継子岳 〜御嶽山に秋の別れが言いたくて〜


- GPS
- 10:23
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,303m
- 下り
- 1,290m
コースタイム
- 山行
- 9:11
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 10:22
天候 | 晴れ 昼前から雲とガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
木道や木の階段は、新しく整備されたり、補修されているところもあるが、残念ながら追い付いていない。長雨の後は気をつける必要がありそうです。 登山口で岐阜県警の担当者がコロナ防止指導。早朝よりご苦労様です。 |
写真
感想
3年前には中の湯を基点に剣ヶ峯から三の池見たさに白竜避難小屋まで、2年前は古希3人組とロープウェイ利用で剣ヶ峯、去年は田の原から王滝山頂まで。
さて、今年はどうしたものやらと考えていたら、10月になってしまった。結局、岐阜県側の濁河登山口から紅葉を楽しみながら継子岳まで行って御嶽山に秋のお別れをすることに決定。
好天の土曜日だとあって、朝6時半過ぎについたときには上段の登山者駐車場は埋まり、下段のスペースに係員の誘導で車を詰めてもらってギリギリセーフとなった。
隣の山女2人組は2台の車を使ってチャオのスキー場の方から上って五の池小屋(今季最後の営業日とか)に泊まって剣ヶ峯を目指すと言う。そう言えば、途中であった金沢の中年男性も小屋の予約は満杯で取れなかったので、最後暗くなるかもわからないが頂上往復すると元気に抜き去って行った。山小屋人気の高さがうかがえる。
登山口で岐阜県警の係官から体温チェックやマスク保持チェックなど受けて出発。ヤマレコに登山路と記載されている沢沿いの道をいかないように誘導するのも仕事のうちのようだ。
7合目から8合目にかけて紅葉・黄葉が進んでいて気持ちがいい。湯ノ花峠につくと谷あいから吹き上げる風のせいだろうか、温泉らしい硫黄のニオイがしてきた。のぞき岩の手前は紅葉の最盛期だ。
森林限界からハイマツ帯を登り詰めていくと飛騨頂上(五ノ池小屋)。この頃になると飛騨側から盛んにガスが吹き上げてくる。まっすぐ目的地の継子岳に向かう。四の池への下りは、岩稜帯で意外と時間を食った。四の池の細い流れを渡る。幻の大滝の水源だという。
時間も結構遅くなったので、三・四・五の池の分岐から直接飛騨頂上に戻ることにした。それにしても、コバルトブルーに輝く三の池を前景にスケール感のある眺めは最高である。五の池小屋は、自慢のテラス席でのんびり楽しむ登山者であふれていた。
にぎわう御嶽山を横目に、北御嶽の静かなコースをぐるりと回って御嶽山にしばし名残のごあいさつ。静かなコースならでは、いろいろな人とちょっとした会話が楽しめた。
御嶽山頂を目指す長野の若者2人組には、下山路にも見事に追い抜かれてしまった。飛騨頂上まで抜きつ抜かれつしていた愛知にカップルは摩利支天の手前から引返したらしく、下山後の駐車場でも再開。互いの労をねぎらう。
継子岳山頂で出会ったトレランの若者にはど肝を抜かれた。昨夜木曽福島に泊まって朝から完全人力踏破、剣ヶ峯に回ってここまで来たと笑っていた。「田中陽希みたいだね。」というと「よく言われます。」と言い残してスタスタ歩いていってしまった。
ちょっと心配させられたのは、飛騨頂上から下山し始めた時に下から上がってきた外国人。突然笑顔を見せながら「外国人ですか?」と話しかけてきた。首を横にふると「大丈夫、大丈夫」と日本語で話しかけてくる。どうやら、小屋の予約もないのに、これからまだ登っていくつもりらしい。「後3時間もすれば暗くなり始めるから」とあれこれ話すのだが、「ヘッデンあるから大丈夫でしょ」と動じない。すぐ先に素晴らしい池があるからそこで景色を楽しんだらと言って別れたのだった。
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