室堂平 散策


- GPS
- --:--
- 距離
- 3.3km
- 登り
- 91m
- 下り
- 94m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
予約できる山小屋 |
立山室堂山荘
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
防寒着
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
|
---|
感想
カミさんから週末黒部ダムに行きたいとリクエストがあり、立山黒部アルペンルートで紅葉を楽しむことにした。
当初、大観峰まで行けばロープウェイから壮大な紅葉が見られるのでいいかと思っていたが、大観峰では散策出来ないことがわかったので室堂まで行くことにした。
室堂平はまだ1度しか行ったことがない。
それは地区の1泊旅行で、往路に立山黒部アルペンルートを利用して宇奈月温泉に行ったもの。
6月の初旬だったので一面の残雪と梅雨空しか覚えていない。
扇沢駅の始発は7時半だが、カミさんとの観光なので8時発のチケットをWeb予約で確保した。
少し早めの7時に扇沢に到着したが、柏原新道の登山口には多くの人がいて、無料駐車場も満車で有料駐車場から大型ザックを背負って歩いて下って行く人も見られる。
爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳もかなりの賑わいのようだ。
我々はWeb予約しているのですぐに乗車券との引き換えが可能だったが、扇沢駅のチケット売り場には長蛇の列が出来ていた。その多くが比較的大型ザックを背負ったガチ登山者で、我々のような観光目的の人の方が少ないようだ。
乗車券があれば好きな時刻のバスに乗れるようだが、Web予約した場合にはバスの時刻が記載されているのでその時刻のバスに乗車する。
後で知ったのだが、3日以上前に申し込み出来ていたら長野県民割が利用出来て大幅な割引を受けられた。
しかし、行くことを決めたのは木曜日だったし、来週は都合が悪いので仕方ない。
さらにチケットの割引を受けるには売り場に並ばざるをえないようだ。
バスは4台で座席がいっぱいになった後からも乗車する人があり満員の状態。
15分ほどで黒部ダム駅に到着した。
黒部ダムを訪れるのも20数年振り、子供たちがまだ小学生だったころ、母親も一緒だった。
カミさんにとって1番の目的が黒部ダムなので、まずは展望台を目指す。バスを降りてから220段の階段で展望台に到着すると案内表示がある。
220段は一気に登ろうとすると結構きつい。
展望台はダムを右上から見下ろす。まだダムに日差しが当たっていないので虹は見えない。
奥の階段でダムの横を降りていく。一番下まで降りるとそこがレンボーテラス。ダムと虹が見られる絶好の場所のようだが、まだ日差しがない。
しばらくすると日差しがダムに当たり虹が見えてきた。
ここではダム建設当時の様子をパネル展示されているのでじっくりと見学。
階段でダム上に出るとダム湖と赤牛岳が見えた。が、ダム上には誰もいない。まだ展望台に人はいるが他の人たちは既に室堂に向かってしまったようだ。
以前来た時にはダム上に多くの人があふれていたし、コロナ前ならインバウンドの人たちであふれていたのだろう。
大観峰駅より上はガスで、時折立山の山肌がかすかに見える程度。
黒部ダムを十分に満喫したので黒部湖駅からケーブルカーで黒部平へ向かう。ケーブルカーは全線トンネルの中で景色は一切なし。
黒部平駅には少し散策出来そうな庭園があるようだが、帰りに散策することとしてすぐにロープウェイの出発時刻を待つ。
ロープウェイから見下ろす広大な紅葉はすばらしい。大観峰駅近くは鮮やかな木々が多く目を楽しませてくれる。
次は日本で唯一となってしまったトロリーバスで室堂駅へ向かう。トロリーバスも全線トンネルの中で景色は一切なし。
室堂駅を出るとすぐに弥陀ヶ原へのバスルートが目に入る。乗鞍岳の乗鞍スカイラインのようだ。富山からだと広大な景色を楽しみながら室堂に到着出来るのはうらやましい。
展望テラスを抜けて北側に出ると立山連峰が目に入って来る。この景色は初めて見るものだ。
歩道の石畳は足をねん挫しそうで歩きにくいが、環境保護と保全のためにしかたないものだろう。
まずはみくりが池に向かう。もう少し離れているものと思っていたがすぐに到着した。
みくりが池を反時計回りに周回することにして、右に向かう。
雄山が正面に見え、左手にはみくりが池と別山、真砂岳が見える。
草紅葉、ナナカマド等の紅葉も最高潮だ。
みどりが池の畔では雄山、大汝山が湖面に映っている。
地獄谷の上にあるエンマ台ではゴーと音を立てて火山ガスが勢いよく噴き出しているのが見え、硫黄臭が強い。マスクをしていても風向きによっては咳き込む程だった。
地獄谷という地名は全国いたる所にあるが、ここは火山ガスの濃度が高く近寄ることが出来ない、まさに活動中の場所だ。
平成24年から通行禁止になっていて遊歩道の柵は見えているが通行出来ない。
火山ガス情報ステーションがあり、周囲には火山ガスセンサーや警報器も設置されている。
右手にりんどう池が見え、その周囲は他とは違う緑のない場所となっている。
血の池を右手に見ながら雷鳥荘まで行ってみることにした。
雷鳥荘近くの枯れたハイマツは立派に大きく育っていたものだった。たぶん高濃度の火山ガスで一瞬にしてダメージを受けてしまったのだろう。
雷鳥沢キャンプ場と行き来するにはここを避けては通れないようだ。
雷鳥荘から先は雷鳥沢キャンプ場へと下るルートなのでここで引き返す。
みくりが池温泉は日帰り入浴の出来る施設になっている。
温泉大好きのカミさんは入浴したいと言っていたが、入浴したら生ビールも必須、でも飲んだら歩けないということで自ら入浴はあきらめたようだ。
室堂駅のある立山ホテルに戻り、中のレストランで食事をして13時発のバスに乗った。
自分としてはもう少しのんびりしたかったが、「明日も早朝から遊びに行くんでしょ」と、翌日の硫黄岳山行の話題が出てしまったのでカミさんに従うことにした。
本当は昼食時に飲んだ生ビールで、眠くなっていたらしい。
ロープウェイでは紅葉と後立山連峰の景色を楽しみ、黒部平の庭園を少し散策してから黒部ダムに戻った。
各乗り物は定期運航の時刻まで待つだけで長蛇の行列もない。
バスやケーブルカーでは立って乗る人もあったがギュウギュウ詰めでもない。
ロープウェイでは1度に全員乗り切れなかったが、5分後に車体が到着したらすぐに発車出来るとのことで、乗車待ちで苦痛を感じることはなかった。
当初から登山の予定はなかったが、室堂から標準コースタイム2時間で雄山に登れるのなら、次回は雄山から富士ノ折立まで登ってみたいと思った。
いや、黒部湖駅から雄山まで歩いて登ってみるのもいいかな。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する