札幌岳(豊滝〜冷水周回)
- GPS
- 04:46
- 距離
- 27.2km
- 登り
- 1,299m
- 下り
- 1,285m
コースタイム
天候 | 下界は晴れ、稜線から山頂は曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
800mくらいから雪 豊滝コース→空沼分岐〜山頂までは所々が夏道不明。雪に押しつぶされた笹を掻き分け、ハイマツの上を歩くので難易度は高い。冬山経験の無い方には勧めない。 冷水コース→山頂〜1110辺りまで雪で不明瞭だが夏道は判断可能。ただし雪のため、登山道に灌木が覆い被さっており時間と体力が必要。 |
写真
感想
羊蹄先生に雪を見に行こうかと思ったが、昨今のガソリン高騰の煽りもあるし定山渓の紅葉が見頃だろうと安近短でいつもの札幌岳周回にした。
上に雪があるだろうが、タイツと短パンで行けるっしょと思っていた。が2℃で風が結構吹いていたので長ズボンに変更した。結局のこの選択がのちに助かった(笑)
朝イチの冷たい空気を胸いっぱい吸いこんでペタペタ走って林道に到着。誰も居ない静かな初冬の森ランはとても気持ち良かった。ゲートに2台の車が止まっていたので先行者がいるのだろう。
登山口でソロの先行者に追い付き挨拶し登山開始。800mの通称!?がんばる坂あたりから雪道な変わる。久しぶりの感触で嬉しいが落ち葉の上に積もった雪はズルズル滑って登りづらい。
坂を登り切ると本格的な雪山ハイクになり登山道に覆い被さった笹を掻き分けたり潜ったりしながら稜線に到着。
稜線上の空沼の方向は雪原になっており、凜とした冷たい空気と静けさ、荘厳な雰囲気にいよいよ熱い季節が始まったと心が躍った。
しかし向かう札幌岳方向はハイマツと笹に雪が覆い被さり夏道は不明で絶望的状況だ。以前、hiroe氏と初冬に来たことがあり中々手強かったが、その時と比べものにならない酷い状況だった。
まずは雪を払いのけ足元がハイマツか笹か確認したあと、ハイマツなら太枝の上に立って、その先にある笹やハイマツを掴かみながら登る不安定な天然のジャングルジム、踏み外せば股下ズボリング、時折夏道が現れて安堵するが膝ラッセル。たった50m進むのに30分ほど要し、全身雪まみれで中々の死闘だった。残念ながら山頂での視界は無く、風が冷たいので写真を撮ったらすぐに下山。
冷水コースならトレースがあると思ったが無かったので再びラッセル開始。下りだし夏道は判断できるレベルなので豊滝に比べれば造作もないが登山道に覆い被さる灌木が煩くてイライラしながら下り、1100mからようやくラッセルから解放されて快適に下山した。上部で消耗したので定山渓の紅葉を眺めながらゆっくり走って無事ゴール。
いつもなら何てことない札幌岳周回だが、中々の手強い山となり、やはり夏と冬の混在するこの端境期が1年で1番大変な時期なのではないかと思った。しかし本格的な冬山の前にメンタルとフィジカルをトレーニングできて、紅葉を楽しむ事ができたので充実した1日でした。
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