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記録ID: 3645386
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ハイキング
大山・蒜山

【大山道】延助→内海乢

2021年10月18日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
02:21
距離
7.3km
登り
232m
下り
69m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:22
休憩
0:00
合計
2:22
12:21
142
道の駅風の家
14:43
内海乢(国道)
天候
過去天気図(気象庁) 2021年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
予め内海乢に自転車を置き、車は道の駅風の家に停めました。
コース状況/
危険箇所等
危険箇所は特にありません。
訪れるタイミングによっては棘があるものを含む草が生い茂っている場合があります。
その他周辺情報 道の駅風の家の他にも、蒜山なので訪れたいスポットはたくさんあります。調べて出掛けることをおすすめします。
蒜山インター近くの道の駅風の家。ここからスタートです。
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蒜山インター近くの道の駅風の家。ここからスタートです。
国道482号を西へ500m。実質的なスタート地点となる徳田コミュニティハウス。
国道482号を西へ500m。実質的なスタート地点となる徳田コミュニティハウス。
ここにこれから歩くコースの案内図。
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ここにこれから歩くコースの案内図。
斜め左に進めば、大山道の宿場だった延助の集落ですが、今はパスします。
斜め左に進めば、大山道の宿場だった延助の集落ですが、今はパスします。
引き続き国道を歩き、題目塔の先を右折。
引き続き国道を歩き、題目塔の先を右折。
看板があるので間違う心配はなし。写真右奥の墓地の方へ進みます。
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看板があるので間違う心配はなし。写真右奥の墓地の方へ進みます。
豊臣秀吉に仕えていたって、そんな古そうな墓には見えませんが…
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豊臣秀吉に仕えていたって、そんな古そうな墓には見えませんが…
墓地を過ぎたら早速、川上坂と呼ばれる山道です。
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墓地を過ぎたら早速、川上坂と呼ばれる山道です。
水も流れて石がゴロゴロ転がっています。通れる状態なのは「蒜山ガイドクラブ」の皆様が年2回「大山古道トレッキングツアー」をされているおかげです。
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水も流れて石がゴロゴロ転がっています。通れる状態なのは「蒜山ガイドクラブ」の皆様が年2回「大山古道トレッキングツアー」をされているおかげです。
上りきる寸前にあるのがこの津山伊勢道標。「歴史の道調査報告書」は違う道筋を紹介しているのですが、こんなところにあるこの道標はぜひ見ていただきたいです。
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上りきる寸前にあるのがこの津山伊勢道標。「歴史の道調査報告書」は違う道筋を紹介しているのですが、こんなところにあるこの道標はぜひ見ていただきたいです。
その側で何か造られつつあります。
その側で何か造られつつあります。
そのおかげでここからは軽トラックも通れるような道に。
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そのおかげでここからは軽トラックも通れるような道に。
鳩ヶ原に出ました。
右後ろには蒜山三座。
蒜山は大根の一大産地。左右に蒜山大根の畑です。
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蒜山は大根の一大産地。左右に蒜山大根の畑です。
交差点が増えてきますが、要所要所には道標があります。それに従って左奥の道へ。
交差点が増えてきますが、要所要所には道標があります。それに従って左奥の道へ。
左前方には三平山。鳩ヶ原の道はなだらかで本当に気持ち良いです。
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左前方には三平山。鳩ヶ原の道はなだらかで本当に気持ち良いです。
野中地蔵。天明8年の建立で、施主には石見国の人の名があり、大山道を介した山陽と山陰の交流を象徴しています。
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野中地蔵。天明8年の建立で、施主には石見国の人の名があり、大山道を介した山陽と山陰の交流を象徴しています。
右前方に大山が見えてきました。
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右前方に大山が見えてきました。
烏ヶ山はクリアに見えますが、大山に雲がかかっているのが惜しまれます。
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烏ヶ山はクリアに見えますが、大山に雲がかかっているのが惜しまれます。
ここはまっすぐ。それにしても、西日本でこんな景色が続く場所は珍しいのでは?
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ここはまっすぐ。それにしても、西日本でこんな景色が続く場所は珍しいのでは?
道の舗装がなくなるところで右折して下っていきます。ここからしばらくは時期によっては草に埋もれがちです。
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道の舗装がなくなるところで右折して下っていきます。ここからしばらくは時期によっては草に埋もれがちです。
突き当たりを左折。
大山道だけが整備され、左奥の道は草木に埋もれています。保全に感謝。(振り向いた写真です)
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大山道だけが整備され、左奥の道は草木に埋もれています。保全に感謝。(振り向いた写真です)
西に進路を戻して進んでいきます。
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西に進路を戻して進んでいきます。
ここから少しの間、道が怪しくなりますが、ピンクテープを目印に進みましょう。
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ここから少しの間、道が怪しくなりますが、ピンクテープを目印に進みましょう。
少し進んだところで右折すると、そこからは美しい森の道です。同じような景色が続きますが、よく見ていれば道筋はわかります。
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少し進んだところで右折すると、そこからは美しい森の道です。同じような景色が続きますが、よく見ていれば道筋はわかります。
日が差してきたので陰影をつけて撮ってみました。
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日が差してきたので陰影をつけて撮ってみました。
鳥取大学の教育研究林(蒜山の森)の区域に入ります。まだ岡山県です。
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鳥取大学の教育研究林(蒜山の森)の区域に入ります。まだ岡山県です。
土塁が正面に。これは戦前にこの場所が陸軍の軍馬育成場→演習場だった名残です。土塁を越えたら左折して土塁沿いを進みます。
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土塁が正面に。これは戦前にこの場所が陸軍の軍馬育成場→演習場だった名残です。土塁を越えたら左折して土塁沿いを進みます。
作業道に接続するところに小さな広場があり、そこには山の神様が祀られた小社。
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作業道に接続するところに小さな広場があり、そこには山の神様が祀られた小社。
最近になって案内板が設置されました。ここは右折です。
最近になって案内板が設置されました。ここは右折です。
次の突き当たりにはまた道標が。地蔵道標で「大山道」と刻まれています。ここは左折。
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次の突き当たりにはまた道標が。地蔵道標で「大山道」と刻まれています。ここは左折。
道標の脇には大山道の案内板。蒜山の森のスタッフには専門外でしょうに、ありがとうございます。
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道標の脇には大山道の案内板。蒜山の森のスタッフには専門外でしょうに、ありがとうございます。
演習林内の道路の交差点。まっすぐ進みます。
演習林内の道路の交差点。まっすぐ進みます。
この辺りは最近整備されなおされ、ベンチが設置されています。
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この辺りは最近整備されなおされ、ベンチが設置されています。
何とトイレまであります。きれいではなくても、あることで安心感が全然違います。
何とトイレまであります。きれいではなくても、あることで安心感が全然違います。
下っていって左カーブ。ここはミスコースの恐れがあったのですが、手が入っているおかげで道なりに進めば良くなりました。
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下っていって左カーブ。ここはミスコースの恐れがあったのですが、手が入っているおかげで道なりに進めば良くなりました。
左下に川上地蔵が見えてきました。立ち寄りましょう。
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左下に川上地蔵が見えてきました。立ち寄りましょう。
大きく立派な地蔵です。ここは岡山へと流れる旭川の源流、竜王池跡で、下流の人々が水恩に感謝して祀ったものです。
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大きく立派な地蔵です。ここは岡山へと流れる旭川の源流、竜王池跡で、下流の人々が水恩に感謝して祀ったものです。
この辺りは伐採の最中で、ちょうど私が歩いたときも作業中でした。一応、斜め右が古道の道筋です。
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この辺りは伐採の最中で、ちょうど私が歩いたときも作業中でした。一応、斜め右が古道の道筋です。
ここで左折、上り坂にかかります。
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ここで左折、上り坂にかかります。
大きく右カーブした後に左折、作業道を横断。
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大きく右カーブした後に左折、作業道を横断。
この辺りの人工林はこの日は全般に作業中。写真よりはGPSを参考にしてください。
この辺りの人工林はこの日は全般に作業中。写真よりはGPSを参考にしてください。
天然林に戻って少し行くとまた作業道へ。道標に従って左折。
天然林に戻って少し行くとまた作業道へ。道標に従って左折。
道標に従って右の山道へ。
道標に従って右の山道へ。
往時の旅人の目印となっていた大王の松。今は枯死しています。ここまで来ればゴールは間近。
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往時の旅人の目印となっていた大王の松。今は枯死しています。ここまで来ればゴールは間近。
ガードレールが見えました。山道を歩くのはここまで。右に回ってこの道に進みます。この先の古道の道筋は国道バイパスに分断され、完全に消滅しています。
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ガードレールが見えました。山道を歩くのはここまで。右に回ってこの道に進みます。この先の古道の道筋は国道バイパスに分断され、完全に消滅しています。
久しぶりの舗装道路です。左へ進み、県境に沿ってで国道へ。なお、国道との交差点にチェーンがあるので自動車ではこの道には入れません。
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久しぶりの舗装道路です。左へ進み、県境に沿ってで国道へ。なお、国道との交差点にチェーンがあるので自動車ではこの道には入れません。
左(東)にはまた土塁が見られます。
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左(東)にはまた土塁が見られます。
国道の内海乢。岡山県から鳥取県を目指して歩いてきたのに、一時的に東を向いているため、鳥取県から岡山県に向いてゴール。
国道の内海乢。岡山県から鳥取県を目指して歩いてきたのに、一時的に東を向いているため、鳥取県から岡山県に向いてゴール。
鳥取県最初の下蚊屋の集落が見下ろせる場所まで行ってみました。
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鳥取県最初の下蚊屋の集落が見下ろせる場所まで行ってみました。
延助の集落には帰りに寄りました。こちらは集落の西の道標。大山と新庄が案内されています。
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延助の集落には帰りに寄りました。こちらは集落の西の道標。大山と新庄が案内されています。
最初の方に書いた通り、延助は大山道の宿場でした。道沿いに今も宿場町型の家並みを残しています。
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最初の方に書いた通り、延助は大山道の宿場でした。道沿いに今も宿場町型の家並みを残しています。
東の道標。こちらは伊勢が案内されています。
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東の道標。こちらは伊勢が案内されています。
道の駅に帰ってきました。
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道の駅に帰ってきました。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 日よけ帽子 ザック 飲料 地図(地形図) 計画書 予備電池 GPS 保険証 携帯 時計 タオル カメラ
備考 ストックを車に忘れてしまいました。持っている人は持って行った方が良いです。

感想

大山へ続く「牛馬の道」「信仰の道」だった大山道。岡山県の最終コースは一般的な地図に載っていない道を多く含んでいます。
川上坂の上り坂、鳩ヶ原の高原の道、鳥取大学教育研究林の森の道と、短い間にも大きく変化を見せる自然景観のすばらしい道です。一方で道標などの史跡も残っていて、歴史ある道であることも十分に伝わってくるので、自然散策派の方にも歴史散策派の方にもおすすめできます。
道標は設置されているものの、作業道との交差で迷う場合もあり、時期によっては草がかなり伸びていることもあるので、「蒜山ガイドクラブ」様の「大山古道トレッキングツアー」に参加するのがおすすめです。
(今回は、その直後に訪れることになりました。本当に道の整備に感謝です)

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