 思い出MAX 利尻山


- GPS
- 06:17
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,546m
- 下り
- 1,527m
コースタイム
5:13 登山開始
5:24 ポン山分岐
6:08 5合目
6:24 6合目
6:44 7合目
7:05 第2見晴らし台
7:18 長官山
7:29 避難小屋
7:50 9合目
8:10 沓形コース分岐
8:28 山頂〜8:55
9:21 9合目
9:40 避難小屋
9:48 長官山
9:57 第2見晴らし台
11:20 甘露泉
11:30 駐車場着
天候 | 人生のお天気運を、この日に全投入してしまったかのような見事な快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
船
片道2180円なり。 宿泊はお宿マルゼン。登山口までの送迎してくれるので助かります。 その他、とっても融通のきくお宿ですので、自分は必ずリピートするでしょう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
9合目まではあまり変化のない樹林帯。 そのあとは本文でも詳しく書きましたが、歩きにくい急斜面です。 |
写真
感想
これほど沢山の思い出が詰まった山は、これから先、他にどれだけ生まれるでしょうか?
黒岳から下山後、風呂に入り天気予報をくまなくチェック。
この時点で目標としている「北海道にある百名山9座」まであと一つ。
利尻山を残すのみとなっていました。
旭岳がガスガスだったことも含め、とにかく晴れの日に登りたい!と強く願ってきた1座。
その稚内が「明日明後日ピーカン、その後1週間くらい雨や曇り」といった予報。
即座に進路を北にとり、翌々日の登頂を目指しました!
その日は2時間程度だけ走り、次の日に稚内〜宗谷岬などをドライブ。
登山前日の15時台のフェリーに乗る予定です。
案内所の方に聞く限り、ひと一人乗るのはまるで問題なし。
そして、目の前に有料パーキングがあるのですが、
ちょこっと歩いたところに無料パーキングがあると教えてくれました♪
一泊二日で2,000円になるところが無料!ありがたいですね(^^)
気になる方は案内所に確認してみてくださいね♪
泊まるのに、山歩きに、そして下山後に温泉に入るのに必要な荷物を最低限だけザックに押し込み、忘れ物がないかチェック。
いざ乗り込みます!
あっという間の乗船時間。
すぐさま宿泊案内所に、今から泊まれるところを教えてもらいに向かいます。
この時間からだと夕食付は厳しいとのこと。
もちろん素泊まりでOK、いやむしろそう願ってますw
登山口まで送迎してくれるところという条件でお願いしたところ、
最適な宿が1件。すぐさま空きがあるかどうか確認の電話。
「リリリリ〜ン、ハイ」
すぐ後ろでオバちゃんが大きな声で電話に出ます。
ちょうど今のフェリーに乗ってた宿泊客を迎えに来てくれていたんですね〜♪
直接空いているか、送迎もお願いできるかと確認。
最後の1部屋が空いているそうです(^^)
同じく当日に飛び込みでここへ泊まることになったもう一人の宿泊客、
女子大生のMちゃん。
オバちゃんのおしゃべりも楽しく、一気に仲良くなり、
「観光客はあまりおらず、地元の人向けの海鮮居酒屋」を教えてもらいます。
なんと車まで貸していただけて、温泉までご一緒してのーんびり。
明日も特に予定のない、着の身着のままでぷらっときたMちゃんに
ポン山→姫沼のコースをおススメし、地図のコピーを取り、
結局は明日の登山口までずっと一緒になったわけです。
朝、アラームをかけずとも心地よい波の音で目が覚めました。
いよいよここまで来た、やってやる!
想定外だったのですが、登山に関係のないもの、
つまり温泉後の着替えなどなど、預かってくれ、下山後に持ってきてくれるというサービス。
本当にありがたい!
まだ少し薄暗い5時に登山口まで送ってもらい、
ポン山と利尻山の分岐地点まで歩きました。
本日11時台のフェリーで帰るMちゃんとお別れです。
頑張ってくるよ!とサヨナラし出発!
連日山を歩き続けているのに、この日は本当に足取りが軽く、気持ちよく登っていけました。
しばらくは、見晴らし台があること以外は樹林帯の中を、それほど急でもない勾配で登っていきます。
その見晴らし台、夕べうろうろした街並みや礼文島、どうやらサハリンまでとてもよく見渡せる最高の場所なので、休憩にもぴったり。
群馬から来た方、徳島から来た方と少しお話し、
一気に長官山まで高度をあげます。
そこでようやく利尻の最高峰が登場、ここでワクワクしないでどうする!
避難小屋まで短い距離の中、少しぬかるんだドロドロを越え、9合目までハイマツの中を歩きます。
9合目以降、森林限界で岩肌や細かい土道が続くのですが、
この土がザラザラしててしんどいです。
ここからが踏ん張りどころ!
途中、補修されてある部分があり、これがとてもありがたい!
感謝しながら最後のひと踏ん張り!
山頂に着くと「青」以外の単語が見つかりません。
見渡す限り海、海、海。
……そして空、空、空。
この日のために登山やってきたのかな〜?と自問自答してしまうほどの絶景。
そりゃそうですよね、この「山に登るためにあるような島、利尻島」ですもん。
先人たちも同じ気持ちだったんだろうな〜。
雲にさえぎられることのない完全なる、パーフェクトなる大パノラマ。
「この日に登るんだい!」と無茶設定した自分を褒めるしかないです!
30分以上貸し切りで堪能した頂、去りがたかったですとも。
まだまだゆっくりしていっても大丈夫な時間なのですが、
下山することも大切な務め、無事に麓に着いてこその登山。下ります!
随分の人達とすれ違い、こんな素敵な空の日なかなかないよー!と、
島に住むお二人に、これ以上ない祝福の言葉をいただきました(^^)
最後に冷えたお水をペットボトルに詰め、オバちゃんに電話。
「早いね〜!今なら温泉入らないでいいなら11時台のフェリーに間に合うよ!」
やや迷いましたが、今夜から天気が崩れるとの情報も同時に教えてもらったので、帰ることにしました。
フェリー内にいたMちゃんが驚いたのも当然。
オバちゃんにサービスでもらったウニ飯…
ウニ飯とは→→→→→→
「全国ご当地どんぶり選手権」にて2年連続のグランプリに輝き、
唯一の殿堂入り丼となっている「食堂丸善」のウニ飯。の本家中の本家。
それどこかで食べられないの?とのこちらの無茶ぶりと、
久しぶりに偶然夕べ作ったのが、偶然2人分ほどあるとの重なりっぷり。
→→→→→→→→→→→
を一緒に食べながら、のーんびり稚内へ。
猿払の家に送る約束をしたのですが、まさかその後あんな展開になるとは、
この時は知る由もなかったのです…
お宿マルゼンのオバちゃん!
なにからなにまでお世話になりました!ありがとう!
また絶対に来るから元気でいてね!
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