記録ID: 3784948
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ハイキング
比良山系
奥の深谷上部 遭難者捜索(坊村より、牛コバ経由往復)
2021年11月26日(金) [日帰り]
体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 08:07
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 729m
- 下り
- 719m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 4:21
- 休憩
- 3:23
- 合計
- 7:44
14:11
14:11
72分
奥ノ深谷捜索最下流点
16:29
牛コバから、奥ノ深谷の渡渉点まで、通常の装備ならば、もう少し速く、上れると思います。今回、捜索の為、重装備です。
天候 | 晴れのち曇り・小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
明王谷林道は、三の滝手前の崩落箇所の乗り越え以外は、普通に歩けます。落石の直撃を避ける為に、出来るだけ谷側を歩く方が、賢明です。 口ノ深谷の標識を過ぎて、更に進み、牛コバの標識の裏から、左に、入り、九十九折りの山道を、ジリジリと登って行きます。 尾根から、奥ノ深谷左岸のトラバース道に入ると、急斜面に狭いステップの昔の杣道が続きます。一歩一歩、確かめて進みます。転落すれば、非常に危険です。ロープは、本当に危険な崩落箇所にあるのみです。 ロープ設置の崩落箇所では、足を置く場所の、砂や落ち葉を除いて、グリップ力を確認して進んだ方が賢明です。谷底まで、70~80m落ちると、生命の危機となります。 徒渉点では、渡り易い場所があります。今は、渇水期なので、簡単に渡れます。 今回、上方のトラバース道の危険な崩落箇所の下まで、捜索の為、谷を下っています。沢登り・岩場経験のある方ならば、大丈夫だと思います。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
ストック
ヘルメット
GPS機器×2
ハーネス
ザイル30m/20m/15m
ナイフ
カラビナ
スリング
ATC下降器×1
アセンダー×2
手鋸
ゴム付き軍手
小型ツルハシ
通常装備
アタックザック
|
---|---|
備考 | 持って行って良かった物は、ハーネス・カラビナ・スリング、小型ツルハシです。危険個所で、双眼鏡を使う時には、転落防止の為、カラビナ・スリングで確保しました。小型ツルハシは、谷の斜面の獣道を、トラバースする時に、安全確保に役立ちました。安易に浮石に頼ると、非常に危険です。 |
感想
11月7日に、比良山系に入山されたと考えられる方が、未だ、発見されていませんので、積雪期に入る前にと、再度、捜索に参りましたが、手掛かりは発見出来ませんでした。
以前に、武奈ヶ岳から、下山する時に、小川新道を下りて来て、渡渉点から、奥ノ深谷の左岸のトラバース道を通りました。その時は、二ヵ所で、崩落が起きたばかりの状態でした。ステップが切ってあるのみで、ロープも、今の様に設置されていず、落ちれば、谷底迄、一気に落ちる状態でした。一歩一歩、登山靴のグリップを確認しながら、通過した事を、今も、鮮明に覚えています。
今回の遭難者の方が、八渕の滝ルート、或いは、奥ノ深谷の左岸のトラバース道に入られたのでは無いかと考え、双方の捜索に参りましたが、共に、手掛かりを得られず、残念です。もう少しすると、積雪期に入ります。痕跡も隠れ、又、急斜面ならば、雪崩で、手掛かりも流されて行きます。何とか、早く発見されることを願っています。
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