記録ID: 379340
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積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜
爺ヶ岳東尾根 (吹雪で矢沢の頭で敗退)
2013年12月05日(木) 〜
2013年12月06日(金)
- GPS
- 27:10
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 1,428m
- 下り
- 1,425m
コースタイム
<1日目 往路>
07:30 鹿島山荘(出発)
08:50 1331mピーク
09:30 1476mピーク
10:50 1766mピーク
12:10 1978mピーク
13:55 2198mピーク
15:40 2411m(矢沢の頭)
16:00 矢沢の頭下部(テント泊)
<2日目 復路>
06:30 矢沢の頭(出発)
07:00 2198mピーク付近
10:40 鹿島山荘(着)
07:30 鹿島山荘(出発)
08:50 1331mピーク
09:30 1476mピーク
10:50 1766mピーク
12:10 1978mピーク
13:55 2198mピーク
15:40 2411m(矢沢の頭)
16:00 矢沢の頭下部(テント泊)
<2日目 復路>
06:30 矢沢の頭(出発)
07:00 2198mピーク付近
10:40 鹿島山荘(着)
天候 | 1日目 晴れ 2日目 吹雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鹿島山荘からは二通の道があります。 山荘の南西側に位置する1331mピークを経由する道と直接、山荘から1476mピークに向かう道です。後者の方が踏み跡もはっきりしており、今ではこちらが一般的だと思います。 前者は「オババの石碑」の入り口を入ってすぐの真正面の斜面を直登します。後者は道なりに砂防堤があるところまで進み、砂防堤の向かって右から斜面を登ります(赤テープあり)。 この日は1331mピークの頂上付近に多くの熊の足跡がありました。出会わないように要注意です。 冬季限定のバリエーションルートなので雪が少ないと藪こぎに苦労します。ひたすら気力と体力が試されます(百回以上、木の枝に顔をムチ打たれ、ザックを後ろに引っ張られます)。落とし穴にも数十回やられました(たまに胸まで埋まることも)。 しかし、技術的に難しい所はありません。やせ尾根の通過も余程風が強くない限り、ビレイはいらないと思います。 ルートファインディングも楽でした。間違うような枝尾根はないですが、矢沢の頭付近は要注意です。吹雪やガスで周りが見えないと変な方向に下ってしまいます(2日目は吹雪いており、私も崖の方へ進んでしまい危うく滑落するところでした)。天気が良ければそんな心配もないです。 数日前に複数のパーティが登られていた様で、トレースがある程度踏み固められてました。新雪が降り積もると、テント装備の単独はかなり厳しいと思われます。 往復なら、1476mピークから鹿島山荘へ下山する場合、最後の方がかなりの急斜面で滑りやすく要注意です。滑落したらただではすまない急斜面です。ここの下りが一番の核心部だったような気がします。 |
写真
撮影機器:
感想
1日で爺ヶ岳(中峰)の山頂までを考えていたのですが、ガスってきたのと、この先に最適なテント場はないと判断したので標高差250mを残して行動打ち切りました。次の日に期待しましたが夜半から風が強くなり降雪がはじまりました。
天気予報を調べると次の日はかなり悪い予報でヘコむ。早朝に行ける所まで行こうと決意して寝ることに。しかし朝起きてみると20cm位の積雪が・・また、風も強くなってきました。
4:30にピークへ向けて出発したのですが、夜明け前の暗さ、吹雪で前が見えず危険を感じ断念。あと1日停滞してアタックしようかと考えましたが予報を調べると次の日も悪いようで早々にテントを撤収して下山開始。
この時、周りの視界はとても悪く尾根が全く見えない状態で先日のトレースも消えており迷ってしまいました。
分かりやすいルートだと油断していたのが仇となり、何度も胸までの落とし穴に落ちながら雪の中を泳ぎ回りようやく正しいルートを発見しました。
エスケープルートがなく距離も長いので、もうちょっと快適さを犠牲にして軽量化を図れば山頂に到達することが出来たかもしれません。しかし無理は禁物なので引き返して正解でした。また挑戦しようと思います。
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