雌母子鬼山(女甑山) 修験道を行く


- GPS
- 02:09
- 距離
- 3.7km
- 登り
- 377m
- 下り
- 374m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
水を流すための横断溝があり車がバウンドする (普通車は慎重に!) 前森山林道終点登山口 10台駐車可 |
コース状況/ 危険箇所等 |
前森山林道終点登山口 登山ポストなし、トイレなし 女甑山の大カツラから女甑山山頂直下へのルートは大した藪ではないが、女甑山岩壁の基部は危険 |
写真
感想
11/13
仕事が早く終わり急遽、女甑山へ向かった
天気は悪いが、一時の晴れ間を狙って女甑山の赤穴探訪
事前情報もなくおおよその検討をつけ出発
大カツラを過ぎ適当な場所から、女甑山頂より左寄りの岸壁下を目指す
岸壁下までは藪も薄く苦労しないが、岩壁下は想像以上に足場が悪くトラバースが非常に危険
張り出した岩壁に縦穴があるが、果たして赤穴だろうか?
小さすぎる?恐らく違うだろう!
確認するには一旦来たルートを下りて登り返さないと危険、とにかく危険でトラバースが出来ない
かつて見えたという場所や、山頂手前から逆さづりになって覗いたという二つの情報からして、この場所だと思うのだが...
さてここからが大変だった
とにかく縦移動しか出来なく、もはや下るのも危険
岩壁の灌木を捕まりながら登山道に這い上がった
斜度は70℃から80°はあるだろう
終盤は握力もなくなってきてヤバかった!
11/20再訪
15日、甑山探究会の高橋会長から電話で赤穴について情報を頂いた
神聖厳粛な場所だけに、ただの好奇心で立入っても良いものなのかを確認
かつては及位集落の人も登っていたが、いつからか途絶えた
しかし行ってみて下さいと言われ、後で報告に伺うことにした
赤穴に至る道はかつてあり、行ったことのある人であれば解るという
赤穴へ直接入るのは当時の修験者でも無理
下に岩の亀裂があり洞窟伝いに登るしかないそうだ
”これだけ解れば行けるんでは”とロープ等を準備して決行
想像していたより危険
安易には行かない方がいいかな!
崇高な場所であり、修験者とは想像を超えたスーパーマンであることが解った
覗きの行は赤穴の他に、日本に3ヶ所しか存在しなかったらしい
この甑山探訪は赤穴で完結予定だったが、新たな課題ができた!
赤穴が水源とされている名勝沼の浮き島に、竜神さまが祀られてるとの情報キャッチ
泳いで渡るんだろうか?
これだから里山は楽しくてロマンがある
※ルートは13日のものです
このレコを見て行く人はいないと思いますが、登攀用具は少なからず必要 下りてこられなくなりますよー
(私の辿った痕跡はなるべく残さないようにしております。
自分で付けたマーキングは回収、ナタで木々を切るなども絶対いたしません、出来るだけローインパクトを心がけております!)
コメント
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興味深く拝見しました。すごい所へ行きましたね。morizaemonさんのレコからは目が離せません。でもお気をつけて!
甑山探究会という会もあるのですか。
こんばんは!
甑山がこんなにも、山岳信仰が盛んだったとは想像もしておりませんでした。
いつもながら色々調べると、菅江真澄も赤穴近くまで登ったらしいです
ただの金持ち旅行者ではなかったんですね!
最近ネットで、東北の山岳信仰という本を買ってしまいました。
ただ山に登るだけでなく、その山にまつわる歴史や文化、地元の方しか知らないような出来事、情報に触れながら登ると楽しさが倍加します。
マタギ文化にも興味が出て来ましたよ〜(笑)
自分はこう見えても慎重派で、山行前はあれこれ考え、不安で体調を崩す時もあります。
決して力量を超えないよう、安全に楽しんでまいります!
甑山探求会は、甑山の保全と野外活動を行っている団体です。
こういった方々のお陰で快適な山登りが楽しめる。本当に感謝です。
kamadamさんも密かに冬山を計画していることでしょう。
レコ楽しみにしております!
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