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ヤマレコ

記録ID: 364314 全員に公開 沢登り丹沢

神ノ川水系 ツナノ沢右俣

日程 2013年11月02日(土) [日帰り]
メンバー
 kamog(CL)
天候終日曇り
アクセス
利用交通機関
車・バイク
神ノ川林道/大瀬戸トンネル50m手前路肩
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

駐車スペース10:50−
11:00神ノ川砕石場下流堰堤上部を徒渉−
11:02ツナノ沢出合−
11:19標高510m二俣11:21−
11:32標高560m2段12m滝
(最初右岸ザレから巻こうと試みるが悪いので戻り
 左岸尾根から高巻く)12:11−
12:34標高650m両門滝状8m滝基部−
13:40標高805m風巻ノ頭北尾根上/二ノ尾ノタワ−
(左俣へ下降を試み界尾根を下りるが急峻で悪く戻る)
14:16標高810mピーク北北西側尾根上−
14:31標高690m小ピーク14:41−
ツナノ沢出合に向け南西尾根下降−
15:01ツナノ沢出合−
15:13駐車スペース
コース状況/
危険箇所等
■神ノ川水系 ツナノ沢右俣

 地図にもその名は記載されていない短い沢。
 吉田喜久治さん著『丹澤記』(岳書房※絶版)にその名の記載がある。

 遡行グレード:1級上(ただし高巻き、読図ができる人にとって。
            ミスると悪い。)

 /瀬寮醂啼擦右岸から左岸へ渡る折花橋を渡って、今回は大瀬戸トンネル
  の50m手前、路肩がふくらんだ箇所に停めてしまったが
  駐車スペースには気を遣う。
  カシミールで出した地形図では大瀬戸トンネルの記載がなく
  一瞬考え込んでしまったが、あとでその謎が解けた。
  折花橋を渡ってから地形図では林道が東北東へ尾根末端を回避する
  ように回り込んでいるが、これは昔の道跡で今はその名残の
  ガードレールも土砂やススキ藪に埋まっているのだ。
  大瀬戸トンネルは尾根の下を突っ切っている。
  さてトンネルを出た先は採石場になっていて現在も作業が行われて
  いるのでここには入れない。
  大瀬戸トンネルは潜らず、入口左側の釣り師用案内板のところから
  神ノ川側に尾根を巻くようにある旧道の跡を行く。
  踏み跡は残っているがザレ場であったり、灌木を潜ったり。
  左下に大きな堰堤が見えたら、石積み護岸堤の隅を慎重に
  クダイムダウンして堰堤上流に下りる。
  少し上流を深さ15cm幅15mほどの神ノ川を対岸へ徒渉する。
  当然水量が多いときは下が高い堰堤なので無理であろう。
  ツナノ沢は対岸で合流しているが、出合は涸れている。

 曇天のせいかやや陰鬱、平凡なツナノ沢を東方向へ進む。
  1×2m小滝、左が半壊した石積み堰堤を越え
  平凡な渓相を少し歩くと標高510mでこの沢の二俣となる。
  左俣は涸れており、これから行く右俣も水はチョロ。
  右俣へ入り簡単な2m小滝を越えると、沢は南東へカーブし
  2段構成になった8+4m滝だ。ソロだから直登はしない。
  最初は左のザレから高巻きを試みるも、落ち口に向かって落ちている
  カンテは急峻で乗越しが結構見た目より悪そうだ。
  落ちればただでは済まないので一旦出戻り、少し戻ってから
  右尾根の高巻きに変更する。
  滝の落ち口よりも15m程度登ってから右手からの尾根状が
  合わさる手前で沢方向にトラバースし、
  木伝いにザレを下って沢に戻った。

 ナメを挟んだ2m小滝を3つ越し、ナメ状5×8mを越す。
  いずれも難しくはない。
  少しで沢は右へ曲がると5m滝。教蕁椶らいで登ると
  続けざまに5m滝。上部が卦蕁櫃らい。
  そして標高650mで双方8mほどの両門状滝になった小二俣。
  本流の右8m滝はちょっと登れそうもなく、左8m滝の左側
  ザレを上がりやや悪いトラバースをして界尾根状を越えて巻く。

 2段石積み堰堤を越え、7m滝を流芯沿いに登り(卦蕁檗法
  左が半壊した小さな石積み堰堤を越えると
  標高750m最後の二俣となる。
  左へ進むと最初は楽なナメ床だが次第に砂利状となり
  えぐれた2mほどの詰めを木を使って強引に越えた。
  足元が悪いので早めに左尾根に逃げた方がよさそう。
  あとは少しで標高800mの尾根に乗る。

 イ海糧根は風巻ノ頭から北へ伸びるもので、登山道ではない。
  以前エビラ沢を遡行した際も使ったことがある。
  尾根を北西に下りると右側から明瞭な森林作業路が合わさってくる。
  すぐにジグザグになるがそのまま追ってよい。
  標高690m小ピークに少し登り返して、ここからツナノ沢出合に
  戻るべく南西尾根を下る。
  植林のなだらかな尾根だが、標高600mから下は岩混じりの
  やや痩せた急尾根となる。
  特に北側はバーティカルな岩状なので寄らないようにする。
  尾根は急だが末端まで行け、ツナノ沢出合に戻れる。
過去天気図(気象庁) 2013年11月の天気図 [pdf]

写真

大瀬戸トンネル
2013年11月02日 10:47撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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大瀬戸トンネル
1
堰堤を下に見てクライムダウン
2013年11月02日 10:55撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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堰堤を下に見てクライムダウン
1
神ノ川徒渉
うーん、まぁまだ冷たくはないし。
2013年11月02日 10:59撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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神ノ川徒渉
うーん、まぁまだ冷たくはないし。
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ツナノ沢出合は涸れている
2013年11月02日 10:59撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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ツナノ沢出合は涸れている
標高510m二俣
右俣へ
2013年11月02日 11:15撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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標高510m二俣
右俣へ
1
2段12m(8+4)
2013年11月02日 11:29撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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2段12m(8+4)
2
最初左のザレから巻こうとしたけど
2013年11月02日 11:38撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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最初左のザレから巻こうとしたけど
1
乗越したいカンテはちょっと急峻だ
2013年11月02日 11:44撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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乗越したいカンテはちょっと急峻だ
1
出戻ってから右尾根登り、このザレを下りた
2013年11月02日 12:03撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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出戻ってから右尾根登り、このザレを下りた
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下りてきたザレ
2013年11月02日 12:08撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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下りてきたザレ
1
これも5m滝
上部だけちょっとクライミング
2013年11月02日 12:27撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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これも5m滝
上部だけちょっとクライミング
2
8m滝は左支沢の8m滝から巻いた
2013年11月02日 12:34撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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8m滝は左支沢の8m滝から巻いた
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7m滝は直登
2013年11月02日 13:13撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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7m滝は直登
1
標高750m最後の二俣は左へ
2013年11月02日 13:22撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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標高750m最後の二俣は左へ
最後はえぐれたところを乗越した
2013年11月02日 13:28撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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最後はえぐれたところを乗越した
1
最後の詰めを振りかえって
2013年11月02日 13:33撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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最後の詰めを振りかえって
尾根を目指す
2013年11月02日 13:33撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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尾根を目指す
風巻ノ頭北尾根を下りる
2013年11月02日 13:35撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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風巻ノ頭北尾根を下りる
明瞭な森林作業路
2013年11月02日 13:42撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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明瞭な森林作業路
採石場が垣間に見える
2013年11月02日 14:15撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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採石場が垣間に見える
標高690mピーク
ここから南西尾根へ
2013年11月02日 14:27撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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標高690mピーク
ここから南西尾根へ
しばらくはなだらかな植林尾根
2013年11月02日 14:46撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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しばらくはなだらかな植林尾根
標高600mから下は岩の混じった痩せ尾根になる
2013年11月02日 14:53撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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標高600mから下は岩の混じった痩せ尾根になる
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神ノ川に戻りました
2013年11月02日 14:58撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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神ノ川に戻りました
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下りてきた尾根
2013年11月02日 15:00撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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下りてきた尾根
堰堤下はきれいな水だぁ
2013年11月02日 15:01撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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堰堤下はきれいな水だぁ
神ノ川林道の旧道は藪に帰っている
2013年11月02日 15:04撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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神ノ川林道の旧道は藪に帰っている
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大瀬戸トンネル入り口に出る
2013年11月02日 15:07撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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大瀬戸トンネル入り口に出る
釣り師用の案内板があるところだ
2013年11月02日 15:07撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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釣り師用の案内板があるところだ

感想/記録
by kamog

吉田喜久治氏の『丹澤記』は古い絶版本だが
愛読書のひとつである。
その中にわずかに出てくるツナノ沢の記述。
どうやら下降の際に吉田氏は出会ったようで
その記述は以前から気になっていた。
すでにヤマレコ内でも今年ユーザーさんが記録をアップしていて
僕だけじゃないんだなぁ〜とシミジミ。
訪問者数:783人
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この記録へのコメント

登録日: 2012/10/14
投稿数: 383
2013/11/2 21:45
 kamogさん、はじめまして。
レコのタイトルを見た瞬間、「おっ」って思いました
やはり「丹澤記」のあの記述は気になりますよね。

ただ吉田喜久治氏がツナノ沢を歩いたのは1月の滝が凍るような時期なので、ここの素晴らしさは真冬じゃないとわからないのかなと、先日ツナノ沢から帰って「丹澤記」を読み返しているときに気付きました。
真冬にあの渡渉はやりたくないですけど
登録日: 2005/11/15
投稿数: 536
2013/11/3 7:45
 kazmiさんレスありがとうございます
kazmiさんのツナノ沢記録拝読させていただきました。
あの毒舌調の丹澤記の愛読者さんが他にもいらっしゃったとは、うれしいですね。
少し前に山岳書籍では昔から一部に有名な神保町の悠久堂書店で見かけましたよ。
西面ですから寒波が続けばアイスクライミングできるかもしれませんね。

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