三倉岳クライミング
- GPS
- 07:38
- 距離
- 3.0km
- 登り
- 316m
- 下り
- 311m
コースタイム
- 山行
- 0:58
- 休憩
- 6:30
- 合計
- 7:28
天候 | 2021/10/29(金)晴れ 2021/10/30(土)晴れ、夜中に雨 2021/10/31(日)早朝ガス、9時頃より晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ログは、2021/10/29の分 |
その他周辺情報 | ●お風呂 宮浜温泉 べにまんさくの湯(750円)http://benimansaku.jp/ 元湯 小瀬川温泉(450円)https://www.view-up.jp/sahoku/member/ozegawa/ |
写真
感想
紅葉&クライミングのベストシーズン、広島・三倉岳へのクライミング遠征。
過去2回とも、3日間快晴という相性の良い岩場。
2021/10/28(木)前夜
昨年もお邪魔した流川の広島つけ麺&瀬戸田レモンサワーのお店「けいま」。
美味しい広島つけ麺(辛さが変えられる)&レモンサワーを頂く。
オーナーYさんの話が楽しく、お酒も進み、楽しい時間を過ごす。
※ 11月から銀座のアンテナショップで、レモンシロップを販売するそうです。
2021/10/29(金)
私たちの有給に合わせて頂いた地元佐伯山の会のGさんと合流。
(送迎の為だけに来てくださった労山理事長Aさん、ありがとうございます!)
キャンプ場にテントを張り、まずは源助崩れに。
登山道の途中の沢筋の濡れ具合で岩のコンディションを計るらしいのですが、沢はカラッカラ。久々に乾いた岩です!!(←笑い)
モアイクラック(5.9)でアップし、ヒップクラック(5.9)に挑む・・・という三倉あるある(苦笑)。
2年前は、最後のOWに手も足も出ず。
昨年は、最後50cmで吐き出され、フォール。
流石に今年は登らないとダメだろうというプレッシャーの中、トライ。
夏中やり続けた#4幅のOWを無事クリアし、2年越しのRP。
ちなみに、YさんはアップでヒップクラックをOS。
ヒップクラックの辛さを、岩場にいた大阪の女性パーティーと共有。
そう、女性にはつらいんですよ!あれ!
私が時間をかけて登っている間に、Yさんはラッキーネーブル(5.11a)OS。
SさんがO木さんにお勧めされたというファニールーフ(5.10c)のある東面へ。
#5幅のルーフ・・・どこがファニーで、どこが5.10cなんだろう。。。
SさんOSならず。Yさんがフォローでカム回収。
Trで触らせてもらったが、上半身だけであそこに挟まりに行く力はなく、ゴボウで抜ける。私には無理です。
皆お腹いっぱいになり、Gさんに乗せて頂き、宮浜温泉&夕食へ。
しょっぱなに肩の荷が下りて、ひとりご機嫌な初日でした。
2021/10/30(土)
アップ後、朝一でファニールーフへ。
Sさん、RPならずもムーブ&カムのセットは解決した模様。
Yさんが触った暗夜行路(5.11c)は、短いバランシーなフェイスからの一手クラック。
ファニールーフは明日以降に持ち越し、本日合流する地元のFさん達に会う為、青白ハングに移動。
三倉の看板ルートのひとつモスクラック(5.10b)。
Yさん、余裕のOS。続く、Sさんも昨年以来でRP。
ちょうど三倉開拓者の両粂さんがいらっしゃったので、ご挨拶し、OS&RPの報告。
Sさんに「ヒップ(5.9)終わって、兵隊(5.10a)登ってるなら、次はモス(5.10b)だろう」と言われる。いきなりハードル上がるなぁ。
昨年出だしだけTrで触らせてもらった感覚だと、自分がこれを登るのは何年後だろうと思っていたのに、今回Trで触らせてもらい可能性が見えたことに自分でびっくり。
こっそり、来年はこれを目指してみよう。長いので持久力も核心。
Yさんのトライした三倉スピリッツ(5.11b)は、モスクラックより長い30mだとか。いやはや。
ご一緒したSさんの知人・広島のIさんの奥様のご出身が同郷(同じ町)でびっくり!
ローカル話や地元の山の話で盛り上がりました(^-^)。
夜は、RのFさん、Tさん、Oさん、Jさんと合流。キャンプ場で交流会。
お肉、餃子、シュウマイ他、Fさんの作ってくれる山飯&おつまみが素晴らしい!
地元皆さんの面白い話等々聞き、あっという間に夜は更けていったのでした。
そして・・・21時頃、まさかの雨。霧雨ではなく、ちゃんと雨。
「うわぁ、まじかぁ。」「登れなかったら、明日は観光かなぁ。」
とりあえず起きてから考えますかと、就寝。
2021/10/31(日)
昨夜雨だったので、遅めに起床すると、一面霧だが空は明るくなりつつある。
ダメ元で上がっていくと、霧は晴れ、青空に。
(地元の方に聞いた話だと、川が近いので、下界ほど霧が発生するとのこと。)
ほんとはマルチを1本の予定だったのですが、岩のコンディションと時間が読めないとまずいので、今日も源助崩れに。
モアイクラックでアップ後移動したファニールーフが乾いていたので、SさんRP。
トレと称して、Yさんも暗夜行路にトライ。
さて次はどうしよう・・・と迷っていたところ、
地元クライマーのご夫婦に「物足りないかもだけれど、気持ちよく登って帰ったらどう?」と石斛をとらないで(5.10a)をお勧めしてもらう。
源助崩れ入口&II峰には、Fさんや朝合流したY村さん達もいらっしゃったので、ワイワイみんなでセッションっぽく。
三倉グレードにビビり、5.9の白日夢を先に触るも、こちらのほうが悪く、石斛のほうが明らかに綺麗なクラックで登りやすい。
気持ちよく登って、三倉でのクライミングを終えたのでした。
Yさんは、石斛〜とアーナンダII(5.10c)にトライ。
アーナンダIIもそうですが、クラック(サイズは各種)とフェイスが混合するのが三倉らしい(?)。
Sさんは、ボロボロのワイド 男梅(5.9)で皆さんと楽しんでいたためか、石斛〜を登って「素直過ぎる!」なんて言っていました。
今回も3日間、楽しくクライミングをさせて頂きました。
お世話になった地元の皆様、ご一緒したSさん&Yさん、ありがとうございました!
来年もまた行きましょう!
<おまけ>
Fさんに広島駅まで送って頂き(ありがとうございます!)、
広島焼〜レモンビール〜ちゃんとお土産も購入。
車内で飲むお気に入りの瀬戸田レモン酎ハイも忘れずにGETし、新幹線で帰京。
あわただしくも、広島を満喫した遠征でした。
<登ったルート>
2021/10/29
源助崩れ正面
・モアイクラック(5.9)再登
・ヒップクラック(5.9)RP
源助崩れ東面
・ファニールーフ(5.10c)Tr(ゴボウでトップアウト)
2021/10/30
源助崩れ正面
・モアイクラック(5.9)
青白ハング
・モスクラック(5.10b)Tr(1テン)
2021/10/31
源助崩れ正面
・モアイクラック(5.9)
源助崩れ II峰
・白日夢(5.9)OS
・石斛をとらないで(5.10a)FL
<備忘録&思い出>
ヒップクラック(5.9)
あまりルートにこだわらない自分としては珍しく、「これ登りたい」と思った1本。
そこまで思ったのは、湯川のバンパイヤとこれの2本のみ。
2年泣かされた上部のOWは、この夏登り続けた「フィストが決まらなくなったら、膝がきまる」の幅で、最後2手はリービで耐えて足をガッツリ効かせて抜ける。
右膝と左のヒールトゥーが気持ちよく決まるので、楽にプッシュで上がれる。
登れてみたら、なるほど5.9・・・いやいや、それでも、5.9は辛い。
カム:#0.5、#0.75、.#75、#1、#5(長スリング)、#3、#4、#4
2年前にTrで登ったという地元のJさん(アメリカ人)が、トポに「じごく」と書き込んでいたのが、「わかるわ〜」というルート(^^;
ファニールーフ(5.10c)
ルーフの先、CSにロープが食い込んでしまうので要注意。
そのため、CSの右壁にある残置2つに、ロープをかけるとよい。
モスクラック(5.10b)
出だしのハンド後の右上クラック。
少し我慢すると奥が広くなるクラックなので、男性陣は豪快にかなりランナウトしていくが、自分には少し広くあそこまでランナウトは厳しい。#3を2本は入れたい。
中間部は左差し。
自分の核心は、中間で右のフェイスに移るところ。
つらら状の岩と右壁の間が#4サイズ。一番下にかろうじてフィストがきまるが、そこにぶら下がっていたのでは、上のボトミングした#2幅は届かない。
下のフィストを右手にするか左手にするかもきめられていない。
次は、ぶら下がってカムきめた後、戻ってレイバックで上がってみるのはどうだろうとか思ってみたり。
上部ワイドセクションは右差し。
#6らしいのだが、あれ?自分は、奥にハンドがばっちりきくのだけれど。
ハンドガッツリきかせるか、#1か#0.75つっこむかで上がれそう。
・・・と言ったら、右差しであの幅で奥にプロテクションきめてクリップは厳しいよとのこと。うーん。そうなのかなぁ。次に触れるのが来年というのが悔しい。
自分のもうひとつの課題は、カムの数。
せめて2セットであの距離を上がれるようにならなければ。
白日夢(5.9)
クラックはどこも浅くてフレアしていて、悪い。
数少ない決め所にはカムを入れて、フェイスのホールドで登るルートだと、TOしてから気付く。
石斛をとらないで(5.10a)
カンテ〜クラック、バンドを挟んでOW一手の後、ハンドでマントル返し。
先にOSしたYさんに「上部、少し広めで嫌な幅かも」と教えてもらう。
白日夢と違って、カムが確実に決められるので、こちらのほうが気が楽。
バンドの上には2本クラックが走っていますが、左の広いほうがルート。
上部はなるほど、一手#4幅でしたが、今季やりこんだ幅で自分だとアームバーで上がれたので、苦労はせず。
気持ち良く登れたルート。
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