錦を纏ったタイジョウへ【P835の尾根から向平尾根で周回】
滋賀県
onetotani
その他12人 
体力度について
- GPS
- 09:02
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 939m
- 下り
- 935m
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- 山行
- 7:16
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 8:55
| 天候 | 晴れ 【気温】桜地藏：12℃ タイジョウ：17℃ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
甲津畑林道の鳴野橋へ移動。 到着した7時過ぎには、すでに登山口周辺の路肩はどこも駐車の列で 埋まっていました。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【向平尾根〜向平谷】：バリエーションルートです。 格段に難易度が増す下り使用は避けた方が賢明です。 ➀向平西から北上した場合は、最初に派生する尾根地形が目印に なりますが、カクレグラから南下した場合はわかりづらいと思います。 （紅葉の時期は黄葉の稜線に立つ一際大きな楓が下降点の目印に。） ��苔生した岩が集まる地点を過ぎると、西向きの傾斜のきつい下りが 末端まで続きます。雑木林の尾根形状は曖昧で、下り使用は 推奨できません。 �Ｆ鷂埣老舛僚亶腓い巴�へ降りたらすぐに本流右岸へ逃げ、上流の滝を 背後に振り返る辺りで左岸へ徒渉し、谷寄りの高みをトラバース。 窯跡や石垣の跡が見られます。 �す發澆離肇薀弌璽垢�行き詰まり、右側に下がる固定ロープを頼って 右岸へ移るとガードレールが尽きた津畑林道の終点に出られます。 |
写真
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co1000のゆったりピークは休憩適地だね。
此処へ上がったのはもう5年も前になるのか。
感想
onetotani
鳴野橋周辺の路肩には車が溢れていた。
紅葉シーズンを迎え、皆さんの行き先はイブネなのか雨乞岳なのか
気になる所だが、我々の向かうタイジョウ目的の方はみえるのかな？
ソロとは違いAACやA山岳会の仲間との他愛も無い話をしながらの
林道歩きはアッと言う間で、気付けば林道も終わりに近い桜地藏だった。
ここで朝食を兼ねた行動食を頬張り、避難小屋手前で標識に従って
薄い踏み跡をタイジョウへ向かう。
石垣の残る棚田に植林されたような不思議な場所を進むうちに
次第にはっきりしてきた道も窯跡を過ぎ、支谷を左岸へ徒渉すると
再び心細くなってきた。しばらく谷筋から付かず離れずしながら進むと
やがて右手（東）に広い尾根が現れた。先回は見送ったこの尾根で
タイジョウを目指すが、これがきつい尾根だった。落石に注意しながら
登りきると支尾根を併せるピークにP835のプレートが下がっていた。
見頃を迎えた紅葉と落ち着きを取り戻した尾根で南東へ向かうと
明らかに雰囲気が変わり、開放的なピークに出る。
仮称：タイジョウ南からは雨乞岳方面の展望が得られ、休憩するには
格好のピークから北向きの尾根でコブを二つ越えると池に出るはずだが・・・。窪地に降りて眺めると、落ち葉の隙間に僅かに覗く水面が
なんとか池の存在を教えてくれる。
ドボンに注意しながら池を廻り込みシロモジが主役の黄葉と紅葉、
雨乞岳の展望を楽しみながらひと一登りしてタイジョウの山頂に出ると、
予想通り人の姿は無かった。
展望には恵まれないが風を避け、グループ全員が食事するには充分だ。
皆が思い思いの場所を陣取って早めの昼食タイムを過ごし、西へ延びる
稜線をカクレグラ方面へ向かう。
明確な尾根が次第に曖昧になり、派生する尾根に戸惑いながらも
テープや踏み跡を追い、互いのミスもカバーし合いながらP911を越え、
ヌタ場のコバを持つ広い尾根（向平東のピーク？）を越えると本日最後の
ピーク、向平西（P962）の山頂に到着する。梢越しに振り返ると
タイジョウの奥には台地のようなイブネ、どっしりした雨乞岳が
眺められる広い山頂でたっぷりと休んだ後、下山コースに選んだ向平尾根
へ向かう。
益々濃くなる黄葉のアーケードを抜けると、一段と見事な紅葉が現れる。
5年前に向平谷から稜線に乗った地点で迎えてくれた楓の木を
分岐目印にして西向きの向平尾根へ入ると、やがて厳しい下りに
変わって来た。要所要所に付けられたリボンの案内に助けられながら
曖昧で急な尾根を下りきり、荒れた向平谷は概ね左岸の高みに絡みながら
下り終え、最後は崖のような突端を固定ロープで谷底へ降り立つと
やっと見覚えのある林道の終点が見えてきた。
【数年前に感動した最高の紅葉が記憶にあるばかりに、どうしても
厳しい採点になってしまうが、紅葉狙いの山行としては期待を
裏切られる事はなかった。最後の最後でにちょっとした反省点も
生まれてしまったが、充実した周回コースだった。
そして、路肩に溢れる駐車状況の割には、結局誰とも行き交う事のない
静かな一日だった。】
〜紅葉狙い 第五弾〜
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