秋晴れの三峰山・長倉尾根(旗坂から周回)
- GPS
- 09:54
- 距離
- 22.6km
- 登り
- 1,288m
- 下り
- 1,275m
コースタイム
天候 | 快晴、午後から少し雲がかかる |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道は良く整備されている。先日トレランの大会があったからか。蛇ヶ岳の池塘と尾根の間、笹が被って足元が見えないので注意。 |
写真
感想
長倉尾根は良い季節に歩いてみたかったのだが、交通の便を考えるとどう計画したらよいか判らなかった。waqueさんの記録を見て、旗坂から回る手があったかと納得。でも結構長い。そうだ、朝早く出ればいいんだ。まだ、日没は17時、足の遅い私でも可能。ルートも逆にして、慣れた旗坂から三光の宮、蛇ヶ岳、三峰山に登る。三峰山から徐々に低い方に行けば楽だし、最後は惰性で林道歩きなら行けそう(実はこの最後がきつかった)。北泉途中までの最後の登りと、疲れてからの大倉の急な下り(直接林道に下るつもり)が注意点、ということで実行することにした。14日は快晴、紅葉の山は賑わっているだろうが、このコースでであった人は、蛇ヶ岳まで3人、長倉尾根1人、大倉尾根5人と、静かな山だった。
旗坂の駐車場脇の砂利道を少し進み、すぐに登山道に入る。30番の表示。すぐにやや急なジグザグの登りになるが、10分程で昨年からある大倒木の根元を通過、直ぐ倒木の下をくぐるのもあり。案外道が湿っている。平坦になり、一群平を過ぎるとやや細い尾根上を行く。次いで幅広い尾根の登りになるが、4月末に来た時は、22番から上は雪の上だったことを思い出す。鳴清水で休憩、番号表示の木が斜めに倒れている。緩急ある尾根は落葉の道で登りやすい。1000m以上で黄葉、三光の宮を過ぎると黄葉と落葉で周囲が明るくなる。周りは2mの笹や潅木、4月末には雪で全て埋まっていたのか。三光の宮から上がった不動石の杉は積雪期の目印である。瓶石沢分岐からは沢の脇を樹林帯の急登、10分程で視界が開け、草原となるので、ここで休憩。近くの千本松山の右に栗駒、左に神室連峰が見える。ここから草原の道を登って行くが、右に見える岩頭も積雪期の目印になる。道は沢の源流やその際を登り、池塘に着く。池塘前から稜線までかなりドロドロの道を登り、尾根に出ると視界が開ける。右に少しで、蛇ヶ岳である。やっと船形山から前船形山の稜線を見ることができた。今日は快晴で、月山、葉山、朝日連峰がきれいに見える。
先の分岐に戻り、泉ヶ岳方面へ向かう。尾根上は低潅木であまり見通しは良くない。後白髪分岐あたりは林である。三峰山への登り返しは大したことはない。三峰の各ピークの山頂付近は見晴らしが良い。南の北泉、泉ヶ岳から大東岳、蔵王の山々まで見える。北を見ると前船形の右に鳥海山が見えた。雪を被っている、初冠雪かな。ここで、昼食にする。まだ10時半なので、予定通り行けそうだ。
三峰山からいよいよ長倉尾根だ。最初、急降2箇所があるが、概ね緩い下りである。尾根を外れる頃から、湿った沢状の道だが、やがてブナの林となり、木漏れ陽の中、わずかな下りの歩き易い道となる。路面も腐葉土の上に落葉が積もった道で気持ちよい。ただ、展望はなし、紅葉も残念な状態である。途中、1007ピーク前で、休憩し、林道分岐、熊野平、水源と進む。水源から北泉ヶ岳への登りとなる。初め急登200mだが、徐々に緩くなり北側をトラバースするようになり、大倉分岐となる。大倉尾根は歩き易い土の道で気持ち良く歩くことができる。木の植生も面白い。後半は笹の道となるが、幅広い刈払いである。この前トレランの大会があったからかな。この辺りで、大きな動物の糞を見つけた。これはクマさんに間違いない。今日はずっと熊鈴は着けていたが、手でガンガン鳴らしながら下る。大倉山は東屋に登ってみたが、雲が出てきていて、あまり展望は良くなかった。ここからはかなり急な下りだが15分位で、距離は短い。後半は緩い下りで林道(大倉山登山口)に出た。さて、旗坂まで林道を戻らなければならない。1時間位かと思っていたのだが、6km、1時間20分かかり、最後は結構嫌になったが、16時前には旗坂に到着、明るいうちに市内に戻ることができた。
日没時間が気になる季節になりました。これから、どんどん日が短くなって、仙台では12月初旬には16:16か。日の出、日の入りの時刻は以下でどうぞ。
http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/dni04.html
コメント
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kyenさん、こんばんは。
三峰のみならず、長倉、大倉回って周回ですか。まさに「長」「大」な尾根歩き、お疲れ様です!そして、恐れ入ります。kyenさんまだまだお若い!
天気 にも恵まれ、よかったですね。週明けには台風も近づいているようですが、この連休、全国的に天気はよかったようで、ヤマレコにも続々快晴レコがアップされているようですね。
長倉尾根には行ってませんが、大倉尾根は一度行きました。”木の植生が面白い”←同感です。
それにしても、天候に恵まれたとはいえ22km超、約10時間のロング。数字を見ると、小生なら二の足を踏みそうです。(旗坂〜桑沼間 も通れるなら)この周回、マウンテンバイクでもデポして、ちょっと楽をしたくなりそうですね。
休日出勤を重ねても自転車操業状態、一向楽にならないodaxでした
odaxさん、コメント有難うございました。
「長」「大」とは気がつきませんでした。さすがです、と妙なところに感心しています。
10時間近く掛かっているのは私のペース。健脚なら7割でしょう。距離はいっていますが、林道歩きが長いので、そんなにきつくはなかったです(2週間前の神室山に比べて)。なだらかな山容と歩きやすい道だったし、気温が適度で、汗がにじむことはあっても、気がついたら一度もタオルで汗を拭かなかったくらいです(これが大きいかも)。
今はお仕事が忙しくても、足の方さえ大丈夫なら、機会はありますって。
ずいぶん歩かれましたね。20km越えはなかなかできないので、素晴らしいです。景色も羨ましい・・・。27番のブナも見覚えがあります。南面白山・権現様峠ルートでもああいうブナを見掛けました。
月曜日、前日に用事がなければ泉から後白髪までの縦走も考えていたので、やっていたら逢えたかもしれないです。残念無念・・・。
ところで、最後、氾濫原のほうに降りて、北にショートカットすると林道歩きが短くなったような記憶があります。この時期にヤブ漕ぎはちょっとワイルドですが、若返ること間違い無しなので、次回是非トライしてくださいませ(ヽ゜ω゜)ノ
derakkumaさん、コメント有難うございます。
14日、後白髪山に行っていたではないですか、しかもyome様連れで。私が三峰山にいた頃derakkumaさんは定義、derakkumaさんが後白髪山にいた頃、私は林道に下山でしたね。確かに午後からは雲が出てきているようでしたが、殆ど展望のない尾根上を歩いていたので、そこまで雲が架かっていたとは思いませんでした。泉〜後白髪だったら絶対わかりましたね、残念です。なにしろ蛇ヶ岳から大倉分岐まで会ったのは1人というほど、人のいない山でしたから。
「升沢林道の南丸松保沢付近から南に林業用作業道へ入り、その後沢状の所を行くとあっけなく氾濫原に着いた」と言うようなのをどこかで見たことがある様な気もします。逆には、氾濫原の一番西の屈曲点あたりから北に500mで林道ですが、ヤマレコの記録には見つけられなかったです。氾濫原初心者の私としては、ちょっと無理?
林道でも出会ったのは林道ツーリングのバイク2人だけで、車も歩行者もなし。伐採の集積所が2箇所ありましたが、この日は休みらしい。誰もいない林道って、山の中の登山道より寂しい。陽は傾いてくるし、林道って案外クマが出たりするんだよなと思いながら、せっせと歩いていましたとさ。
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