ペケレベツ岳
- GPS
- 05:07
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 801m
- 下り
- 785m
天候 | 快晴無風、山頂気温1.7℃、日陰で1.1℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
うっとうしい笹藪が下の方に2〜3箇所(距離は短い)大部分は雪の重みで倒れている。 ハイマツも雪の重みで夏道に覆い被さるように倒れている。匍匐前進4〜5箇所。 山頂まであと標高差30メートルというところ、巨岩の右を行くか、左を行くか。左は大きな段差と落ちたら抜け出せそうにない割れ目有りのルート。右は倒れ込んだハイマツの上をバランス良く綱渡りみたいに歩くルート。 あと、表面が凍結した斜めに平らな岩場、2箇所。つかまる木、枝あるので大丈夫。 |
写真
感想
昨夜は、トマムスキー場を登ろうかな、富良野スキー場を登ろうかなと迷ったまま床についた。
案の定、目標が定まっていないと早起きは出来なかった。
起きて、窓を開けたら、なんと日高山脈が白く輝いているではないか!
出発が遅くなったので、アクセスのいいペケレベツに決定!
雪の重みで笹が寝ていることを期待。
スノーシューが使える場面もあるかもとザックにくくりつけた。
日勝峠第一展望台のトイレがまだ使えたのはラッキーだった。がすでにドライブインが開店している時間帯だったことに、用をたしたあと気がついた。
登山口駐車場の積雪は2〜3センチ。すでに1台駐まっていた。
支度をしていたらもう一台来た。
登っていくうちにボーボーの笹藪出現。やっぱりだめだったか。まあ、想定内、気を取り直して登る。
笹藪の難から解放されると今度はハイマツの難。雪の重みで夏道に覆い被さっている。これは想定外。GPSであそこら辺が夏道だと分かっても通れる状態ではない。先行者様の踏み跡だけが頼り。
その先行のご夫婦もあまりのハイマツのひどさに山頂まであと数十メートルというところで断念して引き返して来られた。ラッセルと踏み跡のお礼をしてお別れした。
踏み跡がまだまだ続くので、もしかすると今朝あのご夫婦の前に登った人がいたのかも?と期待していたが、巨岩の前で右にも左にも進めなくなってしまった。
右も左も自分には危険すぎる、と思ったため、よしここまでにしよう、と下りかけたとき、後続のカップル登場。
なんと雪の重みで横になったハイマツ(じゃないかも)の枝から枝へ綱渡りのようにバランスを取りながらガンガン進んで行くではないか。こんな登山技術があったのか!目からウロコが落ちた。
それでもしばらくは、
木の上を進んでいる間に、木の雪が落ちて、しなっていた幹がビヨーンと元の直立に戻ったら谷にふっとばされるのではないか?
このカッパズボン、結構高かったんだよな、裂けたら困るなあ。
と悩んでいた。
その間にもカップルはどんどん進んでいく。あれ〜〜〜〜と吹っ飛ばされる様子もない。
よし、ここまで来たんだ、あと数十メートルがんばるかと心を決めた。邪魔っ気なストックもスノーシューもデポ。両手両足でハイマツと格闘。
そしてついに山頂へ。
変な力使って、久しぶりに大腿の筋肉つったけど、梅丹本舗の「2RUN」ですぐ治った。
厳冬期ツアーのために、日勝ピークとの位置関係を確認。
妻に電話して、軽く腹ごしらえして、カップルにお礼を言って、下山開始。
下山は踏み跡も明瞭で、手こずった巨岩の所も反対側から難なく通過。笹道は登山靴を滑らせながらスイスイ下山。でも午後1時の日差しはもう夕方の気配。
今日の反省
1.ストックもスノーシューも邪魔だった
2.耳当てを車内に忘れた。耳痛かった。
3.手袋、もう夏用ではだめだ。
十勝川温泉観月苑のお風呂で冷えた体を解凍
日高山脈に真っ赤な夕陽が沈むのを見ながらの露天風呂
すばらしい1日だった。
妻よ、ありがとう。
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