弘法大師さまの背中。高野三山

2021年11月01日(月) [日帰り]

• GPS: 04:32
• 距離: 10.7km
• 登り: 446m
• 下り: 438m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:04
• 休憩: 0:29
• 合計: 4:33

9:59 スタート地点
10:21 10:23 転軸山
11:03 11:07 子継峠
11:33 11:37 楊柳山
11:51 11:52 黒河峠
12:19 12:30 摩尼山
13:37 13:44 奥の院
14:32 ゴール地点

天候

晴れときどき曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

ケーブルカーの高野山駅からバスで付近までアクセスできます。

コース状況／危険箇所等

危険な場所はありません。

その他周辺情報

高野山にはたくさんの宿坊があります。遠方からお越しの方は一泊して、朝の勤行に参加されてから登るのもよいと思います。

写真

前日は宿坊「福智院」さんにお世話になりました。高野山唯一の温泉に入れる、心地の良いところです。

スタート地点をどこにするか迷ったのですが、ここ「自然探検ステーション」から。

転軸山への入口には小さな門がありました。ゆるやかな登りがはじまります。

登山道は整備されていて、分かりやすいです。

この看板を目印に進みますよ。

ほどなく転軸山の山頂に到着。山頂にはそれぞれ祠があり、中に石仏がいらっしゃいます。ここは弥勒菩薩。

倒れた大木の根が立ち上がり、炎のよう。

楊柳山へ向かう途中、とてもおおらかで気持ちの良い道が現れます。

つややかな苔に、きれいな水の流れ。

小川の向こうにトトロのトンネルみたいな…。

と、喜んでいたら急な登りが…（汗）

子継峠。高野山には、古くから残る参詣道がいくつかあるのですが、ここは「黒河道」に通じています。参詣道もいつか登ってみたいな。

足元に、ちっちゃくて白い花が咲いていました。

楊柳山の山頂に到着。ここが高野山の最高峰です。そして石仏は楊柳観世音菩薩。

見上げれば、秋色の天井。

そして三山目、摩尼山です。石仏は如意輪観世音菩薩。

誰が結んだか、「山は楽しい」という木札。そうですね。

無事に登頂、喜びのセルフィ―。

下山します。途中にこんな木札が…。そう、ここは大峰山とつながっているのですよね。多くの修験者たちも歩いたことでしょう。

うしろには、役行者さまがいらっしゃいました。手を合わせます。

眺望のない高野三山ですが、ここで一瞬開けました。ごほうびでしょうか。杉の木に切り取られ、鮮やかな屏風絵のよう。

秋晴れ。高く澄んでます。

山を下り、奥の院への参道へ入ります。

三山巡りの石碑がありました。後ろは水行場になっており、昔はここで身を清めたのでしょうね。

無事に巡らせていただいたことを、弘法大師さまにお礼申し上げました。

奥の院を横に抜けると、ぱっと、すすきの野原が広がっていました。

わぁ広い…。疲れがほどけていきます。

お昼ご飯にちょうどよい場所です。奈良で買っておいた大好物の柿の葉寿司をぱくり。おいしい〜。ありがとうございました！

前日に奥の院にお参りしていただいた、弘法大師の御影のお札をザックに入れて登っていました。

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル タイツ ショートパンツ 靴下 雨具 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 予備電池 GPS ファーストエイドキット 携帯 時計 タオル

感想

natus1027

弘法大師（空海）さまが入定されている高野山の聖地、奥の院のうしろ側をぐるっと囲んでいるのが高野三山です。広いお背中を頼って、巡らせていただいているような山。眺望はありませんが、木々と土の匂い、風の音と水の気配にひたすら満たされて、山岳信仰の原点に触れるようです。森林浴が大好きな方にもおすすめです。