鳥海山、二度めの撤退
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 546m
- 下り
- 540m
コースタイム
天候 | 晴れ、中腹から上は霧、強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
勤めが月〜水の3日間なので週末はどこかの山に、頂上近辺を一度だけ歩いたことのある未知の蔵王なら近くて手頃かなと思い始めました。天気予報を見ると日曜日が晴れ間も出るようなので、日曜ありきで週末の予定を立て、金曜日は別件の用事を済ますこととしました。蔵王を調べてコースを決めたものの、それにしても日曜日も雲が多いようです。で以前に撤退した鳥海山を見ると、土、日と晴れ。ただし日曜日は風はいくぶん強いようですがA。土曜日が絶好の登山日和と判ったのですが、車で6〜7時間かかり、金曜日には向かわねばならないことから、土曜日の登山は不可で、日曜日、風が弱いことに期待し、鳥海山としてコースを調べ始めました。
鳥海山は2018.7に滝の小屋下駐車場から登っています(基本的なカメラの充電、充電器を忘れ、写真は一切ありません)。霧の中をたまたま同じく登っていた方と慎重に雪渓の横断箇所を探したりしながら順調に伏拝岳まで来ましたが、稜線に出たら想像つかないすごい突風。周囲は白一色で目の前にあるであろう山頂等、何も見えません。少し歩いては這いつくばって待つことの繰り返しで小石も飛んでくる状況。これ以上進んでも危険だと判断し引き返しましたが、先ほどの方は山頂に向かっていきました。稜線から下がったら風も収まり、山の気象の変化の怖さを実感。
始めは前回と同じように麓の「道の駅鳥海ふらっと」で車中泊しようと思いましたが、ヤマレコの記録で鉾立口の登山者専用駐車場は8時頃には満杯になるというのを見、かつ日曜日なので直接に鉾立登山口の駐車場で車中泊を行うこととしました。
鉾立の雰囲気が判らなかったので、早めの14時には到着し、案内板を読んで登山者専用駐車場を確認、たまたま海の見える箇所が1台分開いていたのでそこに停め、のんびりと穏やかな高原のひとときを海を眺めながら楽しみました。
登山者が下山して来ますがそれぞれ充実した表情で、やはり今日だったなと思いながらも穏やかな天気、明日も大丈夫だろうと思っていました。
公衆トイレが改築中で、17:00までは稲倉山荘のトイレ、17:00以降はビジターセンターのトイレを利用できます。ビジターセンターのトイレはおそらく中に綺麗なトイレがあるのでしょうが、これは冬用に利用するための旧式トイレのように思えました。
星も綺麗に見え、静寂な中、6時半頃には寝ました。が深夜、風の音が鳴りやまず、強風で車が揺れる時も。天気予報も強風でAからBCに変わり、前回の伏拝岳での強風撤退を思い出し、登るのは昨日だったかと半ば諦めてうとうとと。4時半起床予定がスマホを裏返しにしておいたせいかおそらくアラームが鳴らず5時半を過ぎてました。
一般車駐車場にも多くの車がありますがそれと比べて人が少ないことから皆さん、すでに登って行ったようです。風も弱くなっていたのでとにかく上がってみようと思い、身支度をして立ちました。
鉾立展望台で雨具を脱いでいると「はいからさんが通る」から抜け出したような方が来ました。私は先に出ましたがたちまち追い越され、遠ざかっていきました。服装といい、髪のリボンといい、歩き方といい、状況が理解できません。
後に御浜小屋の外で新庄から来た方と立ち話をしていた時の話では、本人に聞いたらこれがいつもの登山の服装とのこと。山頂目指して先に行ったそうです。通常の登山の服装にしては新調した服装と思ってしまうように長年の汚れやしわとかが見られず、達人。
新庄の方から西吾妻は眺望が得られないが西大巓は良かったこと、二週間前に白河の友人と磐梯山に登り天気も良かったこと、また安達太良は未だだがどんな山かと聞かれ、様々な顔を持っており、メインはゴンドラで登るコースだが反対の西側から登るコースも、温泉の源泉が川になって流れ適度な湯加減なことや噴火口を周回できる等の面白いコースであること、吾妻連邦の東に一切経山(この山名は判らないようでした)があり、頂上の火口湖は魔女の瞳と言い、ネットで検索できるので是非お勧めとお伝えしました。新庄には数十キロの縦走コースコースがあり、荒れている箇所もあるが面白いこと等を話されました。
山頂の風はここ(小屋の横が稜線になりますが強風が吹き荒れています)とは比較にならないので下山するとのこと。私も前回の突風を伏拝岳で経験しているのでここでやめました。
登るなら楽しくと思い、○○達成のような目標も無いので自分に妥協してしまいます。今回は土曜日に登れたのに判断ミス。来年、リベンジです。それにしても鳥海山は大きな山です。新庄の方も晴れれば山頂からの眺めは何とも言えないとのことでした。
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