いろんな空模様が楽しめた 北八ヶ岳・北横岳 縞枯山
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- GPS
- --:--
- 距離
- 6.4km
- 登り
- 438m
- 下り
- 433m
コースタイム
10:05 縞枯山荘
10:32 縞枯山 山頂 10:40
11:13 坪庭南口
12:00 北横岳ヒュッテ
12:21 南峰 12:28
12:33 北横岳 山頂 12:47
12:54 北横岳ヒュッテ 13:10 ※軽食
14:00 山頂駅
天候 | 午前中ガス 午後は晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
http://kitayatu.jp/ropeway/ 駐車場までの道のりは凍結箇所も多く、スタッドレス必須。 ロープウェイ始発は9:00 以降、毎時00、20、40分に発車 16:00が最終 |
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪は深いところで60cm程度 道は10cm程度に整備されています 道がはっきりわかる状態にあり、道迷いの可能性は低い 雪質はサラサラしており、ピッケルは使う場面無し。 アイゼンは12本爪を念のため履いた。 北横岳山頂はやや凍結しているが危険箇所はなし。 気温は山頂駅で-11度と掲示 山頂は風が強くそれを軽く凌ぐ寒さでした 風が強く吹くと氷粒が顔に叩きつけられるオマケつき 防寒はしっかりする必要がある 登山ポストはロープウェイ駅に設置 トイレは山麗駅は無料、山頂駅は100円 |
写真
感想
北八ヶ岳でロープウェイを使うことで比較的簡単に
冬山登山が出来る北横岳・縞枯山に行ってきました。
今年最後の登山のつもりなので良い場所を、と思い場所を決定。
ただ、天気予報を見ると麓の茅野市の前日発表の天気は曇り予報。
東側の佐久穂町が晴れ予報ということで晴れる可能性はあると
思っていましたが確証はなく、ほとんど運試しでした。
今回、西穂独標で同行したほとんど登山経験が無いメンバーも参加です。
■山頂駅〜縞枯山
山頂駅に着くと一面ガス・・・。
山麓は街側は晴れ、山側はガスといった状態だったので
見当はついていましたが目の前の光景に場所の選択を誤ったか不安になります。
それと寒さは-11度発表でしたが体感的には
この段階で先週の木曽駒を超えている気がしました。
駅でアイゼン等の準備をし、午後から晴れるという根拠の無い自信のもと
本命の北横岳は置いておいて先に縞枯山に行く選択をします。
縞枯山荘までは何てこと無い道が続きます。
樹氷の光景に目を奪われているとあっという間に着きます。
山荘から縞枯山への登り道までは山と山の谷間になっているからか、
風が強い印象でした。
縞枯山の山頂への登りは思ったより傾斜がきついです。
ただ、本日は雪質も良く歩みをすすめていけば難なく登れます。
経験の浅い同行者の彼も多少バテ気味ではありましたが問題なく登れてます。
雪道じゃなかったほうがつらかったかも、とのこと。余裕ですね。
山頂は背がやや低い木に囲まれており、ほぼ眺望はありません。
頭上に響く風切音を耳にしつつ休憩し、下山します。
下山もしっかり踏み込んでいけば難なく下れました。
ただ、凍結していたら嫌な道だったかもしれません。
■坪庭〜北横岳山頂
縞枯山からの帰路途中にある坪庭の南口より北横岳に向かいます。
石積みの階段を登っていると急に明るくなりました。
振り返ると一部に青空が!
一気にテンションアップでわーわー騒ぎます。
その後も坪庭を歩いていると定期的に雲が途切れ
青空が見えるタイミングが増えてきました。
その度に景色を見てしまいペースダウン。仕方ないですよね。。
途中すれ違った方も笑顔でカメラのシャッターを切ってました。
坪庭を抜けると樹林帯に入ります。
登りなのですが、縞枯の山頂直下に比べると緩いです。
多少登ると見晴らしのよい箇所があります。
そこからは縞枯山や茶臼岳の山々と雪に覆われた樹林帯の絶景が見えます。
しばし時を忘れ眺めた後、再び歩みを進めます。
そこから5分程度歩くと北横岳ヒュッテに到着です。
小屋前はベンチがおいてあり、
いくつかのグループの方たちが休憩していました。
休憩してもよかったのですが、先を見たい欲求に駆られ
そのまま歩みを歩みを進めます。
10分ほどそれなりにきつい坂を上ると樹林帯を抜けます。
・・・と同時に強烈な風が襲ってきます。
たまに吹く突風は氷が混じっており、顔がとても痛いです。。。
風が弱まったのを見計らって近くに見えているピークに向かいます。
2分ほどで南峰に到着です。
ここからの景色は素晴らしいです。
北側を向くと蓼科山、南側を向くと八ヶ岳が見えます。
今日は生憎八ヶ岳の上には分厚い笠が覆っていましたが、
それはそれで素晴らしい景色でした。
寒さの我慢の限界が近づいてきたので
北峰に向かうために樹林帯に入ります。
この道、風が無いだけですごく快適に感じます。
5分ほどで北峰に到着。
こちらは先ほどは遠かった蓼科山が近くに見えます。
一通り記念撮影をしたあともう限界、とばかりに下山。
■総括
今年最後を掲げて登った北横岳。
久々にピーカンじゃないコンディションでの登山でした。
完全にガス山だった序盤はどうなるかと思いましたが、
結果的には刻々と変わる空模様に翻弄されながらも
様々な光景に出会うことが出来た満足いく登山が出来ました。
ほとんど未経験者の彼も寝不足気味でつらそうでしたが、
装備や行程は問題なさそうでした。
緊張感は必要ですが、比較的簡単に雪山が体験できる良い山だと思います。
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