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Yamareco

記録ID: 3819868
全員に公開
ハイキング
比良山系

武奈ヶ岳 〜細川尾根から、下りは三舞谷へ〜

2021年12月09日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:47
距離
14.3km
登り
1,288m
下り
1,281m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:45
休憩
1:02
合計
6:47
7:00
7:00
6
7:06
7:07
9
7:16
7:20
32
7:52
7:56
12
8:08
8:09
73
9:22
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3
9:25
10:04
20
10:24
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7
10:31
10:36
1
10:37
10:45
120
12:45
12:45
24
葛川梅ノ木町
13:09
13:09
3
13:12
葛川市民センター駐車場
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
葛川市民センターを利用させてもらった。
コース状況/
危険箇所等
計画書はコンパスに提出。

細川尾根の登りは地図、地形図に登山道の表示がないが、地形が分かりやすいので登りに利用する分には問題ない状態だった。
ただし踏み跡は途中からほぼ見えなくなるので、地形図は必ず必要。

下りの三舞谷ルートは地形図に点線の表示があるが、今回歩いたかぎりではほとんど何もない。(赤テープ、トレースもない)
ヤマレコの地図に、過去に歩いた人のトレースが示されるのを地形図に写していたのが幸いして歩き切れた。
最後に転倒、負傷したことは反省材料。
太陽に見えるが、実は街灯。
予定より少し遅れてスタート。
2021年12月09日 06:25撮影 by  SH-03J, SHARP
1
12/9 6:25
太陽に見えるが、実は街灯。
予定より少し遅れてスタート。
R.367を約40分歩いて細川尾根の取り付きへ。
2021年12月09日 07:07撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 7:07
R.367を約40分歩いて細川尾根の取り付きへ。
国道から外れて山道へ。
2021年12月09日 07:13撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 7:13
国道から外れて山道へ。
尾根の取り付き
2021年12月09日 07:17撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 7:17
尾根の取り付き
麓からしばらくは赤テープが多く、心強い。
2021年12月09日 07:24撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 7:24
麓からしばらくは赤テープが多く、心強い。
倒木が数多く残っている。
2021年12月09日 07:46撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 7:46
倒木が数多く残っている。
踏み跡もほとんど消え、赤テープも見当たらない。
幸い尾根の一本道なので迷う心配はない。
2021年12月09日 08:09撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 8:09
踏み跡もほとんど消え、赤テープも見当たらない。
幸い尾根の一本道なので迷う心配はない。
釣瓶山が見えている。
木がみな斜めに立っているが、カメラは水平に構えている。
2021年12月09日 08:19撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 8:19
釣瓶山が見えている。
木がみな斜めに立っているが、カメラは水平に構えている。
落ち葉の下の木の枝を踏んで何度も足を滑らした。
かなりの急登。
2021年12月09日 08:27撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 8:27
落ち葉の下の木の枝を踏んで何度も足を滑らした。
かなりの急登。
武奈ヶ岳の山頂横に顔を出した朝日。
2021年12月09日 09:16撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 9:16
武奈ヶ岳の山頂横に顔を出した朝日。
釣瓶岳から蛇谷ヶ峰まで。
2021年12月09日 09:17撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 9:17
釣瓶岳から蛇谷ヶ峰まで。
山頂のすぐ北側に出た。
2021年12月09日 09:22撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 9:22
山頂のすぐ北側に出た。
いい天気の山頂。
2021年12月09日 09:26撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 9:26
いい天気の山頂。
白山、北アルプス、御嶽・・・
視界が広い。
2021年12月09日 09:28撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 9:28
白山、北アルプス、御嶽・・・
視界が広い。
2021年12月09日 09:28撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 9:28
2021年12月09日 09:28撮影 by  SH-03J, SHARP
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比良の上空も今日はピーカン。
2021年12月09日 09:29撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 9:29
比良の上空も今日はピーカン。
北風が強くて朝のうちはかなり寒かった。
2021年12月09日 10:05撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 10:05
北風が強くて朝のうちはかなり寒かった。
太陽が低いせいか、西南陵がセピア色に。
2021年12月09日 10:08撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 10:08
太陽が低いせいか、西南陵がセピア色に。
コヤマノ岳と蓬莱山。
2021年12月09日 10:11撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 10:11
コヤマノ岳と蓬莱山。
順光だと空が青い。
2021年12月09日 10:22撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 10:22
順光だと空が青い。
ワサビ峠
2021年12月09日 10:33撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 10:33
ワサビ峠
西の斜面を下る道も踏み跡も見当たらない。
スマホの画面に表示される過去のトレースだけを頼りに谷へ向かう。
2021年12月09日 10:46撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 10:46
西の斜面を下る道も踏み跡も見当たらない。
スマホの画面に表示される過去のトレースだけを頼りに谷へ向かう。
時々溝道の痕跡のようなものが現れては消える。
2021年12月09日 10:54撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 10:54
時々溝道の痕跡のようなものが現れては消える。
この谷を下る想定だが、谷道を下るリスクをしっかり回避できるよう慎重に。
2021年12月09日 10:56撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 10:56
この谷を下る想定だが、谷道を下るリスクをしっかり回避できるよう慎重に。
このルートで唯一見つけた昔の赤テープ。
2021年12月09日 11:02撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 11:02
このルートで唯一見つけた昔の赤テープ。
川に下りるポイントを探して斜面をトラバース。
2021年12月09日 11:16撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 11:16
川に下りるポイントを探して斜面をトラバース。
2021年12月09日 11:21撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 11:21
渡渉ポイント
2021年12月09日 11:22撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 11:22
渡渉ポイント
苔の間の水流は美しい。
2021年12月09日 11:46撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 11:46
苔の間の水流は美しい。
ヒトが歩けるようにはなっていない。
2021年12月09日 11:53撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 11:53
ヒトが歩けるようにはなっていない。
秘境を訪れたような苔の緑。
2021年12月09日 11:57撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 11:57
秘境を訪れたような苔の緑。
最後の斜面を下る途中、この岩の中で転倒。
2021年12月09日 12:24撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 12:24
最後の斜面を下る途中、この岩の中で転倒。
裾が岩の角に引っかかり、足が出ないまま頭から転倒した。
両足のすねを負傷したが幸い頭部や骨には異常はなく、痛みが落ち着いたところで下山続行。
2021年12月09日 12:25撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 12:25
裾が岩の角に引っかかり、足が出ないまま頭から転倒した。
両足のすねを負傷したが幸い頭部や骨には異常はなく、痛みが落ち着いたところで下山続行。
麓の寺(曹洞宗普済寺)に下山。
2021年12月09日 12:33撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 12:33
麓の寺(曹洞宗普済寺)に下山。
折れてなくてよかった・・・
2021年12月09日 12:41撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 12:41
折れてなくてよかった・・・
坊村までもうしばらくの散歩。
2021年12月09日 12:43撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 12:43
坊村までもうしばらくの散歩。

装備

個人装備
防寒インナー レインウェア上下 非常食 携帯電話 帽子 マグカップ タオル 救急用品

感想

dolceさんのレコで教えてもらった細川尾根のルートを歩いてみようと今回の計画。
下りには、これも初めてのルートになる三舞谷を歩いてみる。
手持ちの1/25000地形図にはワサビ峠から三舞谷へのルートは表示があるが細川尾根は無表示だ。

尾根道の登りは取り付きからしばらくは道がはっきりしていたが、急騰にかかるころには踏み跡は消えていた。
地形は太い尾根の一本道なので登る分には何の問題もない。
滑りやすい落ち葉の地面には苦労したが、休みながらでもなんとか自分で想定したペースで登りきることができた。
急登部のきついのはあるけれど、また歩いてみたい。

山頂で腹ごしらえを済ませ、北アルプス、御嶽までの展望も楽しんだあとは下りのルートへ。
ワサビ峠から地形図の点線の表示は続いているが、現場に立つと下り口がどこだか判別がつかない。
右に谷の始まりのような地形がある方へ、広い斜面をとりあえず下りだす。
スマホで位置確認をしながら画面上のトレースを追って下り続けることにする。

トレースのない山を歩くのはワクワクする。
目に映る苔の緑や谷川の流れがなんだかとても貴重な珍しいものに思える。
よく言われる谷を下る際のリスクには最大限注意しながら、斜面の勾配や岩の崖など進退窮まるようなシーンを前もって避けられるよう目を配りながら進むのが楽しい。

斜面を下るうち、足の動きは徐々に鈍くなっていたんだろう。
しっかり足を下ろせていないから地面の凹凸を吸収できていなくて変によろめいたり、落ち葉の下の濡れた木の枝を踏んで足を滑らすことが目に見えて増えてきていた。

標高は500mを切り、最後の下り斜面にかかった。
傾斜は少しましになっていたが、岩がごつごつ覗いていて足の踏み場に気を使う。
それでもゴールが近い気楽さでリズムよく足を運んでいた。
裾が岩に引っかかったように感じたが、次の瞬間には足が出ないまま上体が斜面の下に向かって倒れ込んでいくところだった。

スローモーションのように顔に近づいてくる地面と突き出す岩が見え、頭と顔を守ろうと片手をついて上体を反転させ、背中から岩にぶつかった。
ザックがクッションになってくれることは何度か経験していたので、これで助かったと思った瞬間、岩の隙間に落ち込むように上体が背中から沈み、足が浮いて後ろ回りを始めた。

一回転して下りてきた足が岩にぶつかり、向こう脛を強か打ちつけて激痛が走ったが、そんなことよりもまず身体を止めることと頭を保護することに全神経が行っていた。

足以外はどうやら異常がないことは分ったが、その足はしばらくは触れないほど痛んだ。
骨折していたら、手持ちの包帯と落ちている木の枝で固定くらいはできる。
ただ自力で下りるのは相当苦労しそうだ。
そんなことを思いながらしばらくじっとしていた。
そっと触ってみて、どうやら骨に異常がないこと、もうしばらく時間をおいて、何とか立てる、歩けると目処が立ち、ゆっくりゆっくり下りだした。

麓に下りてから裾をめくると、ひどく擦りむいていた。
でもズボンのおかげで汚れてもいず、よくこれだけで済んでくれた。
弁慶の泣き所だけに痛みはなかなか収まらないが、ほっとした気持ちの方が強かった。

山でドキドキワクワクのプチ冒険をする中で、このくらいの傷はあって当然かとも思う。
子供の時から痛みにはからきし弱いくせになんだかんだケガをして帰ることは当たり前にあった。
だから最悪を避ける反応を体がしたのかはわからない。
こんな不注意な山行で大事にならなかったのは単に運が良かっただけ、かもしれない。
ただ自分の中で、次回の山行で留意するべきポイントがひとつ増えたことは必ず財産になる。
スキル不足をカバーしてくれるGPSの恩恵もしっかり受けながら、自分のキャパを少しずつ広げたい。

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コメント

monさん こんにちは

ご無事で何よりでした
痛々しくて他のことが飛びましたよ

階段は最後の一段で落ちると親の教えの中にあります(最後になると気持ちが緩むから下りきるまで気を付けてという意味)

苔と水流、風情があって美しいですね

武奈ヶ岳はコースが色々あるのですね
それだけ道迷いがあり怖いと思って拝見しています
2021/12/11 14:24
mermaidさん こんにちは
ありがとうございます。

階段は・・・の話、同じことを頭に浮かべながら歩いていたんです。
足が思うほどには動いていないぞ、と自覚もしていたんですが。

あの谷は今回初めて歩きましたが、昔は道があったのだろうとかすかな痕跡は見つけました。
ただ線に繋げて辿れるほどのものはなく、想像力を目一杯働かせながらの下りは楽しかったです。

最後はちょっと恥ずかしいオチがついてしまいましたが、ぜひもう一度歩いてみたいと思っています。

おっしゃる通り、比良にはルートが多くあります。
不用意に歩くと道に迷う危険はあります。
ただ、来てよかったと思える世界が広がっていることも事実です。

この比良を歩かれたら、merさんからどんな言葉が生まれるのか、ちょっと楽しみです。
2021/12/11 16:37
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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