阿寒富士〜雌阿寒岳

2021年11月20日(土) [日帰り]

• GPS: 08:05
• 距離: 11.8km
• 登り: 1,136m
• 下り: 1,130m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:35
• 休憩: 0:29
• 合計: 8:04

6:39 オンネトーコース登山口
7:15 7:15 オンネトーコース二合目
8:04 8:05 オンネトーコース五合目
8:44 8:45 オンネトーコース七合目分岐
8:57 8:57 阿寒富士分岐
9:25 9:37 阿寒富士
9:58 10:00 阿寒富士分岐
10:23 10:24 オンネトーコース八合目分岐
10:53 10:53 阿寒湖畔コース分岐
11:00 11:01 雌阿寒岳
11:24 11:31 雌阿寒温泉8合目
12:17 12:18 雌阿寒温泉5合目
12:43 12:43 雌阿寒温泉3合目
12:51 12:52 雌阿寒温泉2合目
13:16 13:16 雌阿寒温泉コース登山口
14:16 14:17 雌阿寒温泉分岐
14:32 14:33 オンネトー
14:40 14:40 オンネトー国設野営場
14:43 ゴール地点

雌阿寒温泉コース登山口に到着してからは、徒歩移動に近いためダラダラとしています。なお積雪状況が変わると、まったく異なると思います。

天候

晴れ、ただしガスあり、強風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

オンネトー野営場まで車
わずかに凍結あり、積雪なし

コース状況／危険箇所等

コースは整備されていて、また難しいところも無い
夏であれば気持ちのいい森歩きと、森林限界の抜けを楽しめると思われる
急でないが故、森では方向感覚が失われる。道迷いに注意。
森林限界では強風に注意、特に阿寒富士。

その他周辺情報

阿寒湖温泉あり、ただし利用していないため、営業時間等は要確認
そばにトイレあり
頂上および登山道途中にはトイレ、小屋等の設備なし

写真

11/20 6:34

駐車場の様子
積雪はありませんでしたが、地面が凍っている様子

11/20 6:34

オンネトー野営場
キャンプ場などがあるみたいですが、この時期には営業終了のようです

11/20 6:38

活火山ということで注意事項が書かれています
（本当はヘルメットがあった方がいいかもしれません。私は持参していませんでしたが）

11/20 6:58

「○合目」の案内がありペースメーカーになります

11/20 7:04

赤テープもありますが、注意していないと道を見失うような森です

11/20 7:34

トラロープでも誘導してくれていますが、本当に迷いやすい森です。積雪あるとき登る人は稀でしょうが、雪が深いともっと困難でしょう。

11/20 7:45

唯一？ロープ場（を登ったところを見下ろししています）。ほとんどは傾斜は緩やかで歩きやすい森です。

11/20 7:50

追い抜かれました。絵になるので、後ろだけ撮りました。登りで出会ったのはこの2名だけでした。

11/20 7:56

夏に歩くときっと涼しくて気持ちのいい樹林帯だと思います(^^)

11/20 8:18

標高1000m（5合目）くらいからハイマツに変わります。ハイマツですが全然這ってなくて背が高いので、かき分けるように進みます。バッシバシ体に当たり、さらにこの時期は付いた雪をかぶります。

11/20 8:18

阿寒富士が見えてきました！

11/20 8:18

振り返ると広い森が広がっています。ここまで出ないと眺望は全くないです。

11/20 8:19

白いのは雪というより水分が凍ったのでしょう。気温は-10℃くらいかと。通るたびに巻き上がります。

11/20 8:20

6合目、眺望が良くなった反面、風が強くなります。

11/20 8:45

7合目、オンネトーもチラ見えしました。ハイマツも這うようになります。この先、風は避けられません。この晴れの天気でも体を揺さぶられるくらいの風です。

11/20 8:45

阿寒富士が迫ってきましたが、正直これに登れるのかと感じます。そんなまさに富士のような壁です。

11/20 8:56

分岐点。雌阿寒岳だけに直行することもできますが、時間はあるので阿寒富士にも行くことにしました。

11/20 8:56

段々と白い世界に変わっていきます。

11/20 9:22

阿寒富士の登り途中です。積雪はありますが、5-10cmくらいでしょう。アイゼンは使いませんでした。ピッケルも下していません。刺さりません。
風がとにかく強くて、登りの写真はほぼありませんでした(^^;

11/20 9:25

阿寒富士の頂上です！ガスが切れず眺望ありませんでしたが、風で体が浮きそうなので、待てずにすぐ下り始めます。

11/20 9:25

怖い話ですが、下りる方向を間違えました。登ってきた跡を辿るだけと思われるでしょうが、白い世界で足跡も薄く風で消えるので完全に間違えていました。

11/20 9:46

すぐに気づいてもとの道を探しました。良かった。
少しガスが切れると次に登る斜面が見えます。

11/20 9:47

下りるのも苦労します。ストックだけおろして、転倒だけしないように丁寧に下ります。コケると転がり落ちますからね。まあ、こう言っては何ですが、万が一転がっても最後は乗越なのでちゃんと止まります(笑)

11/20 9:59

正直阿寒富士から下りてきて安心します

11/20 10:19

下りてきた阿寒富士を振り返ります。本当に富士山のように登山道が見えます。

11/20 10:37

雌阿寒岳の登りはそれほど過酷ではありません。硫黄のにおいがして、すぐに火口が見えだします。

11/20 10:37

実はここまで活火山とは知りませんでした。。。

11/20 10:38

音を上げて噴煙が上がり続けています。麓で阿寒湖温泉が楽しめるのがよく分かります。生きています。

11/20 10:39

大きな火口が目立ちますが、ここはほんの一部です。

11/20 10:40

噴煙はほかのところからも上がっていて何か所もあります。活動が活発になったらシェルターどころか建物など一切ないので危険ですね。

11/20 10:40

ガスはかかったり晴れたりで、眺望はすぐに変わってしまいます。きっとこういう山なのでしょう。

11/20 10:40

青沼です。青いです。
凍り始めていました。この沼は枯れないんですかね？

11/20 10:48

こちらは雄阿寒岳、阿寒湖方面です。この方向にも火口と噴煙が上がっていますね。

11/20 10:58

登山道は火口のお鉢巡りのようになります。
あ、ここが頂上です(笑)
百名山でここまで頂上らしくないところは初めてです。

11/20 11:03

「雌」阿寒なんですが、荒々しいですね。

11/20 11:05

えびのしっぽになっています

11/20 11:05

この辺りが一番積雪していましたが、それでもアイゼンは使用しませんでした。おそらくこれから本格的な雪山に変わるでしょう。

11/20 11:10

こんな火口もありました。どんな噴火をしてきたのでしょう。

11/20 11:11

あとは下山です。岩がゴロゴロしていて気を使います。

11/20 11:20

岩と雪の芸術です。今回一番美しいと思ったシーンです。

11/20 11:30

この初冬の時期だけの光景ですね。

11/20 11:30

麓はまだまったく雪のない緑の世界です。ここまで下りてくると土の道です。

11/20 11:55

またハイマツになりますが、登りの登山道よりしつこくありません。

11/20 12:42

樹林帯に戻ってきました。こちらの方が歩かれていると思います。登る方にも会いました。

11/20 12:43

樹林帯ですが、こちらは登山道が割としっかり道になっている様子。迷いにくいと思います。

11/20 13:15

登山口（雌阿寒温泉）に出ました。実質下山です！

11/20 13:19

登ってきた山と温泉が素敵です。が、私は野営場の方まで歩かないといけません。。。

11/20 14:16

緩い森を抜けて、オンネトーに出ます。だらだらと歩きます。

11/20 14:16

オンネトーの湖畔を回りますが、遊歩道です。犬の散歩に出会うような道です。お疲れ様でした〜

11/20 15:01

最後にオンネトーから撮った、雌阿寒岳と阿寒富士
北海道での初めての登山で、いい思い出になりました。

撮影機器：

α7R IV ILCE-7RM4 ボディ SONY

感想

まつり

阿寒富士にも登ってみたくてこの周遊コースを採った。積雪で時間がかかればスキップするつもりで、結果的には阿寒富士も寄り道できた。

噴煙が上がる活火山で御嶽や浅間山のように注意が必要かと思われる。シェルターなどは無い。

携帯の電波は場所によって完全に入ったり、圏外になったり、差が激しい。基本、オフにしておく方が良さそう。