御嶽山（あの日以来の王滝頂上）

2021年09月24日(金) [日帰り]

• GPS: 05:28
• 距離: 5.8km
• 登り: 686m
• 下り: 739m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:42
• 休憩: 0:45
• 合計: 6:27

8:12 御岳田ノ原バス停
8:17 8:17 田の原登山口
8:26 8:27 遥拝所
8:45 8:51 大江権現
8:53 8:57 あかっぱげ
9:13 9:19 金剛童子
9:35 9:41 八合目避難小屋
10:06 10:08 富士見石
10:17 10:17 一口水
10:42 10:43 九合目避難小屋
12:23 12:24 王滝頂上山荘
13:02 13:03 九合目避難小屋
13:12 13:13 一口水
13:21 13:21 富士見石
13:37 13:43 八合目避難小屋
13:48 14:02 金剛童子
14:13 14:13 あかっぱげ
14:17 14:17 大江権現
14:32 14:32 遥拝所
14:39 14:39 田の原大黒天
14:43 14:44 田の原登山口
14:46 ゴール地点

天候

晴れのちガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

9/24 7:52

田の原への車窓から　
マツムシソウ咲くスキー場跡
背後に中央アルプス
標高が2,000mを超え既に凄い景色！

9/24 8:16

あの日以来の田の原です。
相変わらず御嶽山が堂々としてます。

9/24 8:18

まずは軽トラが走れる砂利道
ここからは最高峰の剣ヶ峰に行けないことを知らせる看板があります。前方に見えているピークが目指す王滝頂上です。

9/24 8:22

噴火にあった帰り道、この砂利道を待機していた軽トラに乗せてもらい、田の原まで帰りました。

9/24 8:37

シラタマノキの白い実
結構沢山あって、今回の登山で印象に残るものでした。

9/24 8:39

少し登ると中央アルプスが見えてきます。
7月の千畳敷カールきれいだったな〜。

9/24 8:40

今年紅葉は、ナナカマドの赤が冴えないような。
ここのナナカマドが一番鮮やかでした。

9/24 8:42

ヤマハハコ
田の原からの登山道にずっと咲いてました。

9/24 8:45

火山岩に生える苔類

9/24 9:04

ダケカンバやナナカマドが色付く中を登ります。

9/24 9:10

ダケカンバですが、黄葉前に枯れ始めてます？

9/24 9:34

森林限界を超えると凄い景色
駐車場のある田の原（中央のピークの下）の向こうに中央アルプスから恵那山（右上のなだらかピーク）が一望！

9/24 9:47

イワギキョウ
もうほとんど枯れていた。

9/24 9:48

噴火した日はこの数倍鮮やかだった。

9/24 9:50

イワツメクサがわずかに残ってました。

9/24 9:53

八ヶ岳連峰

9/24 9:54

累々とした木曽谷の山の向こうに中央アルプスの北部と左奥に南アルプスの甲斐駒ヶ岳と鋸岳

9/24 9:54

熊沢岳から南の中央アルプスとその奥に赤石、聖以南の南アルプス

9/24 9:58

中央アルプスの南の果てには恵那山が大きい

9/24 10:02

まだ、紅葉はあまり進んでいません。あるいは今年は紅葉（黄葉）不作の年？ナナカマドやダケカンバの葉がくすむように枯れている枝が目立つように感じました。
今回噴火してから2回目の御嶽山だけど、今から4年前にも黒沢口から登りました。それはこちら、https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2406001.html

9/24 10:09

ナナカマドの実

9/24 10:59

ヨレヨレでしたが、イワカガミが一輪残ってくれてた！

9/24 11:08

10月12日までしか入山できないことを知らせる看板
九合目石室を経て、頂上は近い。八合目からはガスが出て眺望はなくなってしまいました。

9/24 11:10

これは何という木の紅葉だったかな？

9/24 11:26

いよいよ建設中の避難小屋が建つ王滝頂上へ
父さん母さん頑張りました。頂上付近はガスもなく、剣ヶ峰も望めそうな雰囲気。

9/24 11:33

王滝頂上から剣ヶ峰、剣ヶ峰から右手前にこちらに伸びる八丁ダルミ。
噴火した時あそこにいました。

9/24 11:40

まごころの塔（我々の中では通称ネジネジ君）を通過するところで噴火に遭遇しました。
走ってこちらに逃げたけど、途中で火山灰に巻かれ、暗闇と熱さの中、うずくまり必死で息を止めた。

9/24 11:41

まごころの塔の基部に一緒に登っていた３人は待避して、噴石をやり過ごしていました。
まごころの塔の前で噴火に遭ってなかったら、また、違う結果になっていたのかもしれません。

9/24 11:42

剣ヶ峰を望む
右スカイラインは黒沢口の登山道で、剣ヶ峰目指して多くの登山者の姿が見えました。

9/24 12:14

右から八丁ダルミ、剣ヶ峰
左奥にはあの日の噴火口から噴煙がまだ上がっています。
それぞれの位置関係や距離がなんとなく分かる。

9/24 13:29

お昼ご飯を食べて下山し、八合目石室です。
噴火した日、ここまで降って来て無事に下山できることを確信できた。

9/24 13:37

アカモモの実

9/24 13:46

アキノキリンソウ

9/24 13:50

キオンでいいでしょうか？

9/24 14:19

田の原が見えてきましたが、両親はさすがにお疲れ様モードです。あと少し、頑張って‼️

9/24 14:30

また、いつか必ず来ます。
その時はここから剣ヶ峰まで行きたいな。

9/24 14:36

田の原近くのアザミ

9/24 14:37

シシウド？

9/24 14:48

帰りの田の原駐車場にて
ここ一帯の紅葉は美しかった。

9/24 14:56

ここからは帰りに田の原からの車道沿いに咲いていた花たちです。
マツムシソウは沢山咲いてました。

9/24 14:58

アカツメクサ？

9/24 14:58

ウメバチソウ

9/24 15:04

ウメバチソウ

9/24 15:17

ゲンノショウコ

9/24 15:27

この花何でしょうか？
ハクサンコザクラみたいで可愛い。

9/24 15:28

ツリフネソウ

9/24 15:28

シオン

撮影機器：

PENTAX K-3 II ボディ ペンタックス

iPhone 7 Apple

感想

S_Isam

　噴火して七年、行こう行こうと言っていた両親と一緒の御嶽山にようやく行くことができました。まだ、こちらから最高峰の剣ヶ峰には行けませんが、噴火した時歩いていた八丁ダルミやその後避難した旧王滝頂上山荘のある王滝頂上を目指した登山です。
　80歳になる両親にはちょっと背伸びの登山でしたが、今年を逃すと難しいという思いが強く、先日行った屏風山で自信を深めたので登ることができました。
　被災した後、初めて間近に見る八丁ダルミとそこに建つまごころの塔。一緒に登っていた私たち4人パーティーが、よく無事に帰れたという思いと、たくさんの方が命を落とした事実がまた甦りました。生きている限り心に留めておくことです。
　まだ、行方不明の方もいらっしゃいます。その方々が見つかることをお祈りします。

コメント

伝右衛門

　ご両親と登られたそうで、おつかれさまでした＾＾

　噴火の日は　S部長も私も他の２人　死なずによく戻れましたね。
　ほんとに　運とそれ以外の何かがあったのでしょう。

　来年　王滝から八丁ダルミ、剣ヶ峰のルートでぜひご一緒させて下さい

　ちなみに噴火の日のヤマレコにSさんを追加しときました。
もし、写真等あれば追加してください＾＾

S_Isam

来年は田の原からも剣ヶ峰に行けるようになるみたいですね。こちらからぜひご一緒させてください。
噴火の日のレコありがとうございます。

あの時首にぶら下げていて失ったカメラは、その後の捜索で見つけていただきましたね。
手元にある灰にまみれたカメラを見る度にあの八丁ダルミを思いだします。