十二ヶ岳(毛無山登山口 → 十二ヶ岳 → 鬼ヶ岳 → 王岳)


- GPS
- 06:35
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,151m
- 下り
- 1,130m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
感想
【 コメント 】
・ 11月も残りわづか、百〜三百名山の紅葉はそろそろ終わりになってきたので、まだ紅葉真っ盛りの風景と雪の被った富士山が楽しめる低山で、しばらく行ってない“アスレチック”が楽しめる日帰り登山として、富士五湖の西湖湖畔の“十二ヶ岳”へ行きました。
・ “十二ヶ岳”登山は、このコースの核心部、十一ヶ岳〜十二ヶ岳の連続したローブやクサリ、梯子、吊り橋のある岩場が楽しめ、山頂からの富士山の展望も満喫できるので、充実感を味わえる登山になると思います。 降雪で凍結の心配のない時期限定での登山なので、今月いっぱいくらいがチャンスです。
・ 快晴の天気予報が続いていましたので、“パール富士”と“紅葉富士”を狙って、早朝出発、写真撮影後に登山開始の計画で実行しました。
・ 朝の富士山に沈む“パール富士”はタイミングがずれて“離れパール”になってしまいましたが、“紅葉&富士”は河口湖湖畔で開催中のもみじ祭り期間中で、紅葉真っ盛りでしたので、目的の写真が撮れました。
・ 撮影終了後、毛無山登山口へ移動、河口湖と西湖とを結ぶ境目にある文化洞トンネル入口左の20台位駐車可能の駐車場に9時半に到着。 約10台駐車中。
・ トンネル横の駐車場が登山口で、登ってすぐ旧トンネル跡を左に見送り、登山道を登るとT字路となり、ここを十二ヶ岳方面へ右折、緩やかな道から広葉樹と松等の樹林帯の中、やや急な整備された歩き易い登山道が続く。
・ 黄色に紅葉したカラマツやナラなどの黄色の広葉樹林を眺めながら、高度を稼ぐとやがて長浜からの登山道の合流点に着き、更に登って行くと冬枯れ樹林帯を抜け、笹やススキで視界が開け、右手に富士山の眺望が利くようになり、すぐに毛無山の山頂に到着。
・ 富士山を撮影後、一旦戻り、十二ヶ岳目指して西側へと延びる登山道を登り始める。
・ ここからは一から十二ヶ岳まで一つ一つ小さなピークを11回、越えて行く。
・ 一ヶ岳〜十二ヶ岳まで、標識を見逃さないように注意しながら進むと、すぐに一ヶ岳と書かれた道標に到着、休まずアップダウンロードを進む。
・ すぐに二ヶ岳が現れ、十一ヶ岳まで30分程で到着、途中九ヶ岳の標識は下った場所にあり、十ヶ岳は後ろ向きで見落とし易い。
・ 核心部ともいえる十一ヶ岳から十二ヶ岳までの急な下りのロープ場や吊橋、急な登り返しの太いロープ・鎖場などが連続しており、変化に富んだ面白い区間で、気をつけて進む。
・ 小さなキレットを渡る吊橋はアルミ製で、高度感は感じないですが、よく揺れました。
・ 急な登り返しの鎖場を登りきると、西湖へ降りる分岐を左に見送ってすぐに十二ヶ岳山頂に到着。
・ 山頂は狭いですが、富士山方向の眺望が開け、雪を被った南アルプスも樹林越しに見れました。
・ 西湖を真下に見下ろせ、西方に聳える尖った鬼ヶ岳も見える。
・ 朱色の目立った「ほこら」もありました。
・ 休憩後、稜線を西方向へ金山まで進み、分岐を右折10分強で、富士山方面の展望が利く節刀ヶ岳に到着。 山頂直前のほうが絶景。
・ 金山分岐まで来た道を戻り、そのまま鬼ヶ岳方向へ進む。
・ 鞍部まで下り、登り返し、やがて突き出た岩(鬼の角)がハッキリ見え始め、鬼ヶ岳山頂に到着。
・ 鬼ヶ岳は、富士と西湖、南アルプスや甲斐駒などの展望が利く、このコース最高の展望場所でした。
・ 尖った「鬼の角」鬼ヶ岳の鬼のツノに上がって、バンザイの写真を、追い越して後から到着した方に撮ってもらいました。
・ 更に西方へ進み、鍵掛峠に到着。
・ 鍵掛峠は鬼ヶ岳と王岳の中間点で、途中何個所から下界の西湖、河口湖、富士山の景観ポイントが点在し、気持ちの良い山歩を楽しめました。
・ 鍵掛峠から、王岳へ向けて、笹で足元が見づらい道を注意しながら、アップダウンを十回ほど繰返しながら足早に進んでいく。
・ ようやく、王岳に到着。
・ 午後の西日の当った富士山や西湖を見納め、根場の登山口目指して、ジグザグの急坂を一気に下る。
・ とちゅう、“シモバシラ”の群落があり、写真撮影。
・ 眼下に見える西湖湖畔を目指し、グングン下ってゆくとやがて朽ち荒れた林道に出て、最後に左折、橋を渡って王岳登山口に到着、すぐ先に「西湖いやしの里」があり、レトロバス停留所もありました。
・ 「西湖いやしの里」は、茅葺の古民家を再現、見学時間が過ぎたのでまたの機会に訪問。
・ バスの発車時間まで周囲を散策、いやしの里の露天を覗いたり、夕方の富士山を眺めたりした後、定刻に来たバス(レトロ風でなかった)に乗車、(運賃330円スイカ使えず)毛無山登山口で下車。
・ 暗くなり始めたので、ライトアップが始まった“紅葉祭り”会場へ寄り道し、写真撮影後帰宅。
・ “十二ヶ岳”登山は、富士山等の下界の展望が良く、また適度な急登岩場のロープ、鎖場、梯子等のバリエーション豊富なルートだったので、大いに楽しめました。
・ 往復立ち寄った紅葉祭りも楽しめました。
・ 素晴らしい紅葉を味わえた、小春日和の山行、充実感一杯で感謝です。
* 注意個所 ・・・・ 十一ヶ岳から十二ヶ岳までの急な下りのロープ場や吊橋、急な登り返等、要注意です。 特に落石させないこと。
危険個所 ・・・・・ 凍結時や悪天候時の上記個所。
不明個所等 ・・・ 特になし。
* 《 シモバシラ 》 ・・・ シソ科の多年草。茎は四角形で堅く、高さ40〜70センチメートル。葉は対生し、長楕円(ちょうだえん)形で長さ8〜20センチメートル、縁(へり)に切れ込みの浅い鋸歯(きょし)があり、両端はとがって基部には短い葉柄がある。9〜10月、葉腋(ようえき)から扁側(へんそく)生の花穂を出し、長さ約0.7センチメートルの白色花を開く。花冠は二唇形で、上唇は2裂し、下唇は3裂する。雄しべは4本、長く花の外に突き出し、下側の2本がすこし長い。山地の木陰に生え、関東地方以西の本州から九州に分布する。 名は、冬に枯れた茎の基部に霜柱のような氷結がつくことによる。ユキヨセソウ(雪寄草)ともいう。シモバシラ属は、中国にもう1種あるだけの東アジアの特産である。
・ シモバシラが生えていたところには、冬になると氷柱ができる。 シモバシラの茎は冬になると枯れてしまうが、根はその後長い間活動を続けるため、枯れた茎の道管に水が吸い上げられ続ける。そして、外気温が氷点下になると、道管内の水が凍って、茎から氷柱ができる。この現象は、地中の根が凍るまで続く。 (〜フリー事典等より)
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