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Yamareco

記録ID: 3784948
全員に公開
ハイキング
比良山系

奥の深谷上部 遭難者捜索(坊村より、牛コバ経由往復)

2021年11月26日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
08:07
距離
11.9km
登り
729m
下り
719m
歩くペース
ゆっくり
1.51.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:21
休憩
3:23
合計
7:44
8:46
8:48
7
8:55
9:04
25
9:29
9:30
4
9:34
9:34
5
9:39
9:44
8
9:52
10:14
96
11:50
14:11
0
14:11
14:11
72
奥ノ深谷捜索最下流点
15:23
15:26
6
15:32
15:42
6
15:48
15:48
3
15:51
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19
16:10
16:18
6
16:24
16:26
3
牛コバから、奥ノ深谷の渡渉点まで、通常の装備ならば、もう少し速く、上れると思います。今回、捜索の為、重装備です。
天候 晴れのち曇り・小雨
過去天気図(気象庁) 2021年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
葛川坊村町市民センターの駐車場を利用させて頂きました。平日なので、空いている状態でした。
コース状況/
危険箇所等
 明王谷林道は、三の滝手前の崩落箇所の乗り越え以外は、普通に歩けます。落石の直撃を避ける為に、出来るだけ谷側を歩く方が、賢明です。
 口ノ深谷の標識を過ぎて、更に進み、牛コバの標識の裏から、左に、入り、九十九折りの山道を、ジリジリと登って行きます。
 尾根から、奥ノ深谷左岸のトラバース道に入ると、急斜面に狭いステップの昔の杣道が続きます。一歩一歩、確かめて進みます。転落すれば、非常に危険です。ロープは、本当に危険な崩落箇所にあるのみです。
 ロープ設置の崩落箇所では、足を置く場所の、砂や落ち葉を除いて、グリップ力を確認して進んだ方が賢明です。谷底まで、70~80m落ちると、生命の危機となります。
 徒渉点では、渡り易い場所があります。今は、渇水期なので、簡単に渡れます。
 今回、上方のトラバース道の危険な崩落箇所の下まで、捜索の為、谷を下っています。沢登り・岩場経験のある方ならば、大丈夫だと思います。
明王谷入口の石碑です。明王谷林道へ、右へ進みます。崩落有りの看板も設置されています。
2021年11月26日 08:51撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
11/26 8:51
明王谷入口の石碑です。明王谷林道へ、右へ進みます。崩落有りの看板も設置されています。
通行止めのチェーンがあります。
2021年11月26日 08:55撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
11/26 8:55
通行止めのチェーンがあります。
モミジが綺麗です。
2021年11月26日 08:58撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
11/26 8:58
モミジが綺麗です。
崩落ヶ所です。踏み跡が出来ています。
2021年11月26日 09:25撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
11/26 9:25
崩落ヶ所です。踏み跡が出来ています。
しかし、上方を見ると、今にも、落ちて来そうです。帰途、写しています。
2021年11月26日 15:56撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
11/26 15:56
しかし、上方を見ると、今にも、落ちて来そうです。帰途、写しています。
水場のモミジも綺麗です。
2021年11月26日 09:31撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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11/26 9:31
水場のモミジも綺麗です。
伊藤新道への上り口です。
2021年11月26日 09:35撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
11/26 9:35
伊藤新道への上り口です。
口ノ深谷入口です。
2021年11月26日 09:42撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
11/26 9:42
口ノ深谷入口です。
牛コバ、この標識の裏から、左に入って行きます。上りに備えて、少し食事をします。
2021年11月26日 09:53撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
11/26 9:53
牛コバ、この標識の裏から、左に入って行きます。上りに備えて、少し食事をします。
この赤いスプレー書きが誘導してくれます。
2021年11月26日 10:18撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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11/26 10:18
この赤いスプレー書きが誘導してくれます。
この様な狭い、九十九折りの杣道を、登ります。若い方が追い抜いて行かれました。
2021年11月26日 10:23撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
11/26 10:23
この様な狭い、九十九折りの杣道を、登ります。若い方が追い抜いて行かれました。
この印があると、トラバース道に切り替わります。危険ゾーンに入ります。
2021年11月26日 11:07撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
11/26 11:07
この印があると、トラバース道に切り替わります。危険ゾーンに入ります。
古い崩落地に、狭いステップです。
2021年11月26日 11:14撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
11/26 11:14
古い崩落地に、狭いステップです。
此処は、比較的新しい崩落箇所です。新しいロープが設置されています。有難う御座います。
2021年11月26日 11:18撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
11/26 11:18
此処は、比較的新しい崩落箇所です。新しいロープが設置されています。有難う御座います。
崩落地に、雑木が伸びて来ています。以前は、谷底まで、一気に落ちて行く感じでした。今は、少し恐怖感が少なくなった感じです。
2021年11月26日 11:25撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
11/26 11:25
崩落地に、雑木が伸びて来ています。以前は、谷底まで、一気に落ちて行く感じでした。今は、少し恐怖感が少なくなった感じです。
ロープが設置されていますが、ステップは、御覧の通り、狭く、谷側に傾いています。要注意です。
2021年11月26日 11:37撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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11/26 11:37
ロープが設置されていますが、ステップは、御覧の通り、狭く、谷側に傾いています。要注意です。
双眼鏡・カメラを使う為、スリング・カラビナで、確保しています。
2021年11月26日 11:41撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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11/26 11:41
双眼鏡・カメラを使う為、スリング・カラビナで、確保しています。
通り抜けた後、全体像を写しています。
2021年11月26日 11:43撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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11/26 11:43
通り抜けた後、全体像を写しています。
徒渉点に着きました。
2021年11月26日 11:51撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
11/26 11:51
徒渉点に着きました。
少し上流側に、最も良い徒渉点があります。
2021年11月26日 11:53撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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11/26 11:53
少し上流側に、最も良い徒渉点があります。
標識があります。少し食事をして、アタックザックにザイル他を詰めます。
2021年11月26日 11:55撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
11/26 11:55
標識があります。少し食事をして、アタックザックにザイル他を詰めます。
確認をしながら、下ります。
2021年11月26日 12:32撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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11/26 12:32
確認をしながら、下ります。
滝壺を視ます。
2021年11月26日 12:36撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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11/26 12:36
滝壺を視ます。
大きめの滝壺です。姿の良い滝です。
2021年11月26日 12:43撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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11/26 12:43
大きめの滝壺です。姿の良い滝です。
左岸の獣道を下ります。
2021年11月26日 12:44撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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左岸の獣道を下ります。
下の谷底を、確認しながら下ります。
2021年11月26日 12:49撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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11/26 12:49
下の谷底を、確認しながら下ります。
此処は、上方の杣道の崩落箇所から、落ち込んでいる岩壁です。危険な岩壁です。
2021年11月26日 12:56撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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11/26 12:56
此処は、上方の杣道の崩落箇所から、落ち込んでいる岩壁です。危険な岩壁です。
小さい淀みを視ながら下ります。
2021年11月26日 13:02撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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11/26 13:02
小さい淀みを視ながら下ります。
谷が左右に分かれている所です。左は、ゴルジュ状態です。
2021年11月26日 13:11撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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11/26 13:11
谷が左右に分かれている所です。左は、ゴルジュ状態です。
小さい連瀑です。
2021年11月26日 13:11撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
11/26 13:11
小さい連瀑です。
右の淀みも視ます。
2021年11月26日 13:14撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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11/26 13:14
右の淀みも視ます。
左のゴルジュ状の所も覗きます。
2021年11月26日 13:18撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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11/26 13:18
左のゴルジュ状の所も覗きます。
その下の、連瀑です。
2021年11月26日 13:18撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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11/26 13:18
その下の、連瀑です。
上方にトラバース道があり、崩落箇所の下です。双眼鏡で、じっくりと調べます。痕跡無しです。
2021年11月26日 13:25撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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11/26 13:25
上方にトラバース道があり、崩落箇所の下です。双眼鏡で、じっくりと調べます。痕跡無しです。
左右の谷が、一体化し、ゴルジュになっています。崩落箇所の下の確認が終わったので、此処で、引き返します。
2021年11月26日 13:28撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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11/26 13:28
左右の谷が、一体化し、ゴルジュになっています。崩落箇所の下の確認が終わったので、此処で、引き返します。
今回、頑張っている、小型ツルハシです。持つ物が無い場所でも、打ち込んで確保しながら、トラバースしています。通常、地中には、木の根が網の目の様に張っていますので、がっちり、確保出来ます。
2021年11月26日 13:30撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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11/26 13:30
今回、頑張っている、小型ツルハシです。持つ物が無い場所でも、打ち込んで確保しながら、トラバースしています。通常、地中には、木の根が網の目の様に張っていますので、がっちり、確保出来ます。
姿の良い滝です。渡渉点より、少し下流側なので、時間があれば、一見の価値がありますが、熟練者向きです。
2021年11月26日 13:33撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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11/26 13:33
姿の良い滝です。渡渉点より、少し下流側なので、時間があれば、一見の価値がありますが、熟練者向きです。
渡渉点に戻りました。45Lのリュックに、ザイル他の装備を戻し、帰ります。
2021年11月26日 13:51撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
11/26 13:51
渡渉点に戻りました。45Lのリュックに、ザイル他の装備を戻し、帰ります。
「追記」 帰る途中、九十九折りを下っている時に、落ち葉の溜りで転倒し、片方のストックを曲げてしまいました。しかし、危険なトラバース道での転倒で無くて、良かったと、ホッとしています。危ないところでした。
 自宅で、4日後の、11/30に、撮影しました。落ち葉の溜りは、ズルっと滑る事が多く、失敗でした。
2021年11月30日 05:03撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
11/30 5:03
「追記」 帰る途中、九十九折りを下っている時に、落ち葉の溜りで転倒し、片方のストックを曲げてしまいました。しかし、危険なトラバース道での転倒で無くて、良かったと、ホッとしています。危ないところでした。
 自宅で、4日後の、11/30に、撮影しました。落ち葉の溜りは、ズルっと滑る事が多く、失敗でした。
同じルートを、ゆっくり、気を付けて歩き、牛コバに戻りました。
2021年11月26日 15:27撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
11/26 15:27
同じルートを、ゆっくり、気を付けて歩き、牛コバに戻りました。
林道で、ツキノワグマの痕跡です。冬眠に入り掛けているカエルでも、掘り出した様です。
2021年11月26日 15:47撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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11/26 15:47
林道で、ツキノワグマの痕跡です。冬眠に入り掛けているカエルでも、掘り出した様です。
イイギリの赤い実が、鈴生りです。
2021年11月26日 16:03撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
11/26 16:03
イイギリの赤い実が、鈴生りです。
明王院の下のモミジです。
この日も無事下山出来ました。山の神々に感謝致します。
2021年11月26日 16:22撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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11/26 16:22
明王院の下のモミジです。
この日も無事下山出来ました。山の神々に感謝致します。
撮影機器:

装備

個人装備
ストック ヘルメット GPS機器×2 ハーネス ザイル30m/20m/15m ナイフ カラビナ スリング ATC下降器×1 アセンダー×2 手鋸 ゴム付き軍手 小型ツルハシ 通常装備 アタックザック
備考 持って行って良かった物は、ハーネス・カラビナ・スリング、小型ツルハシです。危険個所で、双眼鏡を使う時には、転落防止の為、カラビナ・スリングで確保しました。小型ツルハシは、谷の斜面の獣道を、トラバースする時に、安全確保に役立ちました。安易に浮石に頼ると、非常に危険です。

感想

 11月7日に、比良山系に入山されたと考えられる方が、未だ、発見されていませんので、積雪期に入る前にと、再度、捜索に参りましたが、手掛かりは発見出来ませんでした。
 以前に、武奈ヶ岳から、下山する時に、小川新道を下りて来て、渡渉点から、奥ノ深谷の左岸のトラバース道を通りました。その時は、二ヵ所で、崩落が起きたばかりの状態でした。ステップが切ってあるのみで、ロープも、今の様に設置されていず、落ちれば、谷底迄、一気に落ちる状態でした。一歩一歩、登山靴のグリップを確認しながら、通過した事を、今も、鮮明に覚えています。
 今回の遭難者の方が、八渕の滝ルート、或いは、奥ノ深谷の左岸のトラバース道に入られたのでは無いかと考え、双方の捜索に参りましたが、共に、手掛かりを得られず、残念です。もう少しすると、積雪期に入ります。痕跡も隠れ、又、急斜面ならば、雪崩で、手掛かりも流されて行きます。何とか、早く発見されることを願っています。

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