*八ヶ岳 裏同心ルンゼ*
- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 885m
- 下り
- 886m
天候 | 14日 曇り 15日 ほぼ曇り、ルンゼ内&ルンゼを抜けたあたりは時々強風が吹いていました。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
既に四駆のスタットレスタイヤで車高が高くないと上がっていけないと思います。 駐車場代 2日間 2000円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ルートは手書きです。 赤岳鉱泉までは北沢ルート。 雪も少なくまだ登山道は凍っていないのでアイゼンをつけずに歩きます。 〇ジョーゴ沢〇 氷の状態はあまり良くないです。 F1の先は特にまだ水が染み出ているところも多かったです。 〇裏同心ルンゼ〇 F1 幅広の氷瀑(15m) 沢山の方が登られた後だった事もあり階段状になっていたりして 初心者の私としてはありがたかったです(^^;) 氷の状態はやはりグサグサしているようです。 F2 三段凹状(40m) 迫力ありましたがひとつひとつ登って行けば大丈夫です。 F3 (8m) このあたりからは撤退された方やトレーニングの方などが下降されたので いくらか渋滞が無くなり氷の状態も少しだけよくなりました。 F4 ナメ状の滝(20m) そのままナメ状がしばらく続きます。 F5 (10m) ここが私にとって最大の核心部でした。 登りやすいルートは先行グループが取り付いていたので 左側のちょっとしんどいルートを上がることにしました。 最上部がシャンデリアになっていたのでその氷が落ち ハング状になって厳しかったです。 12月15日現在の氷の状態はあまりよくなかったです。 氷の下を水が流れている場所が多々ありました。 |
写真
感想
この週末の氷の状態はまだまだでした。
これから更に発達していくと思いますが・・・
一部水が染み出ていたり、中で水が流れているのが
見える薄さでした。。
15日はヘリが数往復してるのが下山中に見えましたが、
ジョウゴ沢にて死亡事故があったのが後日分かりました。
お悔やみ申し上げます。
常に危険と隣り合わせではありますが、
自分の技術と経験をさらに増して
リスクを少なく出来るように精進します。
師匠に裏同心ルンゼから小同心クラックへの計画書が送られてきたのが11月下旬。
えぇ!?
私はまだ本チャンの経験ほとんどないし、アイスに至っては
去年赤岳山荘のミニミニアイスキャンディーを一度かじっただけだったから不安でいっぱい。
初日はジョウゴ沢でアイスクライミングの基礎の基礎を教えていただき
その晩は赤岳鉱泉の美味しいステーキに舌鼓を打ちつつ頑張って担ぎ上げた
大好きな永井酒造さんの「谷川岳」の一升瓶を抱えて飲み明かす(*^^*)
翌日は裏同心ルンゼへゆっくりと出発したので案の定大渋滞。
積雪前の今の時期にしか入れないのだから集まるのも仕方ないですね。
やはり、初めてのアイスでの裏同心は緊張してガチガチでした。
つい、かかとが上がり気味になってしまってすぐにふくらはぎがパンパン。
それでもアックスをつかう腕はそれほどパンプしなかった。
おぉ。私結構いけてる???
仲間にはアックス全く効いていないぞぉ。(笑)って。
はっ!( ゜Д゜)そういう事か!まだまだなんです私。
特に最後のF5では怖くて怖くてビレイしてくださっていた大師匠に
ずっとテンションかけててくださぁい!って懇願していたもの(^^;)
なんとか頑張って上りつめた時、感無量でした。
ただ、隣で登られていた方が私の真横で登り上げる直前のところで
グラウンドフォール気味に一回転して落ちて行った。
アックスが一本氷に残されたまま・・・
本当に血の気が引きました。
幸いその方は怪我などなかったようでホッとしました。
当初の予定では裏同心ルンゼから小同心クラックへと上り詰めるはずでしたが
、大渋滞にはまってしまったので裏同心ルンゼを抜けたところでタイムアウト。
大同心稜へ下る前、温かいお茶を飲んでいたら、
それまでほとんど姿を現さなかった大同心と小同心がす〜っって姿を現したの。
登り終えた充実感とその美しい景色に本当に来て良かったって心から思いました。
今回も経験豊富な素晴らしい大師匠さまと、ちょっぴり怖いけどずっと一緒にお酒を酌み交わしてくれた師匠、
冬の八ヶ岳で手袋外して腕まくりするおかしなヤマちゃんとご一緒できて
厳しかったけど楽しくとても充実したものでした。
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