長かった〜!下の廊下(黒部ダム〜欅平)



- GPS
- 13:28
- 距離
- 37.5km
- 登り
- 8,958m
- 下り
- 9,808m
コースタイム
- 山行
- 7:23
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 8:41
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
■新宿〜扇沢:高速バス 7,800円 4列シートバスで、当日は満席。快適ではない、できればロッジくろよんに前泊して、前日に黒部ダムをよく見て、当日は早朝4時発とかにした方が良さそう。行程も長いし。 ■扇沢〜黒部ダム:電気バス 1570円 Web予約ができるのだが、それを知らない方が多かったのか、当日販売に結構な列ができていた。黒部の太陽を見よう。 <帰り> ■欅平〜宇奈月:トロッコ電車 1980円 最初は物珍しいので、ワクワクするが、そのうち窓無しのトンネルがうるさい寒い列車に乗っていることに気づくw でも一度は体験する価値あり。 ■宇奈月温泉〜新黒部 640円 Suicaが使えないので注意。 ■黒部宇奈月温泉〜東京 11880円 疲れた体には、新幹線が快適で心地いい。 ■■交通費合計 23,870円■■ |
コース状況/ 危険箇所等 |
■黒部ダム〜阿曽原温泉 いきなり崖の道を歩くわけではなく、最初は樹林帯を歩く。超真剣に歩くべきところは全体の1割くらいか。でもそこがかなり神経を使う。それ以外でも結構なアップダウンがあって、水平じゃないじゃん!と思うかも。そして、ゴール手間、仙人谷ダムから阿曽原温泉までの登り返しは、疲れた足になかなかキツいので、覚悟しておくこと。 ■阿曽原温泉〜欅平 いきなり登りから始まる。大太鼓のあたりは「これぞ下の廊下!」という感じのところが続いて、飽きさせない。こっちもゴール手前、欅平上からの下がそこそこ長い。「あと5分」表示から結構時間かかった印象。 |
その他周辺情報 | 宇奈月で「夢どころ」でお風呂、気持ちよし!510円 食事は宇奈月の「河鹿」で釜飯定食、美味し!1000+600*2 |
写真
感想
★ようやく行けた
トロリーバスの最後の年、2018年から計画していた下の廊下にようやく行けた。このコースは少しの雨でも危険度が格段に増すとの判断から、雨予報があると即座に延期を決定したのだ。今年も今回以降、10月は全ての土日のバスを予約しておいたのだ。天気に恵まれ、ようやく行けることになった今年は、扇沢からのバスは電気バスに変わったが、下の廊下は変わらずそこにあり、ワクワクドキドキを感じさせてくれた。
念願かなって寂しくなるのが、ひとつある。この時期になると、阿曽原温泉のブログを見るのが日課になっていたが、今年が最後になりそうなこと。だけど、しばらくは、この時期に見ちゃうんだろうな。
★怖いもあるけど、何せ長かったー!
「黒部に怪我なし」その言葉の意味するところから、慎重な歩きを求められるとは分かっていたが、想定外のところもあった。崖っぷちを歩くことは、覚悟していたが、これほどにアップダウンがあるとは思ってなかった。それが結構長いのだ。
十字峡までいけば、目鼻がつくと思っていたが、歩けど歩けどなかなか着かない。13時過ぎに十字峡に着いた頃には、ついた喜び、安堵もあったが、それを上まわるクタクタ状態だった。そこからは、息を吹き返して歩き出して仙人谷ダムを目指した。そこまで行けば、ゴールも同然と思ってたからだ。がしかし、そうはいかなかった。仙人谷ダムの寮を過ぎてからの登り返しがキツい。話には聞いていたが、疲れた足への急登は思ったより厳しいものだった。「ほぼほぼついたも同然、もう少しだ」と思ってしまっているので、なおさら「まだかまだか」と思ってしまうのだった。
帰りも水平歩道終点から欅平駅に下りるところは、同じように「まだ着かないの〜?」と思いながら、踏ん張りの効かなくなった足に集中して坂を下りていった。
着いた時は本当にホッとした。
★ザックをコンパクトに
このコースは、ザックの引っ掛かりが命取りになるため、ザックをコンパクトにする必要があり、以下のような工夫をした。その結果、重量も13キロと今までにない軽量化に成功した。
・マット:サーマレスト外付け⇒この日のために購入したエアマットをザックにイン。
※このマット、エアを入れるのはいいが、抜く時にかなり時間がかかる。エアの通路が入り組んでいて抜けにくい。テン場を早く出たいのにこれをしまうのに時間がかかってしまい、かなりのストレスになる。
・テント:全ての荷物を詰めてからテントを天笠で挟む ⇒ザックにイン。
・ストック:テン泊装備を担ぐ足の負荷分散のため必ず持参 ⇒両手を空けるため持参せず
・食料やガス:各個人で持参 ⇒分担して持参(ガスのみ持参)
・コーヒーミル、マグカップ、枕:コンパクト化のため、持参せず
★星を見ながらの露天風呂
夜中目が覚めて、時計を見る「2:25」かぁ、まだ早いな、すこしうつらうつらして、時計をみる。お、「3:12」やばい、風呂に行かなくちゃ。
ソッコーで準備をして3時半前には風呂に到着。後輩は既に来て風呂のへりにひとりぽつねんと膝を抱えて座っていた。さっそく服脱いで湯船に浸かり見上げるとそこには満点の星空。これは、この旅で見なければならない景色なのだ。
★偉業に思いを馳せる
もともとは、急な崖だった下の廊下。黒部ダム建設のために犠牲を払いながらも諦めず道を作り、未来を作った人々に畏敬の念を抱かざるを得ない。みなさんが作った道、大事に使わせてもらってますよ〜。
あ、黒部の太陽見なきゃ。
★少し心配なことも
今までは山行中、長時間歩きになってくると両足の薬指が痛くて、血が出るほどだったので、靴擦れ防止に絆創膏を貼っていた。が、今回は両足の親指外側が痺れた感じになっていた。下山しても数日取れない痺れ。何だろう。長引いたら整形外科に行こうか。
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