海谷渓谷(紅葉)+ 駒ヶ岳(急登・晩秋)
- GPS
- 06:20
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 1,143m
- 下り
- 1,130m
コースタイム
天候 | 快晴 (なれど 遠くは霞む) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・海谷渓谷で最初に海川を渡るポイント(「繰り越し」地点)では、大岩の散在するなか、岩をたどりながら海川を渡る。(増水時は無理または困難。) ・取水口手前の右岸斜面の一部に崩落箇所あり、注意。他は,はしごなど整備されている。 ・こちら側からの駒ヶ岳の登山路は中間部が急登に次ぐ急登で、登りも疲れるがそれはともかく、下りにスリップ注意。はしごやロープがたくさん取り付けられているが、北側斜面のためか濡れている上に、この時期落葉がたくさん積もり、下りの方が神経を使った。 |
写真
感想
この10月は、まともな山の紅葉をあまり見ないまま過ぎてしまった。この日は、前から一度見たいと思いつつも果たしていなかった千丈ヶ岳の紅葉見物を、さらに海谷渓谷、ついでに久し振りに駒ヶ岳にもと思い立つ。三峡パークはいずれの入山口ともなり都合がよい。紅葉はどんな状況だろうか? 大体、この時期あたりだろうが、行って見ないとわからない。
<海谷渓谷〜732高地>
海谷渓谷は、糸魚川の世界ジオパーク関連のひとつのようで看板等があちこちにあった。千丈ヶ岳はどこからどのように見えるのかと思っていたが、駐車場からすぐの展望台からあっけなく見えた。紅葉はまずまずのようだが、細長く切り立った渓谷のため、まだ朝の日差しが届かずよく見えない。まあ、歩いているうちに日が差してくるだろうと、ひとまず、海谷高地まで行って見ることにする。
駐車場と海谷高地(「732高地」=かつて、標高が732mと考えられていたことからの呼称らしい。実際は780m程)とでは標高差もほとんどないが、急斜面途中の細い道が、まずは海川に向かって少しずつ下って行く。徐々に、絶壁の所々に日が当たり始める。
途中で比較的長いはしご(割合新しいのかな)があり、降りると、そこが「繰り越し」という海川の徒渉地点だった。大岩がゴロゴロと散在し、紅いマークはあったようだが、自分で適当な岩を伝って渡り終えた。この日は川の水量が少ない方だったようで問題はなかったが(上の発電用取水口からの放水もなかった)、増水時は、困難あるいは無理かなと思う。
そこまで下り気味だった登山道は、海川を渡ってから先では徐々に上り調子となる。最後、やや下って河原へ降り立つと、終点となる取水施設の目の前になるが、目前の見事な紅葉に気をとられ、左岸側に渡るポイントに気付かずに堰堤に向かって河原を進んでしまった。堰堤の上流部は広い河原で、ここが732高地かと認識。「越後の上高地」とはややオーバーだが、そんな感じもしなくはない。渓谷を取り囲む紅葉がいま旬で、朝日を受けて見事だった。
帰りは、日が差し込んできた渓谷の、岩壁に生える木々の紅葉を楽しみながらの歩きとなった。とくに、渡渉地点を越えた先では、千丈ヶ岳の絶壁と紅葉に横からの光線が差し込み、時期も時間も絶好のタイミングとなったようだ。しばし歩を止めて、息を飲む。ようやく、今年一番の紅葉を堪能できた。
<駒ヶ岳>
もうこれでほとんど満足してしまったが、時間も早いので、ついでの駒ヶ岳へと向かう。30余年前は、人に連れられ、雨飾温泉(梶山新湯といっていた)から、鋸〜鬼ヶ面〜駒ヶ岳とまわり、根知谷方面への下山だったが、初心者には結構スリルがあったと記憶している。果たして今日のコースはどんなかなと思っていたが、中腹の急登に次ぐ急登は、予想をこえるものであった。滑りそうな岩場の斜面にははしごやロープが設置されていて、危険ということではないが、濡れた道の上にはたくさんの落ち葉が積もり、とくに下りでは冷や冷やしながらの下山となった。
テーブルマウンテンのような山頂部には、うって変わって、すでに落葉した立派なブナ林が広がり、落ち葉を敷き詰めるなかのハイキング気分。ようやく着いた山頂からは、うっすらと冠雪した焼山・火打山や雨飾山など周囲の山々の展望を楽しむ。
とても、ついでに登れる山ではないことを再認識しながらの下山となったが、途中の足下が切れ落ちた「金玉スクミ」からは、すぐ眼下に景色が眺められ、このコースの急登の程が知れた。
ともかく、ようやく秋を楽しむ山行ができた1日だった。
コメント
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こんにちは
まったりと読書して月曜日午前中に家に戻りました。
あのキノコは食べれたのかな?
(キノコの知識を持った方が食料確保のために必要かな)
今後ともよろしく
ああ、あのとき声をかけてくれた長野の方ですね。ぐるっと周回したようで、さすが余裕が感じられました。
こちらは雨予報で、早々に帰ってしまいました。
あのキノコは、登りに目いっぱいで、かまう余裕はありませんでしたねー(それ以前に、キノコの知識が不足ですが・・・)。
また、どこかで
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