【沢納め】大平〜沢の又~左門岳
- GPS
- 14:25
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 1,583m
- 下り
- 1,593m
コースタイム
- 山行
- 9:48
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 10:18
- 山行
- 4:43
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 5:40
天候 | 両日とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大平の二股手前の滝の左岸巻きで懸垂下降 |
その他周辺情報 | 薄墨の里ねおの温泉へ 登頂写真を見せて350円引きの500円に |
写真
感想
ついに今年も沢納め。
毎度おなじみとなっている奥美濃へ紅葉とキノコを求めて8名で臨む。
5月に行った左門岳付近の沢を今回は南から攻める。
心配していた天気も展開が遅れ、よい沢納めができそう。
前泊は根尾の道の駅。さすがに寒さはあるが、ガツンと飲んで盛り上がる。
キノコを求めてといいつつ、雨も少なく冷え込みもあまりないので少し望み薄。
そんなことを思いながらウトウト眠りに落ちる。
翌朝は6時起き。少し道を戻り上大須ダムへ向かう。
落石に気を付けながら舗装の終点に駐車して適当に準備して出発。
最初は沢沿いの道を歩いていく。この辺りは紅葉の気配もないが、スギは少なく早くも広葉樹が優占し、奥美濃らしい。
おなじみ左門岳の登山口のヘルメットを見送り、青空を目指しして沢筋を詰め上がっていく。
ピンクテープにも導かれながらさくっと稜線を越えて、大平目指して下っていく。
支流から本流に出ると、紅葉に彩られた穏やかな渓が続く。
少し歩を進めるだけでいたるところでイワナが走り回る。
これが求めていた奥美濃の癒し。思い思いに歩いていく。
予想していたとおりキノコは不作気味。ナメコはなし、ブナハリタケも古め。
かろうじてクリタケが採れたと思っていたら、二股に近づくにつれてムキタケがもりもり出てきたので、無心で採る。よかったよかった。
前回来た時はほとんど滝のない印象だったが、地形図の「平」の字のところに2つ大きめの滝が懸かる。
どちらも左岸から巻くのだが、2つ目は降りていくところが急なので懸垂下降。
30mだと沢底まで届き切らないが、木を掴んで降りれるので問題にはならない。
ほどなく二股に辿り着く。この辺りは岩盤質だが、少し進むと右岸が広くなりテンバ適地。
早速タープを設営し薪を集めて焚火開始。ハンモックを持ってきているメンバーもいた。
今夜のメニューはZakkiさん作の近江牛のすき焼き。沢納めということで奮発の御馳走だ。
採れたムキタケもぶち込んでいろんな意味で贅沢なすき焼き。
すき焼きの他にも、焚火でウィンナーやマシュマロをあぶり、さらには焼きリンゴと遠赤でトロトロになった焼き芋まで。
奥山での酒を片手に焚火を眺めながら秋の夜長を楽しむ。本当の贅沢。
いろんな話をして少し夜更かし気味となったが、そんなのもありだ。
木々の間から見える満天の星空を眺めながら、ある人はハンモックで、ある人はタープの下で、ある人は焚火の横で、それぞれ眠り落ちた。
翌朝は6時起床。焚火を再点火し、だらだら朝ごはんのラーメンを啜る。
名残惜しいからか、焚火から離れたくないのか、なかなか出発準備は進まず、結局出発したのは9時頃になってしまった。
テンバ近くのトチの木は本当に巨木で、この森の主のようだ。
今日も最高の天気で青空に紅葉が良く映えている中を歩いていく。
地形図の「沢ノ又」の字の少し先の屈曲部は、大規模な土砂崩れによる土砂ダムができている。
5月に上流から訪れた時もすごいと思っていたが、土砂で川岸が2mくらい高くなっていたりと、自然の営みの大きさを思い知らされる。
堰き止め池も健在だが、5月に見た時よりは水量は少ないようだ。奥美濃の大正池とでも名付けようか。
と、ここで第一ナメコ発見。トチの木から出ているのを見るのは初めてかも。
堰き止め池から上は、再び穏やかな渓が戻ってくる。二股を確認しながらどんどん詰めていく。途中追加でナメコが採取。
最後はブッシュ漕ぎもなくただ急な斜面を登り上げると左門岳のピークへと飛び出した。
せっかくなので、採れたナメコで味噌汁を作って味わう。やはりヌメり・香りともに段違いで美味しい。疲れた体に染みわたる。
最後に秋の味覚を堪能して、ピーク写真を撮って、ここからは夏道で下山。
地図で分かってはいたが、急な下りで一気に高度を落とす。斜度もあるが、落ち葉と沢足袋の相性は当然悪く、足を滑らせながら下っていく。
ふと見上げるた時の紅葉は最後まで美しい。
昨日のヘルメットまで戻ってきて、そこから先も登山道をメインに下降して愛車へ下山。
今年も無事に沢登りシーズンを終えることができてよかった。
下山は根尾の道の駅に温泉へ。
なんと左門岳の登頂写真を見せたら350円OFFの500円で入浴することができた。
根尾界隈の山なら良さそうな感じ。
毎度東京から来ているTヒロさんを超特急で大垣の駅へ送り届け、締めくくりは駅近くの焼肉。最高にうまい。
そんなこんなで2021年の沢シーズンは幕を閉じたのだった。
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