会津の山は12月でも雪が半端でない 尾白山


- GPS
- 04:35
- 距離
- 4.7km
- 登り
- 518m
- 下り
- 519m
コースタイム
- 山行
- 4:25
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 4:36
天候 | 晴れ時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪はあるものの危険個所はないように思われる |
写真
感想
道の駅で見つけた南会津の山を紹介するパンフレットを見ていたらマイナーな山があることを知る。。その中で尾白山が目に留まるが、これだけでは物足らない。歩行時間から見て午前中で終わってしまいそうなので近くの唐倉山も登ろうかなと思ってやってきたのだが。
早朝の会津西街道を走り福島県に入ると路肩に雪が現れ進むにつれて20,30センチと積みあがっているのを見る。もうこんなにあるの?山を見れば斜面も白い。さらに進むと路面も白くなってくる。先週スタッドレスタイヤに替えたばかりだが早速役に立った。それはいいが果たして登山口まで行けるのだろうか。民家のあるところは除雪されているが林道に入ると車の轍があるだけ。どこまで行けるかな。車の腹がすりそうになりながら進んでいくと道の分岐で車の轍は終わっている。もうここまで。深入りするとスタックする恐れもあり路肩に何とか駐車する。この時期に雪道を走ると思わなかった。
今日は雪を想定しておらずチェーンスパイクとスパッツぐらいが雪装備か。急峻な山ではないので何とかなるだろう。天気はいいのでちょっと眩しいがサングラスはなくても問題ないか。そして歩き始めれば林道は一面の雪で、最初は踏み跡が少しあったがそれもすぐに消えた。最近誰も歩いていないようだ。登山口に着くともう15センチほどの積雪。登山届のポストはビニールで覆われていた。もうここも冬じまいか。この先からは登りになるのでチェーンスパイクを装着する。雪はどんどん深くなる。ただ道は明瞭だし、ちょっとした急斜面にはトラロープがあり登ることは難しくない。
ただどんどん深くなる雪はやっかいだ。脛あたりまでの雪が標高1000m辺りでは膝近くになった。最近雪のあるところではスノーシューを準備していたのでツボ足でのラッセルはほんとに久しぶり。降雪直後ではないのでなんとか行けるが結構しんどくなってきた。これでは今日2山をはしごするどころか1山も登れそうになくなってきた。途中から見えるP1278がなんと遠いことよ。頂上はそのまだ先だ。登山道には鹿の足跡が多いが時折大きな丸い足跡が現れる。これは熊の足跡?まだ冬眠はしていないのか。こんな時に出くわしたくないなあなどと思いながらひたすら登る。そしてやっとの思いで稜線に出る。このころには青空もなくなり頂上方面はガスで包まれるようになってきた。稜線からは北方の山が見える。大きな山がすぐ目の前だ。最初は分からなかったが地図で確認すると今年登った大博多山らしい。ずいぶん立派な山だなあと改めて思う。山は当たり前だがそこに入ってしまうとその全貌が見えない。やっぱり離れてみないとなあ。
それはいいがここから道は緩やかになるものの雪はさらに深く膝上となる。あと標高差で300mぐらいか。この雪ではあとどれくらいかかるかなあ。まだ時間はあるけれどワカンやスノーシューもなくこの先を行くことが嫌になってきた。もうここまで。そんな気持ちになってきて、この場所でランチとする。風を避けて雪を押しつぶしランチ場所を確保する。風は少しあるが座り込んでしまうと意外と気にならない。ラーメンを食べ食後のコーヒを楽しみまだ少し見える山を眺める。今日はこんなものかなあ。しかし12月初旬で簡単と思っていた山に雪のために登頂できないとは、これが会津なのだろうか
さあ降ろう。こうした山の下りは楽だ。登りでは苦労したところも、雪が深ければ何の抵抗もなく下っていける。ただストックがなかったのでバランスが取れなくて何度も転ぶのだが。気分よく下っていくとまた陽射しが出てきて暖かくなってきた。こうなると慌てて下るのがもったいなくなってくる。程よい平地でコーヒータイム。飲みながら今度はスノーシュー持参で来ないとなあ。今日の登りからすると、ピッケルもアイゼンも不要だなあなどと考える。
駐車地まで来ると青空が見えているのにパラパラと雪が落ちてくる天気。黒っぽい雲から飛んでくるようだ。時間は13時前。ずいぶん早いが後はゆっくりと温泉に入って帰ろうと車を進めた。
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