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記録ID: 3596916
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無雪期ピークハント/縦走
飯豊山

西俣ノ峰・頼母木山 〜西俣尾根 薮こぎ〜

2021年10月03日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
12.0km
登り
1,577m
下り
1,470m

コースタイム

日帰り
山行
9:53
休憩
1:07
合計
11:00
5:35
120
飯豊梅花皮荘
7:35
7:55
68
西俣ノ峰
9:03
9:06
67
枯松峰
10:13
10:30
120
三匹穴
12:30
12:45
20
頼母木平
13:05
13:10
25
頼母木山
13:35
13:38
28
地神北峰
14:06
14:10
145
丸森峰
16:35
飯豊山荘
飯豊山荘〜飯豊梅花皮荘(5km)はヒッチハイク(優しい登山者に送っていただく 感謝!)
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
・登山口〜西俣ノ峰:明瞭な登山道あり。登山口付近、草藪(ワラビ)
・西俣ノ峰〜三匹穴:日当たりの良い区間で笹薮が覆う。足元に注意しながら進めば辿ることは可能。
・三匹穴〜頼母木平:登山道に笹薮が侵入し所々消滅、さらに背丈を越える根曲竹が抵抗となり辿るのは困難。広尾根に溝が幾筋も入る複雑な地形で下山時やガス時は道迷いのリスク大。

※無雪期に西俣尾根を登る場合はGPSがあってもルーファイに慣れていないと道迷いのリスクあり。動物的な勘、獣(ケダモノ)の呼吸が大事(笑)
飯豊梅花皮荘、その奥に目指す西俣尾根
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飯豊梅花皮荘、その奥に目指す西俣尾根
最奥の人家、民宿奥川入。ちょうど主人が出てこられたので挨拶して登山口へ進む。
最奥の人家、民宿奥川入。ちょうど主人が出てこられたので挨拶して登山口へ進む。
西俣尾根コースの登山口、右の急斜面に取付く。
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西俣尾根コースの登山口、右の急斜面に取付く。
尾根取付きまで朝露に濡れたワラビの草薮をかきわける。
尾根取付きまで朝露に濡れたワラビの草薮をかきわける。
丸森尾根に桃色の雲が流れてくる
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丸森尾根に桃色の雲が流れてくる
尾根に上がるまで崖混じりの急登が続く
尾根に上がるまで崖混じりの急登が続く
無雪期の十文字池を見た記憶はあまりない
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無雪期の十文字池を見た記憶はあまりない
西俣ノ峰までもう少し、登山道は明瞭。
西俣ノ峰までもう少し、登山道は明瞭。
西俣ノ峰直下で枯松山が良く見える。三角形が印象的。
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西俣ノ峰直下で枯松山が良く見える。三角形が印象的。
西俣ノ峰の山頂広場。しばらく朝食休憩。
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西俣ノ峰の山頂広場。しばらく朝食休憩。
ピンクテープが地上高3m以上に結ばれている
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ピンクテープが地上高3m以上に結ばれている
西俣ノ峰から先も登山道は続くが、日当たりの良い場所では薮が覆いかぶさる。ウルシも多いので注意。
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西俣ノ峰から先も登山道は続くが、日当たりの良い場所では薮が覆いかぶさる。ウルシも多いので注意。
飯豊山荘方向
西側に時々姿を現す朳差岳
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西側に時々姿を現す朳差岳
ブナ林で日陰となる場所では踏み跡が明瞭
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ブナ林で日陰となる場所では踏み跡が明瞭
薮の茂る平坦な場所では足元の踏み跡を慎重に確認
薮の茂る平坦な場所では足元の踏み跡を慎重に確認
展望のない小ピーク、枯松峰。
展望のない小ピーク、枯松峰。
地神北峰をズーム
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地神北峰をズーム
一旦、緩やかに下って登り返す途中に、大ドミ。大きなブナがあるのみで気づかずに通過しそう。
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一旦、緩やかに下って登り返す途中に、大ドミ。大きなブナがあるのみで気づかずに通過しそう。
まだ踏み跡は大丈夫
まだ踏み跡は大丈夫
三匹穴が近づくと高木が減り日当たりが良くなる。ナナカマドマンサク、オオカメノキの潅木薮が目立つ。右下から奥へ続く笹のラインが踏み跡。
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三匹穴が近づくと高木が減り日当たりが良くなる。ナナカマドマンサク、オオカメノキの潅木薮が目立つ。右下から奥へ続く笹のラインが踏み跡。
三匹穴のすぐ近くにある露岩地帯、絶好の展望台
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三匹穴のすぐ近くにある露岩地帯、絶好の展望台
展望地から西俣ノ峰方向
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展望地から西俣ノ峰方向
ダケカンバと三匹穴のプレート
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ダケカンバと三匹穴のプレート
かっこいい鉾立峰
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かっこいい鉾立峰
(参考)12月下旬の鉾立峰
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(参考)12月下旬の鉾立峰
朳差岳。天候が回復してきた
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朳差岳。天候が回復してきた
目指す頼母木平(奥の中央部の一番高い丘)
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目指す頼母木平(奥の中央部の一番高い丘)
頼母木山〜頼母木平の稜線部を見上げる(元サイズで)
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頼母木山〜頼母木平の稜線部を見上げる(元サイズで)
(参考)12月下旬の様子、全く薮こぎなく登れる
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(参考)12月下旬の様子、全く薮こぎなく登れる
三匹穴から先は登山道(踏み跡)が不明瞭になり辿るには動物的な勘と経験が必要となる。笹の部分を右下から左上へ登山道が続いている。
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三匹穴から先は登山道(踏み跡)が不明瞭になり辿るには動物的な勘と経験が必要となる。笹の部分を右下から左上へ登山道が続いている。
ここで踏み跡を発見できず一度迷う。実際には左下から中央奥のダケカンバの方へ踏み跡が延びている。
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ここで踏み跡を発見できず一度迷う。実際には左下から中央奥のダケカンバの方へ踏み跡が延びている。
時々、踏み跡にも笹が生えて消滅しかかっている。数メートル先の僅かな笹原の窪みを察しながら進む。
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時々、踏み跡にも笹が生えて消滅しかかっている。数メートル先の僅かな笹原の窪みを察しながら進む。
ここはまっすぐ奥へ踏み跡が延びている。このあたりで1.2mほどの笹薮。
ここはまっすぐ奥へ踏み跡が延びている。このあたりで1.2mほどの笹薮。
なんとか踏み跡を外さないように進み見晴らしの良い丘へ出る。登って来た斜面を振り返る。下山は迷いそうだ。
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なんとか踏み跡を外さないように進み見晴らしの良い丘へ出る。登って来た斜面を振り返る。下山は迷いそうだ。
広尾根を溝が刻む複雑な地形。右下から溝が上がってきており20mほど前進して溝を横切り右の斜面へ取付く。
広尾根を溝が刻む複雑な地形。右下から溝が上がってきており20mほど前進して溝を横切り右の斜面へ取付く。
振り返ると紐と袋がぶら下がっていた
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振り返ると紐と袋がぶら下がっていた
取付く斜面には道型の窪みが確認できる。この斜面を登りきるともう道型は消滅。
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取付く斜面には道型の窪みが確認できる。この斜面を登りきるともう道型は消滅。
丘を越えると別の丘が現れることの繰り返し。道型はほぼ確認できない。
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丘を越えると別の丘が現れることの繰り返し。道型はほぼ確認できない。
千島笹の大海原。所々背丈を越える笹薮に何度も踏み跡をロスして体力と時間を浪費する。
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千島笹の大海原。所々背丈を越える笹薮に何度も踏み跡をロスして体力と時間を浪費する。
無我夢中で薮こぎして、ようやく頼母木平の末端に飛び出しホッとする。歓迎してくれた朳差岳。
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無我夢中で薮こぎして、ようやく頼母木平の末端に飛び出しホッとする。歓迎してくれた朳差岳。
千代吉沢を挟んだ、対岸の登山道のある尾根
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千代吉沢を挟んだ、対岸の登山道のある尾根
頼母木平へ向かって進む。後方は頼母木山。
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頼母木平へ向かって進む。後方は頼母木山。
頼母木小屋と新潟平野
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頼母木小屋と新潟平野
薮に埋もれた標識と頼母木平。しばらく昼休憩。
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薮に埋もれた標識と頼母木平。しばらく昼休憩。
頼母木平から望む頼母木山。この先も腰丈ほどの笹薮が続きさらに体力を消耗。
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頼母木平から望む頼母木山。この先も腰丈ほどの笹薮が続きさらに体力を消耗。
頼母木山パノラマ(元サイズで)
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頼母木山パノラマ(元サイズで)
飯豊山ズーム
千代吉沢源頭部の草原を横切る踏み跡。湿地帯のため腰を降ろすと濡れる。
千代吉沢源頭部の草原を横切る踏み跡。湿地帯のため腰を降ろすと濡れる。
源頭部草原より望む朳差岳
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源頭部草原より望む朳差岳
大石山〜朳差岳〜頼母木平(右)のパノラマ(元サイズで)
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大石山〜朳差岳〜頼母木平(右)のパノラマ(元サイズで)
草原から望む山形蔵王
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草原から望む山形蔵王
登山道へ出れば高速道路、頼母木山までは近い。
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登山道へ出れば高速道路、頼母木山までは近い。
二王子岳方面
地神山パノラマ(元サイズで)
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地神山パノラマ(元サイズで)
地神北峰直下、小俣沢源頭部の紅葉
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地神北峰直下、小俣沢源頭部の紅葉
険しい小俣沢源頭部
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険しい小俣沢源頭部
地神北峰直下で頼母木山方向を振り返る
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地神北峰直下で頼母木山方向を振り返る
鉾立峰と頼母木小屋をズーム
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鉾立峰と頼母木小屋をズーム
地神北峰、今回はリスクを減らすために丸森尾根から下山とする
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地神北峰、今回はリスクを減らすために丸森尾根から下山とする
これから下る丸森尾根。上部は緩やかな下り。
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これから下る丸森尾根。上部は緩やかな下り。
雄大な梶川尾根(元サイズで)
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雄大な梶川尾根(元サイズで)
丸森峰から振り返る地神山方面。
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丸森峰から振り返る地神山方面。
深く洗堀された登山道、結構見かける
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深く洗堀された登山道、結構見かける
文覚沢の中流部は険しい
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文覚沢の中流部は険しい
丸森尾根下部の核心部、疲労しても気を緩めてはいけない。
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丸森尾根下部の核心部、疲労しても気を緩めてはいけない。
下山後は川入荘へ
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下山後は川入荘へ
野趣満点の露天風呂で薮こぎ登山を締めくくる
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野趣満点の露天風呂で薮こぎ登山を締めくくる

感想

飯豊連峰の西俣尾根は冬季〜残雪期メインのコース。逆に考えれば無雪期は入山者は殆どいないため、静かな山歩きを味わえる魅力がある。丸森尾根などのコースと比べ稜線までの距離は長いが急登区間は少なく足腰の負担は少ない。
以前、晩秋に西俣尾根を登った時は三匹穴上部の笹薮核心部で新雪に助けられ、なんとか頼母木平まで到達することができた。今回のチャレンジはは薮の影響がまともに残る季節。GPSは持たずナビは地形図と動物的な勘のみ。やはり核心部では想定以上の笹竹薮と不明瞭な踏み跡に翻弄され、かなりの体力と時間を浪費して頼母木平へ辿り着く。下山は道迷いのリスクと疲弊した身体を考慮して丸森尾根を選択。

【晩秋に西俣尾根から頼母木山を往復したときのヤマレコ】
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-759523.html

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