記録ID: 3760898
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沢登り
中国山地西部
大杉山 八幡川支流藤木谷〜柳木畑山〜高森山〜柿木畑山〜旧河内峠周回
2021年11月20日(土) [日帰り]
iwamochan2
体力度
2
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 04:42
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 757m
- 下り
- 755m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
下原橋南詰めから藤木谷へのルートは細い踏み跡で八幡川からかなり高い急斜面を巻いて降りるので注意が必要。藤木谷の詰めから大杉へは南に向かう尾根上に明瞭な踏み跡があるが、新しい林道と並走する部分で荒れているので注意。高森山から旧河内峠へは西に少し下り青テープのある分岐から明瞭な北尾根上の道をたどる。旧河内峠への分岐は分かりにくいが、西の鳴谷からの踏み跡が合流する少し先で、赤テープが示す右手の北東向きに谷に沿ってくだる。 |
| その他周辺情報 | 白川上にコンビニあり。 |
写真
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八幡川沿いの白川児童公園にある藤木の滝の案内板。こちらからは、藤木谷の出会は見えるが、滝は見えない。
藤木谷は公園の対岸にあり、下原橋を渡ってすぐ右手から踏み跡をたどって入渓するが、この道は急斜面の高い所を巻いて降りており、かなり悪い。
11/20 9:21
藤木谷は公園の対岸にあり、下原橋を渡ってすぐ右手から踏み跡をたどって入渓するが、この道は急斜面の高い所を巻いて降りており、かなり悪い。
巻き道を辿ると八幡川と藤木谷の出会いに降りる。すぐにナメ滝の奥に藤木の滝 F1 (5m)が見える。10mは大げさであろう。
藤木の滝(5m)。岩盤が張った姿の良い直瀑である。右手の獣道から巻ける。
滝上は黒っぽいナメが続く。両岸は基本、植林帯であるが渓畔木も残る。北向きの谷のため暗く寒い。
ナメの奥にきれいな斜滝 F2 (5m)。直登できる。藤木谷の奥には御影石の屏風岩があり、祠があったという。
二俣となり、左俣は水量少ないスラブ滝で出会う。二俣の間には台地状の場所があるが、祠跡は見つからず屏風岩というには小さい。右俣を行く。
11/20 10:12
二俣となり、左俣は水量少ないスラブ滝で出会う。二俣の間には台地状の場所があるが、祠跡は見つからず屏風岩というには小さい。右俣を行く。
次の二俣は水量の多い左俣を行く。出会いは3段の滝になっている。下段のF3 (5m)。
藤木谷を詰めると左手の尾根に向かって明瞭な踏み跡があり地籍調査の杭が続いていた。この道は葛郷方面からきているようだ。南に続く尾根は松林で黄葉が混じっていた。左手は鳴谷上流。
11/20 11:32
藤木谷を詰めると左手の尾根に向かって明瞭な踏み跡があり地籍調査の杭が続いていた。この道は葛郷方面からきているようだ。南に続く尾根は松林で黄葉が混じっていた。左手は鳴谷上流。
廿日市との市境付近で地図に無い無舗装の林道が上がってきていた。林道は尾根道の西に並走し、西側は伐採されて開け、南南西の方角に紅葉が混ざる山が見えた。後畑の西の679ピークか。
11/20 11:44
廿日市との市境付近で地図に無い無舗装の林道が上がってきていた。林道は尾根道の西に並走し、西側は伐採されて開け、南南西の方角に紅葉が混ざる山が見えた。後畑の西の679ピークか。
柳木畑山頂 505m。樹木越しに展望がある。柳木畑山は芸藩通志では御建山（広島藩有林）で、厳しく立入が取り締まられたという。
11/20 11:55
柳木畑山頂 505m。樹木越しに展望がある。柳木畑山は芸藩通志では御建山（広島藩有林）で、厳しく立入が取り締まられたという。
大杉集落に向かって降りていくと山中に大杉神社の旧祠がある。祠の裏手は大岩があり、境内は杉林で囲まれる。ここで昼休みにする。
大杉集落には寄らず、東にUターンし高森山を登る。高森山までは植林帯の中の急登が続く。
高森山568m三角点。展望はない。高森山は江戸時代は野山（村持山）で、旧河内村有林、現広島市影野地事業区�ノ啅茲砲覆襦�
高森山から少しくだり分岐を北尾根に向かう。途中では松林の間に大岩が続く。
尾根上は黄葉していた。尾根の東側は荒谷川上流部で西は鳴谷上流部。荒谷川側は植林帯。
柿木畑山頂469m。標識も何もない。柿木畑周辺は河内小学校有林らしい。
装備
| 個人装備 |
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
コンパス
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ナイフ
ロープ
ヘルメット
カラビナ
スリング
渓流シューズ
|
|---|
感想
下河内白川の滝巡り（その2）。藤木の滝は芸藩通志*に書かれ、「ふるさと河内古今探訪」や「八幡川歴史探訪ガイドブック」**には、「旧街道はこの滝の下あたりを通っていた。全長約10mの滝で、この滝水は湯来の湯と同じ効果があると伝えられている。この一帯は昔からの言い伝えが豊富で藤木谷の奥には御影石の屏風岩があり、古老の話によると祠があったそうだ」とある。古を偲び藤木谷をつめて、大杉集落まで南尾根を行き、Uターンして高森山から北へ向かい旧河内峠へ降りるという鳴谷（下河内庭球場の谷）を囲む周回コースを計画し歩いてみた。明治29年の地形図では八幡川右岸沿いに旧河内峠からの街道があるが、魚切ダムのバックウォーターによる水位上昇で消滅したのか、現在は高巻かないと藤木谷出会には到達できない。なお、コース中のピーク名は、「河内の山と川の歴史」および「芸藩通志」による。高森山は大杉山と呼ばれることが多いが、点名も高森である。柿木畑山は現在は柿畑山と略されている。周辺には名前に木や畑のつく山谷が多い。藤木谷は藤木の滝だけかと思ったら、岩盤が発達し山の高さの割には滝が多い谷であった。周回コースは概ね松林の中の静かな尾根道で藪もなく気持ちがよいが、廿日市市境は地図にない新しい無舗装の林道が上がってきており、残念だった。
* https://livedoor.blogimg.jp/tombosou/imgs/e/c/ecd1481d.jpg
** https://www.city.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/9509.pdf
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