硫黄岳敗退〜夏沢鉱泉でまったり

2013年12月13日(金) 〜 2013年12月14日(土)

• GPS: 02:55
• 距離: 5.8km
• 登り: 420m
• 下り: 404m

コースタイム

14日
夏沢鉱泉　7:10
オーレン小屋　8:10-8:20
夏沢峠　8:50-9:05（硫黄岳断念）
夏沢鉱泉　9:45　

天候

13日：曇り・小雪
14日：曇り・稜線は風雪

アクセス

利用交通機関：

自家用車

夏沢鉱泉最寄りの桜平駐車場までは車高の高い4駆＋スタッドレスで何とか入れますが、雪道に慣れていない方はやめておいた方が無難です。
私は唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐に停めて送迎して貰いました（宿泊者は無料送迎）

コース状況／危険箇所等

夏沢鉱泉までは宿の車が送迎してくれます(宿泊者のみ）
歩くと3時間だそうです。

【夏沢鉱泉−夏沢峠】
先週末までは積雪が少なかったようですが、ここ数日の寒波で一気に積もりました。
夏沢峠までの道は深い樹林帯ですがルートははっきりしており、トレースが無くても迷うことは無いと思います。
今日はワカン無しで大丈夫でしたが、これからはワカンを使ってのラッセルになると思います。
【夏沢峠−硫黄岳】
夏沢峠に立つと突然の強風に晒されます。
峠を出てすぐに森林限界を超え、硫黄岳までは吹きさらしの稜線ですので天候を見ながら、危ないと思ったら中止して下さい。（私は中止しました）
ここからは完全にアイゼンとピッケルの世界です。

写真

12/14 18:21

唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐、ここまではタクシーも入る普通の道です（スタッドレスは必要です）

12/14 18:21

分岐に車を停め送迎車を待ちます。(ちなみにここは駐車場では無いので、後から車道に移動しました）

12/14 18:19

桜平までは車高の高い4駆なら入れますが、雪道に不慣れな方はやめておいた方が無難です。

12/14 18:22

夏沢鉱泉。山小屋と言うよりひなびた温泉宿と言った風情。食事も立派です。

12/14 18:22

沢沿いの道を登り始めます。天候は予想通り最悪、先行きが不安です。

12/14 18:22

途中の道標。ずっと深い樹林帯ですが道は明瞭でトレース無しでも迷うことは無いと思います。

12/14 18:23

昨日からの新雪をまとい、きれいな樹林帯を進みます。

12/14 18:23

お約束のアーチ。意外に低く頭をかがめて通過します。

12/14 18:23

今回もノートレースのルートを進みます。北八もメインルートを外すとラッセルが楽しめます。

12/14 18:23

オーレン小屋。冬期閉鎖中ですが冬期小屋が解放されています。

12/14 18:23

こちらが冬期小屋。入口は閉まっていますが正面左側の窓から入れます。

12/14 18:23

小屋も凍り付いています。手元の温度計でマイナス12度。

12/14 18:24

夏沢峠方面を見上げます。稜線の強風の音がゴウゴウと響いています。

12/14 18:24

こちらは赤岩の頭への道。雪崩の危険があるようですので要注意です。

12/14 18:24

オーレン小屋から一登りで夏沢峠到着。2軒の山小屋の間を登山道が通っています。

12/14 18:24

夏沢峠から硫黄岳方面を望む。強風とガス、風雪が激しく今回はここで撤退しました。

撮影機器：

D5100 ニコン

感想

yamaya1127

先月天狗岳の帰りに本沢温泉から見た硫黄岳がかっこ良かったので、早速登りに行ってきました。

硫黄岳は何度も登っているのですが、いつも赤岳鉱泉から横岳とセットで登っていて硫黄岳単独で登った事は無かったので、今回は初めて、夏沢鉱泉から硫黄岳のみを単独で狙いました。

結果は大寒波で敢えなく敗退。
夏沢峠までの新雪のラッセルは楽しかったのですが、稜線上の強風は予想以上で森林限界以上の吹きさらしの稜線はガスでの視界不良と合わせ私にはちょっと厳しそうだたので、「勇気ある撤退」をしました(笑）

初めての夏沢鉱泉は、ほとんど温泉旅館の乗りで快適そのもの、温泉良し、イノシシ鍋良し、雪見酒良し、スタッフも最高でゆっくりくつろげました。

今年最後の山は山頂は踏めませんでしたが、ゆったりまったり雪遊びが出来て楽しい山旅になりました。
さあまた来年もがんばろ〜(^^)/~~~