ブナ清水〜国見岳〜上水晶谷〜根の平峠
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 817m
- 下り
- 809m
コースタイム
国見岳(10:00/10:20)〜国見峠(10:35)〜地獄谷出会い(11:00)〜根の平・杉峠分岐(11:30/11:45)〜
タケ谷分岐(12:10)〜根の平峠:昼食(12:15/13:00)〜開けた堰堤(13:30/14:00)〜駐車場(14:20)
天候 | 晴れ 低温で風の強い一日(稜線上は15m/sほど?) 【気温】 駐車場スタート時:0℃ ブナ清水:−5℃ 国見岳:−2℃ 根の平峠:2℃ 駐車場着時:4℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
橋の手前、大型マップの脇に登山届ポストが有ります。 登山口からうっすらと雪。稜線辺りは5〜10cmほどの積雪かなと思います。 ちなみに、鈴鹿スカイラインが冬季閉鎖になりました。(12/13〜H26-3/中旬) |
写真
感想
国見岳へは湯の山からの周回が殆どなので、今回は久しぶりのブナ清水を含めて朝明から周回してみよう。
予報ではかなり冷えそうなので覚悟して自宅を出る。
寒い朝だ。駐車場で身体を充分にほぐしてから根の平峠へ出発する。
舗道から見上げる県境稜線には雪が見られる。鈴鹿の山はすっかり冬の表情だ。
先月、黄葉を眺めながら歩いた道は、すっかり葉を落としうっすらと雪で白くなっている。
ゴーロ状の伊勢谷左岸から離れるように谷の斜面を上がるとブナ清水の分岐に出る。
分岐を左折(南へ)して広い斜面を伊勢谷左岸へ近づいて行く。
本流に懸かる大きな滝を高捲きした後、谷筋を遡る。
枝谷が何度も交わるが、常に本流の左股を行く。
雪で隠れ、凍った岩は滑りやすいので、慎重に岩を踏んでいこう。
谷は徐々に東へ向きを変え、やがて谷幅が狭まり、急な谷が一旦弛むと源流部となり、
右股の苔生した岩を回り込むように小さな尾根?を乗越すと、目の前にブナに囲まれた広い谷が広がる。
久しぶりのブナ清水だ。
大きな岩の下から染み出るように水が流れ、小さな沢が伊勢谷へ流れて行く。
新緑に包まれる頃はのんびりしたい場所だが、今日は白一色で寒々とした景色が広がる。
気温も−5℃と寒いので先へ進む。
右手の尾根に上がる足元にはイワカガミの葉が群生している。
枝尾根を何度も横切るように徐々に高度を上げ、明瞭な尾根に出ると初めて展望が開ける。
遠くに白く輝く霊仙山から御池岳-藤原岳に始まり釈迦ヶ岳〜金山と続く県境稜線が一望できる。
風が強くて寒いが展望は最高だ。
コブ尾根の縦走路に出た後、茸岩から良く踏まれた県境稜線で国見岳へ出る。
山頂の岩に立つと強い風に煽られじっと立って居られない。
ダウンを着込み少し戻った展望岩場で第一級の展望を楽しむが、この風と寒さでは食事は無理だ。
根の平峠で食事と決めて国見峠へ出て、上水晶谷を下る。
雪に濡れた岩に注意しながら荒れた源流部を抜け、やがて右岸沿いの薄い道に出ると踏み跡を見つける。
登山靴ではなく長靴のようだ。的確に下流に向かう足跡はかなりの経験者のようだ。
地獄谷出会いに架かる新しい木札を過ぎると谷の崩壊地に出る。
いつもは右岸を高捲きしていたが、足跡は一旦左岸へ移り迂回している。
確かにこの方が安全で楽に迂回できるな。
大きく広がった谷に二股のナメを見ると根の平・杉峠の分岐も近い。
予定はこのまま愛知川へ出てタケ谷出会いから根の平峠へ向かうつもりだったが、
あまりの寒さに心が折れてしまった。
行動食で小腹をなだめて、ここから千種街道で直接根の平峠へ向かう。
枝尾根を横切り、流れを二度ほど渡りしばらくすると凹面に出る。
凹面の落ち葉をラッセルするようにして行くと谷が大きく開けて、
小沢が入りくんだ平坦地に出てタケ谷・根の平峠の分岐となる。
分岐を右折すると緩やかな広がりのまま草原のような根の平峠に出る。
広い峠で風避けの木陰に場所を求めるが、見当たらない。
日当たりの良い場所にシートで風を遮ってゆっくり食事をとる。
今日は国見岳で一人、この食事中に水晶岳方面から一人、国見岳方面からの二人に出会ったのみ。
寂しいくらいに静かな山だ。
後は同じコースで下るだけだ。ゆっくりと廻りの景色を楽しみながら行く。
途中テントサイトになりそうな河原が大きく広がる堰堤で左岸へ移るが、
風も弱そうな場所なので二度目の食事、おでんで身体を温めよう。
食事中、晴れわたった空がどんよりとして来て時々小雪も舞ってきた。
温まった身体が冷えないうちに下ろう。
とにかく風が強く寒い日だったが、展望は最高な一日だった。
上水晶から愛知川の左岸も歩くつもりだったが、新緑の時期までとっておこう。
【 出発前に駐車場の管理人としばし立ち話をする。
今年の朝明からの入山者は「ここ数年では最高の数」だったようだ。
又、「10/28に入山した行方不明の方の情報をお願いします。」とも。
聞くと砂防公園脇に駐車後、入山されたため全く手掛かりが無いそうだ。
登山届も無く、家族に計画メモも残していなかったようだ。
慣れたコースでも慢心せず、最低でも家族にメモ程度は残して出掛けるべきだろう。
入山からすでに1ヶ月以上経過しているが、早く発見される事を祈るばかりだ。 】
鈴鹿の山、すっかり冬景色ですね。
とくに、北部の雪山ぶりには
びっくりです。ここ数日で
また雪は増えそうですね。
お天気心配してましたが、南部は
晴れ間も多く、寒風の中、明るい雰囲気
ですね。朝明基点は、いいコースが
多いですね。
寒い中お疲れさまでした。
13日に鈴鹿スカイラインも通行止めになると聞いたので伊吹山の天気が悪ければ、御在所か国見も視野に入れていたのですが、どう考えてもこの冬一番の寒波、鈴鹿は強風が吹き荒れるだろうと思い、パスしました。
鎌尾根に行かれるようですが、風の強い日の鎌尾根は厳しいものがあります。気を付けて楽しんでください。
komakiさん 今晩は。
強い風で体感温度気は更にマイナス。気持が折れて計画を短縮してしまいました。
でも、今回のコースをアレンジしていろいろなコースが組めそうで、朝明通いが増えそうです。
sugi-chanさん 今晩は。
寒さは覚悟していましたが、強風に悩まされましたが、展望は最高でした。
これからは更に積雪も加わり歩く距離も限られるので、
本格的な積雪前に鎌尾根を歩きたいと思います。
onetotaniさん
こんばんは
一級の寒気が入り周りの山は真っ白に染まり
冬山本番になりましたね。
鈴鹿の山々も見る限り冬本番になってきたみたいで
ワクワクする一方で装備不足で本格的な冬山には
行けそうになく淋しい限りです。
スカイラインも冬季閉鎖になり、いよいよ鈴鹿も冬山仕様ですね。
防寒対策を怠らず、行程に余裕を持って無理のない範囲で楽しみたいものです。
次は晴天を捉えて静かな山に出掛けたいと思います。
食事中に水晶岳方面からの一人です。
今度会いましたらゆっくりお話でも
したいです。
okinawa123さん コメント有難うございます。
食事の準備中にお見かけした方ですね。
風が強く寒い日でしたが、展望には恵まれた一日でしたね。
山を歩いた後に忘年会ですか。いいですね。
何処かで出会った折は宜しくお願いします。
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