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記録ID: 3621563
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ハイキング
白山

白山(初めての加賀新道〜天池)

2021年10月10日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
15.5km
登り
1,406m
下り
1,402m

コースタイム

日帰り
山行
6:20
休憩
1:10
合計
7:30
5:30
60
槍倉登山口
6:30
80
7:50
8:10
40
8:50
20
9:30
10:10
10
10:20
20
10:40
30
11:10
11:20
60
12:20
40
13:00
槍倉登山口
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2021年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・一里野スキー場ゴンドラ山頂駅から、さらに林道を直進して槍倉登山口へ。
・林道の幅は離合不可能。両脇の草木が茂って張り出し車をこする。落石も多いのでパンクに注意。
・登山口の駐車スペースは6台程度か。本日は快晴の休日とあって、私の下山時に8台あり、私が車を出す直前さらに1台来た。少なくとも2台は切り返し困難な状態に見えた。
コース状況/
危険箇所等
・登山ポストは、途中のゴンドラ山麓駅に設置されている(登山口には無い)。
・加賀新道は、道幅が広く歩きやすいが、意外にアップダウンがある。鉄の杭が出ているので足元注意。
・加賀禅定道は、美女坂の転滑落に注意(補助ロープが数か所ある)。途中、かなり大きな泥濘があったが迂回路がある。
その他周辺情報 「ドライブイン手取川」さんの「くま丼」、おススメです。990円也。
槍倉登山口。ヘッデンスタート。
槍倉登山口。ヘッデンスタート。
加賀新道の登山道は遊歩道のように広い。しかしアップダウンがある。
加賀新道の登山道は遊歩道のように広い。しかしアップダウンがある。
見覚えあるしかり場分岐。やはり看板は地面に。
見覚えあるしかり場分岐。やはり看板は地面に。
これ以上ないくらいの快晴。
これ以上ないくらいの快晴。
紅葉のトレイルが楽しいが、暑い!
紅葉のトレイルが楽しいが、暑い!
四塚山が遥か彼方に見える。天池はあの手前だ。
四塚山が遥か彼方に見える。天池はあの手前だ。
あれは美女坂!心してかかろう。
あれは美女坂!心してかかろう。
登りきると、金沢市街、日本海、かすかに能登半島。すばらしい展望。
登りきると、金沢市街、日本海、かすかに能登半島。すばらしい展望。
百四丈滝展望台からはダイナミックな白山の地形が手に取るようにわかる。
百四丈滝展望台からはダイナミックな白山の地形が手に取るようにわかる。
木道も楽しい。
池塘もある。
草紅葉が美しい!日本庭園だ。
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草紅葉が美しい!日本庭園だ。
室跡の石垣。ここに小屋があったら最高だろうに!
室跡の石垣。ここに小屋があったら最高だろうに!
きらきら輝く天池。この池は涸れることがないのだろうか??
きらきら輝く天池。この池は涸れることがないのだろうか??
水は透き通って美しい。煮沸すれば飲めそうだ?向こう側には室跡の石垣が見える。
水は透き通って美しい。煮沸すれば飲めそうだ?向こう側には室跡の石垣が見える。
風が弱い稜線直下の斜面でランチ。贅沢すぎる!
風が弱い稜線直下の斜面でランチ。贅沢すぎる!
名残惜しいが、戻ろう…。
名残惜しいが、戻ろう…。
帰りにも展望台に立ち寄る。暑いが、ガスはまったく湧いていない。
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帰りにも展望台に立ち寄る。暑いが、ガスはまったく湧いていない。
清浄ヶ原から急激に落ち込む谷。白山の火山活動と関係あるのだろうか?
清浄ヶ原から急激に落ち込む谷。白山の火山活動と関係あるのだろうか?
帰りも紅葉トレイル。バイバイ白山。
帰りも紅葉トレイル。バイバイ白山。

感想

白山の登山道で唯一の未踏区間(崩落した岩間道を除いて…)だった加賀新道を歩いた。途中の道の駅「瀬女」で何気なく伸びをしたら、今にもこぼれ落ちそうな満天の星空に絶句。快晴を確信しテンションアップ!
登山口へ車を走らせるが、林道が狭い!草木が車の側面をこすっている…今まで出かけた登山口は、こんな状態の林道はなかったような(苦笑)。駐車スペースに到着すると既に4台並んでいた。なんとか場所を見つけ急いで準備…そこへもう1台…。
槍倉登山口は、林道奥へ10メートルほど進んだ右側。ゴンドラ山頂駅からの登山道が林道に出合っている位置だ。
さあ、どんな道かな?…ワクワク感もつかの間、のっけから急登!そして、しばらくで長い下り。こんなに下って大丈夫?と思うほど。その後、再び登る!…実は緩やかな道だろうと甘く見ていた私は、想定外のアップダウンに軽いショックを受け、もっと地図を読んでくるべきだったと反省した。(登山道そのものは幅広で非常に歩きやすい。北部白山特有の道の細さは感じられない。)
ヘッデンが要らなくなった頃、雲ひとつない青空が広がり始めた。見覚えあるしかり場分岐からは、以前歩いた加賀禅定道だからか、加賀新道より緩やかに感じ、足取りも軽い。
高度を上げると、背後には金沢の町並みや日本海。山並みの奥には劔・立山などの北アルプス。眼下には楽々新道がある台地状の清浄ヶ原と急激に落ち込む丸石谷の地形が手に取るように望まれた。そして山頂方面には、七倉山や四塚山。七倉山は通常ピークを踏まないのであまり注目したことが無かったが、ここから見ると堂々たる存在感に驚く。さらに耳にはドドドという滝の音が聴こえてきた。
美女坂は、急登だと心構えがあったからか、意外にスルスルと登れた。百四丈滝展望台はそこからすぐだ。まったくガスも上がらず、眼下にはさえぎる物のない大展望が広がっていた。
天池のあるなだらかなピークは、展望台からは少し遠く見えるが、登るとそれほど負担感はない。木道、池塘、笹原、草紅葉が広がる庭園、さらに展望もあり、飽きさせない。来て良かった!と思わず感嘆の声が出た。
室跡がある稜線の直下に天池があった。稜線を吹き渡る強風で池の水面はきらきらと光を反射していた。水は透明で煮沸すれば飲めそうだ。なんとなく、古の登拝者らがここに室を築いた理由が分かる気がした。
少し戻って、稜線の陰に入り風が弱い草紅葉の庭園風の岩の上に腰かけ、ランチにした。風は南風で寒くない。360度、一点の曇りなく北部白山のダイナミックな自然を堪能し、心から癒された…。
今年の紅葉は1600mくらいまで下降してきたようだ。やはり数年前に比べると、ダケカンバやブナ等の黄色が映えない。葉が枯れている?草紅葉や低木の赤色はそこそこだが、少し赤茶けている。清浄ヶ原の紅葉のパッチワークは見ていて楽しいが、少々くすんでいる。
来週は雨予報。今年の白山の紅葉はこれが最後かも。でも、自然は一期一会、それはそれで良いのだ。来年の楽しみにしよう。

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