金ヶ岳(2回目)〜茅ヶ岳(2回目)
- GPS
- 09:03
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 997m
- 下り
- 982m
コースタイム
- 山行
- 7:34
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 8:56
○金ヶ岳〜茅ヶ岳間で友人がルートを間違ってしまったので20分のロス。
○茅ヶ岳から大机(千本桜)へ下る尾根の1404mピーク前後は小さなアップダウンと岩場を繰り返すので案外時間がかかった。
○大机(千本桜)の手前の急坂で友人が踏ん張りが効かず苦戦し、時間を要してしまった。
ということで“歩くペース”が「1.4〜1.5」となってしまった。いくら足の速くない私でもこんな数値は初めてだ。
天候 | 快晴。午後から風強し。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
○金ヶ岳手前の尾根は痩せていて小さな岩場やお助けロープがあるが少し難儀した。 ○金ヶ岳〜茅ヶ岳の稜線には消え残りの雪が薄く残っていた。金ヶ岳南峰の北側と茅ヶ岳の北側はその雪が凍結していて、少し滑りやすかった。 ○茅ヶ岳から大机(千本桜と)へ至る尾根の1404mピークを過ぎてからの急斜面の下りは落ち葉と柔らかい土で踏ん張りが効かずずるずると滑った。 |
その他周辺情報 | 周辺に温泉複数あり。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
---|
感想
2021年12月19日(日)【金ヶ岳〜茅ヶ岳】
11月の南アルプス前衛の雨乞岳山行のあと、若干の燃え尽き症候群を覚えてしまい、2週ほど山へ出掛けていなかったが、先週末は友人からお誘いがあったので、私にとっては1991年11月以来30年振り、友人にとっては初めての茅ヶ岳へ行ってきました。
30年前は深田記念公園から茅ヶ岳、金ヶ岳をピストンしたので、今回は明野ふれあいの里から金ヶ岳へ登り、茅ヶ岳へ縦走して、大机(千本桜)へ下って登山口に戻る周回コースにしました。
<山行記録>
韮崎ICを降りて、南アルプスや八ヶ岳は残念ながら雪雲の中で見えないが、晴れていればとても眺めが良さそうな丘陵地帯を走って、明野ふれあいの里に7時前に着いた。道路脇のスペースには車が数台とまっていたが、ハイカーの気配はなかった。
快晴の空のもと、7時過ぎにスタート。朝食の煙たなびくキャンプ場横の林道を通り、前山大明神林道を横断して、金ヶ岳の山頂に至る尾根道に取りついた。
緩やかな尾根道は上の方に葉を付ける針葉樹とすっかり葉を落とした広葉樹に覆われていて、風の音と野鳥のさえずりが時折聞こえるだけでとても静かだった。
登山道の傾斜が増してくる頃には朝陽が当たるようになったが、ただひたすら落ち葉を踏みながらの直登が続いた。
標高1500mあたりになると急坂が終わり、岩場もある痩せ尾根に変わった。ストックが邪魔になる段差の登降もあったり、シルエットになった茅ヶ岳と富士山が並んで見えるところで写真を撮ったりして、予想外に時間がかかった。
10時過ぎに誰もいない金ヶ岳の山頂に着いた。樹木に囲まれて西側だけ少し眺めがあるが、南アルプスには相変わらず雪雲がかかっていた。富士山にも雲がかかり始めていた。
時間はまだ早いが茅ヶ岳の山頂はドロドロが予想されるので、ここでお昼を摂ることにした。お湯を沸かしたりしていると、ハイカーが数人登ってきた。
暖かいカップ麺を食べてお腹も落ち着いたところで、茅ヶ岳へ続く稜線に入った。所々に雪が薄く消え残っていた。金ヶ岳の南峰への登り返しはその雪が凍結していて、少し滑りやすかった。
南峰に眺めはなく、2,3の小さなコブに分かれていて、茅ヶ岳の鞍部への急坂に入るところに、観音峠への分岐があった。友人は先に進んでいるのか、姿がなかったので、私も先に進んだ。
シルエットになった茅ヶ岳を正面に眺めながらの急坂の下りは所々に東西にも眺めがあり、東側には曲岳〜黒富士、太刀岡山などがよく見えた。
先に進んでいるはずの友人の気配がいっこうにないので、誤って観音峠への道標に従って、東へ進んでいるのではという疑念を抱き始めた。そんな時、友人から電話が入り、疑念のとおり、道を間違っていたことが判明し、友人を待つことにした。幸い風は殆どなく、陽がよく当たっていたので、暖かいくらいだった。20分ほどで友人が追いついたので、先に進んだ。
鞍部からの登り返しは急坂の連続ではなかったが、消え残りの雪が凍結していて、滑りやすかった。
茅ヶ岳の山頂には時間が遅くなったせいか、もう誰もいなかった。背の低い灌木?が少し邪魔になるものの、360度の素晴らしい眺めが広がっていた。南アルプスや八ヶ岳は雪雲を被って見えなかったが、雪をまとった金峰山や瑞牆山はよく見えた。
風が出てきて寒いので、写真と動画を撮り終えると、大机(千本桜)へ降るコースに入った。落ち葉と落ち葉の下で霜柱が溶けた黒土はとても滑りやすかった。1404mピークの前後は、殆ど高度が下がらないが、小さなアップダウンと岩場が繰り返し現れて、案外時間がかかった。
樹間からずっと見えていた金ヶ岳に分かれを告げて、再び下りになった。尾根が広がって、さらに傾斜が増すとしっかり踏ん張らないとずるずると滑るような落ち葉と柔らかい土の急坂が続いた。
悪路の急坂を下り切ると嘘のように穏やかな登山道となり、しばらく進むと千本桜と呼ばれる丘に出た。桜の季節は残雪の富士山や南アルプスな眺めとともにさぞかし素晴らしいところだろう。
丘を下ると未舗装の林道に出た。終点まで進むと舗装路の前山大明神林道に出て、緩やかに登り返すと金ヶ岳の登山口に戻った。あとはキャンプ場の横を抜けて車を置いたところまでのんびり下るだけだった。
12月も後半だからだろうか、山中で見かけたハイカーは5,6人ほどで、静かな山旅となった。
おしまい。
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